クレジットカード活用術
【第25回】 2014年10月30日 菊地祟仁

楽天カードの最上位「楽天ブラックカード」入手!
あまり知られていない「楽天ブラックカード」の
お得すぎる驚異的なサービス内容を一挙公開!

 前回は、楽天の共通ポイントサービス「Rポイントカード」の紹介をしました。「Rポイントカード」が始まったことで、街の中でも「楽天スーパーポイント」を貯めたり、使ったりすることができるようになり、人気の「楽天カード」の魅力が増しています。

【※「楽天カード」の関連記事はこちら!】
「楽天カード」にメリット追加で還元率もアップ!さらに「楽天カード」と「楽天モバイル」の兼用でスマホ代の節約+楽天ポイントがザクザク貯まる!

 その「楽天スーパーポイント」を一番貯められるカードとして「楽天カード」を紹介しましたが、今回は「楽天カード」の一般カード以外のラインナップを紹介し、それぞれのお得な特典を紹介したいと思います。

海外の空港でVIPラウンジが使い放題になる
「プライオリティ・パス」が手に入る「楽天プレミアムカード」

 年末が近くなり、海外旅行を検討している人も多いのではないでしょうか? そんなとき、空港でラウンジを使えると、ちょっと優雅な気分になりますよね。

 しかし、空港のラウンジと言っても、手荷物検査前にあるラウンジと手荷物検査後にあるラウンジがあります。一般的なゴールドカードで「空港のラウンジが利用可能」とある場合、利用可能なのは前者の「手荷物検査前にあるラウンジ」がほとんどです。搭乗するには手荷物検査を受けなければならないため、搭乗時間ギリギリまでラウンジを利用することはできません。

 一方、手荷物検査後にあるラウンジは、搭乗開始のアナウンスがあってからラウンジを出ても十分に間に合う位置にあるので、搭乗ギリギリの時間までゆっくりできます。この「手荷物検査後にあるラウンジ」には、各航空会社が上級会員やビジネスクラス以上の利用者向けに提供しているラウンジと、「プライオリティ・パス」の保有者が入室できる「VIPラウンジ」があります。上級会員とは、その航空会社をたくさん利用するユーザで、頻繁に飛行機で出張するようなビジネスマンでなければなかなか上級会員にはなれないでしょう。

 ところが、入室するには「プライオリティ・パス」が必要となりますが、逆に言えば「プライオリティ・パス」を持ってさえいれば、誰でも使えるのがVIPラウンジです。この「プライオリティ・パス」には3つのプランがあります。

会員ランク 年会費 会員料金/回 同伴者料金/回
 スタンダード会員  99米ドル
(約1万円)
 32米ドル(約3200円)  1人32米ドル
 スタンダード・
 プラス会員
 249米ドル
(約2.5万円)
 年間10回まで無料。
 11回目以降32米ドル
 1人32米ドル
 プレステージ会員  429米ドル
(約4万7000円)
 年間何度でも無料  1人32米ドル

 それぞれのプランの内容と料金を比較すると、年間1~5回まではスタンダード会員、6~15回まではスタンダード・プラス会員、16回以上はプレステージ会員がお得になります。

 とはいえ、1回の利用でも約1万2600円(1米ドル=100円で計算、以降も同様)と高額なので、正直「プライオリティ・パス」にお金を支払う価値があるのかどうかは微妙です。

 しかし、実は「プライオリティ・パス」の最上級会員のプレステージ会員資格を、付帯サービスとして利用できるクレジットカードが存在します

 例えば、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」や「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」など、年会費の高いプラチナカードには無料で付帯しています。

 しかし、これらのカードの年会費は2万円以上。「プライオリティ・パス」のプレステージ会員の年会費は約4万円なので、それだけでクレジットカードの年会費のモトは十分に取れますが、実はもっとお得に「プライオリティ・パス」が手に入るクレジットカードがあります。

 それが、年会費が1万円(税抜)でプレステージ会員の「プライオリティ・パス」が付帯している「楽天プレミアムカードです。

 年会費1万円(税抜)の「楽天プレミアムカード」を保有すると、年会費が約4万7000円(429米ドル)の「プライオリティ・パス」のプレステージ会員資格が付帯する。つまり「プライオリティ・パス」だけ考えてもお得なカードと言えるでしょう。

「プライオリティ・パス」だけじゃない!
「楽天プレミアムカード」を使うメリットとは?

