【日本株】米・NVIDIA(エヌビディア)の急成長などで注目を集める「半導体」関連株の今後の見通しと基礎知識を解説!
発売中のダイヤモンド・ザイ7月号は、特集「AI時代の勝ち組筆頭をまるっと図解!【半導体株】で儲ける!」を掲載! 近年、国内外の株式市場で主役になっている半導体株。振り返ると、大小の波乱はあれど、長期で見れば一貫して上昇しながらここまで来ている。今後も、市場の急成長予測を背景に、一段と株価の上昇が期待できそうだ。そこで、この特集では半導体株を買うにあたって必要な知識と、おすすめ銘柄を丸ごと紹介している。
今回はこの特集から、半導体株を買う前に知っておきたい基礎知識や今後の見通しを公開!
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生成AIの進化を背景に、半導体市場は今後も急成長が続く!
過去には、この10年で株価が150倍を超えた銘柄も!
これから資産を増やすためには「半導体株」に注目してほしい。その理由は三つある。
一つ目の理由は、半導体市場の急成長が濃厚なこと。背景には、世界規模での生成AI関連への投資競争がある。世界の半導体市場は、2024年の約90兆円が2030年には約155兆円まで急速に膨張する見通し(※1ドル155円で計算した場合)で、技術力のある日本の半導体関連企業も大きな恩恵にあずかれる。
二つ目の理由は、半導体株の値上がり実績。この10年の半導体株の値動きを見ると、株価が20倍以上に上昇、なかには150倍を超えた銘柄もあった。
三つ目の理由は、日本の半導体産業に復活の兆しが見え、国内外からマネーが流入していること。米中対立や台湾有事の懸念の結果、日本に投資資金が向かう構造変化が起きているのだ。
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そもそも半導体って何ができて、何に使うもの?
種類や会社のタイプを知れば、解像度の高い投資ができる!
ところで、そもそも半導体とはどんなものなのか、正確にはよく知らないという人も多いかもしれない。複雑な原理や作り方まで理解する必要はないので、以下では最低限知っておきたいポイントだけ解説しよう。
まず知っておきたいのは「半導体の役割と用途」だ。半導体は、電気を使う大半のものに入っている。なかでも、パソコンやスマホの中身は半導体のかたまりだ。要するに、半導体は高度な情報処理を行う機器に欠かせない存在と言える。今後はEV(電気自動車)や自動運転の発達で、自動車の半導体使用量が飛躍的に増えると見られている。
次に知っておきたいのは「半導体の種類」。CPUやDRAM、パワー半導体など多様な種類がある。半導体株を買う際には「どんな役割を持った半導体を作る会社なのか」まで知ることで、解像度の高い投資が可能になるはずだ。
最後に「会社のタイプ」を知ることも重要だろう。タイプは「ファブレス」「ファウンドリー」「垂直統合型(IDM)」の3通りに分かれる。ポイントは自社工場の有無。工場を持たないのがファブレスで、他社の半導体を製造受託するのがファウンドリー。企画・設計から製造まで一貫して手掛けるのが垂直統合型だ。なかでもファブレスは固定費が削減でき、利益率を高めることができる。
ひと口に半導体関連株といっても、手掛ける半導体の種類や工場の有無などで、さまざまな違いがあることがおわかりいただけただろうか。日本にもさまざまなタイプの半導体関連株があるので、こうした違いを意識しながら銘柄選びをしてみてほしい。
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