【米国株】米国を代表する「GAFAM+α」の中で、専門家の投資判断が“買い”&“強気”な「マイクロソフト」と「アップル」を解説!
発売中のダイヤモンド・ザイ8月号は、特集「人気の【米国株】150診断」を掲載! この特集では、ストラテジストによる米国株の値動き予測や、伝説の投資家・バフェットが今の米国株市場をどのように見ているかを紹介。また、「GAFAM」を始めとする米国株の人気150銘柄の銘柄診断も掲載しているので、すでに米国株を保有している人、気になる株がある人は必見だ!
今回はこの特集から、GAFAM(グーグル(アルファベット)、アップル、メタ・プラットフォームズ、アマゾン、マイクロソフト)+α(ネットフリックス、エヌビディア、テスラ)の直近の状況と、その中でも注目の2銘柄を公開!
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2022年3~5月は、GAFAM+αの全銘柄の株価がマイナス!
直近四半期決算については、明暗が分かれる結果に!
今、米国株の中でも特に注目度が高いのは、GAFAM(グーグル(アルファベット)、アップル、メタ・プラットフォームズ、アマゾン、マイクロソフト)+α(ネットフリックス、エヌビディア、テスラ)の8銘柄だろう。
2022年3~5月の株価を見ると、8銘柄すべてがマイナスという結果になっているが、業績の動向は明暗が分かれる結果となっている。たとえば、直近四半期決算ではアップル、マイクロソフト、エヌビディア、テスラの4社が、いずれも売上高、1株利益ともに市場予想を上回り、これまでの好調を維持。一方、残りの4社には株価の押し下げ材料も見られた。
まず、グーグル(アルファベット)は売上高、1株利益ともに市場予想を下回った。アップルによるプライバシー規制強化の影響を受けたほか、動画投稿サイト「TikTok」など、他社との競争激化も背景にあると見られる。
メタ・プラットフォームズも「TikTok」を意識した機能の開発を急いだが、売上高が市場予想に届かず。また、アマゾンは7年ぶりの最終赤字に転落、ネットフリックスは会員数が過去10年で初めて減少するなど、ネガティブなニュースもあった。ネットフリックスは、3月以降の3カ月間の株価も特に大きく下げている。
ほかの7社も株価はマイナスで、物価高やウクライナ危機などによる世界的な景気減速への懸念が、ハイテク株全般の株価を圧迫している状況だ。しかし、業績が順調に伸びている銘柄であれば、相場全体の上値が重い今のうちに買っておく、というのも手だろう。
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クラウドサービスが好調の「マイクロソフト」や、
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ここからは、GAFAM+αの中でも、アナリストなどの相場のプロが、今後の株価動向を「買い」「強気」と診断している2銘柄を紹介したい(※銘柄分析コメントは、グローバルリンクアドバイザーズの戸松信博さん、キャピタル・パートナーズ証券の岡橋雅雄さん、マンハッタン・グローバル・フィナンシャルの森崇さん、ストラテジストのポール・サイさん。投資判断と株価の高値・安値予想は6月3日からの3カ月間)。
一つ目は、もっとも高評価の「買い」推奨となったマイクロソフトだ。
マイクロソフトは、PCなど主要事業部門の売上が、軒並み市場予想を上回った。在宅と出社を組み合わせる働き方が広がり、顧客企業が日常業務で利用するクラウドサービスの高成長が継続。投資家の関心が高いクラウド基盤「Azure(アジュール)」は、前年同期比46%増収となっている。また、ゲーム事業の売上高は6%増。米国のゲーム最大手アクティビジョン・ブリザードの買収を表明しており、ゲーム部門のさらなる収益貢献への期待も高い。
続いて紹介するのは、「強気」評価となったアップルだ。
アップルの2022年1~3月期の決算は好調で、iPhone、Mac、iPadのいずれの売上高も、市場予想を上回った。ただし、4~6月期については、半導体不足などサプライチェーンの制約で、売上が40億~80億ドル押し下げられる可能性があると発表済み。しかし、自社株買いの規模を900億ドル拡大するほか、四半期配当の5%増配を発表している点は好材料だ。
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