 さらに、「楽天プレミアムカード」の場合は、楽天グループでのポイント付与が「楽天カード」より増えるのも魅力的です。

 「楽天プレミアムカード」には、ポイントが優遇されるコースが3つあり、「楽天市場コース」「トラベルコース」「エンタメコース」から選ぶことができ、そのコースの利用で1%多くポイントが獲得できるのです。

 例えば、「楽天市場コース」を選ぶと、特定の曜日に楽天市場を利用するとポイントがプラス1%に、「エンタメコース」は、楽天VIDEO、楽天ブックス、楽天レンタルの利用でプラス1%、トラベルコースは楽天トラベルの利用でプラス1%と、それぞれ合計3%(通常のポイント+クレジットカード決済のポイント+コースごとのボーナスポイント)のポイントを獲得できるのです。つまり、還元率が3%にも達するのです。

 この「プラス1%」のボーナスポイントは期間限定ポイントとなりますが、前回紹介したように期間限定ポイントも「Rポイントカード」で消費できるので、街中でも積極的にポイントを利用するようにすれば期間内に使い切ることができるでしょう。

 このように、ポイント還元率でもお得な「楽天プレミアムカード」ですが、「楽天プレミアムカード」に付帯する「プライオリティ・パス」には欠点もあります。それは、同伴者は有料となることです。

 これは「楽天プレミアムカード」の欠点というよりは、ほとんどのプラチナカードに付帯する「プライオリティ・パス」の欠点とも言えます。これらの「プライオリティ・パス」は、本会員以外は同伴者となるため、入室するには別途1人当たり約3200円(32米ドル)必要なのです。

 例えば、家族での旅行で、夫婦+子供1人で入室すると合計で6000円も支払わなければなりません。また、同僚との出張でも1人だけラウンジに入るというのは気が引けます。VIPラウンジを使うのであれば、同伴者もできるだけ無料にしたいところです。

 しかし、同伴者も無料になる「プライオリティ・パス」が付帯しているクレジットカードも存在するのです。

同伴者2名まで空港のVIPラウンジに無料で入室できる
「楽天ブラックカード」のサービス内容とは?

 「楽天カード」「楽天プレミアムカード」はご存じの方も多いと思いますが、実は「楽天カード」のラインナップには、以下の3枚のカードがあります。

 「楽天カード」「楽天プレミアムカード」「楽天ブラックカード」

 あまり知られていない「楽天ブラックカード」ですが、基本スペックは年会費が3万円(税抜)、国際ブランドはMasterCardのみとなり、「楽天カード」「楽天プレミアムカード」のMasterCardブランドからの切り替えでもカード番号は変わります。

【※編集部追記】
2016年末より、「楽天ブラックカード」の国際ブランドにJCBが追加されました。

 基本的には「楽天カード」「楽天プレミアムカード」の利用者の中から選ばれた方だけが申し込めるインビテーション制のクレジットカードで、誰でも申し込めるわけではありません。

 では、「楽天プレミアムカード」と「楽天ブラックカード」のスペックを比較してみましょう。

  楽天プレミアムカード 楽天ブラックカード
 カードフェイス
楽天ブラックカード
 年会費
(税抜)
 本会員 1万円 3万円
 家族
 カード
5000円 無料、
上限2枚まで
ポイント
優遇
 1.楽天市場コース 1~3から1つ選択、
それぞれ+1%
+1%
 2.トラベルコース
 3.エンタメコース
 誕生日月の楽天市場、
 楽天ブックスの利用
+1% +1%
 プライオリティ・パス 本会員無料 本会員無料、
同伴者も
2名まで無料
 国際ブランド Visa、JCB、
Master
JCB、Master

 まず、「楽天ブラックカード」の特徴は、「プライオリティ・パス」で利用できる空港のVIPラウンジを、本人はもちろん、同伴者2名まで無料になるという点です。

 ただし、「楽天プレミアムカード」と「楽天ブラックカード」の年会費は2万円(税抜)の差があります。それほど空港ラウンジを使う機会がないのであれば「楽天プレミアムカード」で十分でしょう。

 しかし、「楽天プレミアムカード」の場合は家族カードを発行すると5000円(税抜)が必要となるのに対し、「楽天ブラックカード」の場合は家族カードの発行が無料ですので、家族カードを利用している場合は年会費の差は1万5000円(税抜)と小さくなりますので、家族カードの有無も考慮したほうがいいでしょう。

 また、「楽天ブラックカード」は「楽天プレミアムカード」のコース選択が不要で、3つのコースすべてでプラス1%のボーナスポイントが付与されます。楽天市場の利用(特定の曜日)でも、楽天トラベルでも、楽天VIDEOや楽天ブックス、楽天レンタルの利用でも、常に合計3%分のポイントを獲得できるのです。

 毎年一回は海外旅行に行く、毎年一回は海外出張がある、というような独身のビジネスマンは、「楽天プレミアムカード」の「プライオリティ・パス」を活用すれば十分かもしれません。しかし、毎回家族や同僚などの同伴者もいる場合は「楽天ブラックカード」を目指すのもいいと思います。ただし、「楽天ブラックカード」の審査はかなり厳しいようなので、まずは「楽天プレミアムカード」をメインカードとして利用して、インビテーションが来るのを待ちましょう。