東京市場まとめ
1.概況
日経平均は120円高の44,910円を付け、反発して寄付きました。米連邦準備制度理事会(FRB)が9ヶ月ぶりに利下げの再開を決定し、前日の米国市場では主力株が買われた流れを引き継ぎ、買いが優勢でのスタートとなりました。序盤は一進一退の推移となるも、中ごろから上げ幅を拡大した日経平均は487円高の45,277円で前引けとなりました。
後場も堅調に推移した日経平均は、14時4分に718円高の45,508円を付け本日の高値を更新しました。その後は、高値圏とあって利益確定の売りが出るも、底堅く推移した日経平均は最終的に513円高の45,303円で取引を終え、終値で初の45,000円台をつけました。
新興市場では東証グロース250指数が続落、0.3%安となりました。
2.個別銘柄等
東京電力ホールディングス(9501)は7.7%安の652.7円をつけ4日続落となりました。原発稼働が広がるとの思惑や猛暑で電気需要が伸びるとの期待から足元で上昇してきた電力株には、利益確定の売りが出ました。またテクニカル面で、ここ3ヶ月ほどの下値を支持してきた25日移動平均(738円近辺)を明確に割り込んだことも売り材料となりました。
レゾナック・ホールディングス(4004)は一時、12.4%高の5,209円をつけ年初来高値を更新しました。国内証券が17日付で、同社の投資判断を3段階で真ん中のニュートラル(中立)から最上位のバイ(買い)に、目標株価は従来の3,300円から5,400円に引き上げ、これを材料視した買いが入りました。
マテリアルハンドリングシステムの最大手であるダイフク(6383)は2.1%高の4,630円をつけ続伸となりました。国内証券が17日、目標株価を従来の4,500円から5,700円に引き上げ、これを材料視した買いが入りました。なお、投資判断は3段階で最上位の「1(アウトパフォーム)」で据え置いています。
さくらインターネット(3778)はストップ高水準となる17.9%高の3,310円を付け、5日ぶりとなる大幅反発となりました。18日、政府は自国のデータや技術をもとにした国産AIの開発に乗り出し、開発した国産AIは、同社が国内のデータセンターを通じて提供することを想定していると伝わったことで、業績拡大に期待した思惑的な買いが殺到しました。
単発バイトのタイミー(215A)は5.6%安の1,547円をつけ大幅反落となりました。外資系証券が17日、投資判断を3段階で最上位の「オーバーウエート」から真ん中の「イコールウエート」、目標株価を2,300円から1,800円に引き下げ、これを材料視した売りが出ました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は1.2%高で反発、終値で初の45,000円台で取引を終えました。米国の政策金利は年内に追加で2回利下げが実施される見込みで、不確実性の緩和も株高に寄与したと考えられます。
明日は、日銀の金融政策決定会合の結果が発表される予定で、市場では政策金利の据え置きが見込まれています。15時半から予定されている植田日銀総裁の会見内容を見極めたいとの思惑から、後場の取引は動きづらい展開が予想されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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