伊藤忠商事
創業者である伊藤忠兵衛の姓名に由来している。1858(安政5)年、初代伊藤忠兵衛が、大坂経由、泉州、紀州へ麻布の行商を開始(伊藤忠商事創業年)。1872(明治5)年、呉服太物商「紅忠」を創立。1893(明治26)年、「伊藤糸店」を開店。1914(大正3)年、個人経営の組織を改め、「伊藤忠合名会社」を設立。1918(大正7)年「伊藤忠商事」を創立し、現在に至る。
関連ニュース
神宮外苑再開発が暗礁に乗り上げた裏事情、森元首相に長生きを誓わせた「極秘計画」の顛末
ダイヤモンド編集部,岡田 悟
東京都心のオアシス、明治神宮外苑。その再開発計画が今、暗礁に乗り上げている。都民に長年憩いの場を提供してきた少なくない木々を犠牲に、スポーツ施設の刷新のみならず、超高層ビル建設計画が進んでいることが浮上したからだ。都心超一等地の再開発を巡る大物政治家たちの暗躍を描く。

予告
「5年後の業界地図」は円安・インフレで大激変!13業種の株価&給料&再編を徹底分析【2022年版】
ダイヤモンド編集部
特集『円安・金利高・インフレで明暗くっきり! 株価・給料・再編 5年後の業界地図』では、注目13業種の先行きを大分析。業界内序列や格差の行方を展望するとともに、気になる年収の比較や成長株ランキング、「テンバガー企業」の経営者インタビューなどを併せてお届けする。

トヨタ“絶頂決算”でも今期は「2割減益」の理由、財務3表で解き明かすアキレス腱の正体
ダイヤモンド編集部,浅島亮子
『週刊ダイヤモンド』6月25日号の第一特集は「決算書100本ノック!2022年夏版」です。シリーズ累計134万部を突破する人気企画がこの夏も帰ってきました!中でも人気なのが、ダイヤモンド編集部の業界担当記者が決算書を通してニュースを解説する事例集です。財務もニュースも分かる「決算書バイブル」をお届けします。

第38回
伊藤忠が「安宅・東亜石油問題」で瀕死に、苦境を支えた3社長の功績とは
野地秩嘉
1974年、伊藤忠の社長は中興の祖と呼ばれた越後正一から戸崎誠喜に代わった。戸崎は在任中の思い出を次のように語っている。「在任中の大きな案件としては、(1)安宅産業の合併(2)東亜石油問題(3)東京本社ビル(青山、外苑前)の建設-の三つが挙げられます。

第37回
伊藤忠商事の商売は「ファミリーマート」の店内を見ればわかるワケ
野地秩嘉
石油ショックは1970年代に2度、起こっている。第1次石油ショックは1973年。第4次中東戦争を機に起こったもので、この時OPECは石油の公示価格を約2倍に引き上げた。石油自給率の高いアメリカ、ソ連(当時)はともかく、日本とヨーロッパは大きな打撃を受け、トイレットペーパーや洗剤の買い占めが起こった。

#1
社外取締役・実名ランキング【上位4000人】報酬、兼務、業績で9400人の全序列を初試算
ダイヤモンド編集部,清水理裕
日本企業の社外取締役「全9400人」を網羅した実名ランキングを初公開する。上場企業の社外取の報酬や兼務社数、企業業績など六つの軸で徹底評価し、全9400人を序列化した。1000点満点の独自試算による本邦初公開のランキング上位4000人の実名と総得点を紹介する。

第36回
「元大本営参謀」の伊藤忠会長が説いた、軍隊と会社の組織運営の相違点とは
野地秩嘉
瀬島龍三の伊藤忠時代の仕事をあらためて考えると、いすゞ、GMの提携に見るような調整役としては機能した。世界最大の企業といすゞが提携できたのは、いすゞの代わりに交渉した伊藤忠が両者に気を配り、落としどころがわかっていたからだ。

第35回
「伊藤忠商事の元陸軍参謀」が残した、大胆な経営が可能な仕組みとは
野地秩嘉
伊藤忠は、1971年にいすゞ、GMの提携を仲介して初めて総合商社として認められたようなもので、それまでは大阪から来た繊維商社にすぎなかった。売り上げは1兆円を超えていたし、戦前からの歴史のある会社ではあった。だが、GMのパートナーとなるまでは、関西発の一繊維商社のイメージから抜け出すことはできなかったのである。

#19
伊藤忠出身の「ほけんの窓口」猪俣礼治新社長を直撃!新たな経営方針は?
ダイヤモンド編集部,藤田章夫
乗り合い代理店業界のリーディングカンパニー、ほけんの窓口グループの3代目社長に、伊藤忠商事出身の猪俣礼治氏が就任した。保険ショップの集客が依然厳しい中、どのように窓口のかじ取りを担うのか、直撃インタビューした。

