ネツレン(高周波熱錬・5976)、｢増配｣を発表し、配当利回りが6.5％に！ 年間配当額は1年で1.6倍に急増、2024年3月期は前期比18円増の｢1株あたり48円｣に！

 ネツレン（高周波熱錬・5976）は、2024年3月期の配当を前期比で「増配」とする予想を、2023年5月11日の15時30分に発表した。これにより、ネツレンの配当利回り（予想）は4.09％⇒6.54％にアップした。

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ネツレンは、IH（誘導加熱）技術による焼入れのパイオニア企業。
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　ネツレンが発表した2023年3月期の決算短信によると、2024年3月期の予想配当は中間配当（9月）が「24円」、期末配当（3月）が「24円」、合計の年間配当額は「1株あたり48円」となっている。

　ネツレンの2023年3月期の配当は「1株あたり30円」だったので、前期比で「18円」の増配となる。今回の増配発表によって、ネツレンの配当利回り（予想）は4.09％⇒6.54％にアップすることとなった。
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　ネツレンは今回、「配当政策の変更」を発表しており、「安定的な配当を継続すること」を基本方針として、業績に左右されず「安定した配当」を行うことを目的に、配当政策を「自己資本配当率（DOE）3.0％以上」へ変更している。この変更した配当政策に基づいて、ネツレンは今回の「増配」を決定した形だ。

　ちなみに、「増配」や「自己株式の取得」などが発表されたことを受けて、ネツレンの株価はSBI証券の夜間取引（PTS取引）で一時、発表当日（2023年5月11日）の終値733円より150円も高い、制限値幅の上限である883円（＋20.46％）を記録しており、明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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ネツレンの過去10期の配当の推移は？

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　ネツレンの2023年3月期の年間配当額は前期比で「横ばい」となっているが、2024年3月期の配当予想「1株あたり48円」が予想通りに実施されれば、2年ぶりの「増配」となる見通しだ。
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　また、ネツレンの配当額の伸び具合にも注目しておきたい。前期にあたる2023年3月期から2024年3月期までの1年間で、ネツレンの年間配当額は「1株あたり30円」から「1株あたり48円」まで、1.6倍に急増している。
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　配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、ネツレンの株価は約1年前にあたる2022年5月の終値640円から発表当日（2023年5月11日）に記録した年初来高値743円まで、16.0%上昇している。

■ネツレン（5976）の株価チャート／月足・10年

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ネツレンの配当利回り、配当＋株主優待利回りは？

　ネツレンの2023年5月11日時点の株価（終値）は733円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。

【※ネツレンの配当利回り】
株価：733円
年間配当額：中間24円＋期末24円＝48円
配当利回り：48円÷733円×100＝6.54％

　ネツレンの配当利回りは6.54％。2023年4月の東証プライムの平均利回りは2.25％（配当実施企業のみ）なので、ネツレンの配当利回りは「かなり高め」と言える。
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　また、ネツレンは、100株以上を1年以上継続保有することで「QUOカード」がもらえる株主優待を実施している。

　ネツレンの2023年5月11日時点の株価（終値）は733円、配当利回りは6.54％なので、「配当＋株主優待利回り」を計算すると以下のようになる。

【※ネツレンの配当＋株主優待利回り（100株・1年以上保有時）】
投資金額：100株×733円＝7万3300円
優待品（QUOカード）：1000円分
株主優待利回り：1000円÷7万3300円×100＝1.36％
配当＋株主優待利回り：6.54％＋1.36％＝7.91％

　ネツレンの「配当＋株主優待利回り」は100株・1年以上保有時で7.91％と高水準。優待内容は個人投資家に人気の「QUOカード」だが、株主優待をもらうには1年以上の継続保有が必須となっている点には注意しておこう。
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 ネツレンは、IH（誘導加熱）技術による焼入れのパイオニア企業。高周波焼入れの受託加工や、誘導加熱装置・高周波焼入設備の製造販売などを手掛けている。2024年3月期（通期）の連結業績予想は、売上高9.5％増、営業利益16.8％増、経常利益6.9％増、親会社株主に帰属する当期純利益424.2％増と好調（すべて前期比）。
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■ネツレン（高周波熱錬）
業種	コード	市場	年間配当額（予想）
金属製品	5976	東証プライム	48円
株価（終値）	単元株数	最低投資金額	配当利回り（予想）
733円	100株	7万3300円	6.54%
【※ネツレンの最新の株価・配当利回りはこちら！】
※株価などのデータは2023年5月11日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。

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