東京市場まとめ
1.概況
米国市場でFRB(米連邦準備制度理事会)の追加利下げ観測を背景に主要3指数が揃って上昇した流れを引き継いだ日経平均は352円高の49,012円で続伸して寄付きました。朝方から堅調な推移となり、上げ幅を拡大しての推移となった日経平均は946円高の49,605円で前引けとなりました。
後場も上げ幅を拡大してのスタートとなり、後場寄り直後の12時37分には1,090円高の49,479円をつけ、本日の高値を更新しました。その後は上げ幅を縮小するも、底堅い推移となり、最終的には899円高の49,559円と続伸して取引を終えました。TOPIXは64ポイント高の3,355ポイントで3日ぶりに反発しました。
新興市場では東証グロース250指数が17ポイント高の684ポイントで反発して取引を終えました。
2.個別銘柄等
ソフトバンクグループ(9984)は5.7%高の16,260円をつけ、3日ぶりに反発となりました。直近2営業日で3,790円安と大きく下げており、前日の米国株高を受けた買い戻しの動きが出ました。アルファベット[GOOGL]傘下のグーグルの生成AIモデル「Gemini(ジェミニ)3」が台頭し、同社が出資するOpenAIの優位が脅かされるとの懸念から大幅安となっていました。
電子部品メーカーのイビデン(4062)は3.8%安の10,905円と売りが優勢で取引を終えました。外資系証券が同社の投資判断を3段階で最上位の「オーバーウエート」から真ん中の「イコールウエート」に引き下げ、これを嫌気する売りが出ました。アナリストは、『業績拡大は続くものの、バリュエーション(投資尺度)面から更なる株価の上昇余地は限定的』との見方を示しています。
三井物産(8031)は一時4.1%高の4,149円をつけ、年初来高値を更新しました。国内証券が25日付で目標株価を従来の4,200円から5,080円に引き上げ、これを材料視した買いが優勢となりました。アナリストは『業績は従来予想比でも好調で投資魅力は高い』と指摘しています。
大手樹脂部品メーカーのニフコ(7988)は一時4.8%高の4,870円をつけ、株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。国内証券が同社の目標株価を従来の5,300円から5,400円に引き上げ、今後の上昇余地が広がったとの見方から買いが入りました。
リサイクルショップ国内大手のコメ兵ホールディングス(2780)は1.0%高の2,818円をつけ、続伸となりました。25日、「ライブコマース」のアプリを運営する米企業「iShopShops」を完全子会社化すると発表し、これによる北米での事業展開の強化に期待した買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は1.9%高で続伸となりました。後場は節目の5万円を前に上値が重く、明日以降も上値を追う材料は限定的と考えられます。明日に向けて、米国で発表される経済指標に注目が集まります。
具体的には、FRB(米連邦準備制度理事会)が地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表するほか、10月分のPCE(個人消費支出)価格指数、前の週の新規失業保険申請件数の発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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