第34回
伊藤忠商事が「オイルショックの商社叩き」で得たものと失ったものとは
野地秩嘉
東亜石油の失敗が明らかになったのがオイルショック(第一次)のときだった。1973年、第4次中東戦争が勃発すると、OAPEC(アラブ石油輸出国機構)に加盟するアラブ産油国は親イスラエルの政策を取るアメリカ、ヨーロッパ、日本などに対して、石油の供給制限をする戦略を取った。次いで、アラブ以外も加わるOPEC(石油輸出国機構)が原油価格を約4倍に引き上げたため、オイルショックとなる。

#3
就職人気企業ランキング23年卒後半戦【理系】男子4位森ビル、女子4位NTT都市開発、1位は?
高村太朗
コロナ禍で企業と学生のあらゆる接点がオンライン化し、ウクライナ情勢により先行きが不透明になっている今、就職活動はどんな影響を受けているのでしょうか。学生の人気を集めた企業を見てみましょう。

#2
就職人気企業ランキング23年卒後半戦【文系女子ベスト150】2位東京海上、1位の商社は?
高村太朗
コロナ禍で企業と学生のあらゆる接点がオンライン化し、ウクライナ情勢により先行きが不透明になっている今、就職活動はどんな影響を受けているのでしょうか。学生の人気を集めた企業を見てみましょう。

#1
就職人気企業ランキング23年卒後半戦【文系男子ベスト200】3位三井物産、V3達成の商社は?
高村太朗
コロナ禍で企業と学生のあらゆる接点がオンライン化し、ウクライナ情勢により先行きが不透明になっている今、就職活動はどんな影響を受けているのでしょうか。学生の人気を集めた企業を見てみましょう。

#5
ファミマが社長特命「食品価格の検討」組織を新設!背景に日本の食料危機招く“7大要因”
ダイヤモンド編集部,新井美江子
今年3月、ファミリーマートは適切な値付けなどを行うため、精緻な価格戦略の策定を行う「価格戦略・販売計画グループ」を新設した。背景には、日本を食料危機に陥らせる「七大要因」への危機感がある。特集『食料争奪戦 日本の食卓が危ない』の#5では、ファミリーマートの新組織の“任務内容”について詳述するとともに、食料危機の七大要因について解説する。(ダイヤモンド編集部 新井美江子)

第33回
伊藤忠商事はいかにして「いすゞ・GM提携」の仕掛け人となったのか
野地秩嘉
クライスラー、フォードに振られた伊藤忠交渉チームは、「当たって砕けろ」の覚悟で世界一の自動車会社GMにアプローチすることにした。GMの存在は大きかった。相手がGMであればビッグスリーの二つの会社からNOと宣告されたスタッフも士気は上がる。室伏稔、酒井隆のふたりは「やりましょう。このままでは引き下がれません」と気迫を込めて瀬島に迫った。

第32回
伊藤忠商事は「いすゞ・GM提携」で、米ビッグスリーとどう渡り合ったのか
野地秩嘉
総合商社の自動車ビジネスは戦後、始まった。当初は自動車メーカーの国内販売事業、つまりカーディーラーの運営である。その次は国産車の輸出支援と海外での販売店運営事業だった。

第31回
伊藤忠商事の急成長を支えた「高度成長時代と敗戦体験」とは
野地秩嘉
伊藤忠の越後正一、瀬島龍三が石油ビジネスと同程度に力を入れたのが自動車ビジネスである。自動車ビジネスはすそ野が広い。1台には3万点もの部品が使われている。そのいくつかを納入するだけでも利益になる。また、完成車の輸出ビジネスもあれば販売するカーディーラーを経営することもできる。

第30回
伊藤忠商事が石油事業の失敗で学んだ「仮説に頼る危険性」とは
野地秩嘉
1966年、伊藤忠社長の越後正一は川上、川下だけでなく「川中」進出を決意し、石油精製会社、東亜石油に経営参画を決めた。

建設・住宅業界、再編の「台風の目」は?物言う株主と対決、ロシア制裁で打撃…
井出豪彦
建設・住宅業界がにわかにさわがしい。ゼネコンは相次ぎアクティビストファンドのターゲットとなり、市場原理という外圧の結果、一気に再編が進み始めた。また、一部の大手ハウスビルダーはロシアのウクライナ侵攻による影響の直撃を受けている。建設資材の高騰に見舞われ、業績の先行きにも暗雲が垂れ込めてきた。

第29回
伊藤忠商事の「社運をかけた原油開発」、担当者の後頭部がハゲた理由
野地秩嘉
伊藤忠のガス石油部の担当として高原友生がエネルギー関係の仕事をやっていたのは環境が激変した時代だった。彼に課せられたのは川上の開発であり、川下の伊藤忠燃料、伊藤忠石油というガソリンスタンド、灯油販売の販売店を活性化させることだった。
