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理論株価が割高⇒割安に転換した割安株ランキング!割安度81%で、フィンテック関連銘柄としても注目の「カイカ(2315)」など割安度が高い27銘柄を紹介

2018年3月26日公開(2022年3月29日更新)
ザイ編集部
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最新の「理論株価」が「割高」から「割安」に転換した、いまがお買い得の「割安株」ランキングを発表!

株の割安度が一発でわかると評判の高い、ダイヤモンド・ザイ誌上で3カ月に1度掲載している「理論株価」。ダイヤモンド・ザイでは、全上場企業3684社の最新の業績予想に基づいた最新版を掲載している。

最新版の特徴は、3カ月前には「割高」と判定されたが今回は「割安」に転換した銘柄が多かったこと。そこで今回は、「割高」から「割安」に転換した銘柄の中で、割安度が20%以上と高い27銘柄を紹介しよう!

"買いチャンス到来"を示す「転」マークが、
今回は、161銘柄に点灯!

 株の「割安度」を測るときに役立つのがダイヤモンド・ザイが3カ月に一度掲載している「理論株価」。現在の株価が理論株価より安ければ割安、現在の株価が理論株価より高ければ割高と言うぐあいに、実に簡単に割安株を発見することができる。

ダイヤモンド・ザイ5月号「最新理論株価」データの見方ダイヤモンド・ザイ5月号「最新理論株価」データの見方
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 ダイヤモンド・ザイでは、最新の決算で算出した上場企業3684銘柄すべての理論株価を掲載しているが、その中でも特に注目すべきは「転換銘柄」。転換銘柄とは、3カ月前に算出した理論株価では割高と判定されたが、今号では割安に転換した銘柄のこと。こうした銘柄にはコードの前に「転」のマークが入っている。

 「転」マークは、いわば「お買い得サイン」。売上や利益の予想が上方修正されることで点灯する。赤字だった会社が黒字に転換するときが狙い目になるように、理論株価も割高から割安に転換するときがチャンスなので、ぜひ参考にしてみてほしい。

 今回の大きな特徴は、この「転換銘柄」が非常に多かったことで、その数は161銘柄にのぼった。前回は41銘柄、前々回は86銘柄だったから、かなりの増加といえる。世界的な景況感の回復で業績予想が増額されて理論株価が上方修正されたことと、2018年2~3月にかけて実際の株価が下落したことが要因となり、理論株価が割高から割安に転換した銘柄が多くなったことが要因だ。

"転換マーク"がついた銘柄の
割安度トップは「フィンテック関連銘柄」!

 ここでは、161銘柄の中から、割安度が20%以上になった27銘柄を紹介する。

 理論株価が割高⇒割安に転換し、割安度が20%以上になった27銘柄
  株価(3/2終値) 理論株価 割安度 最新の株価
1位 ◆カイカ(2315)
66円 354円 81%割安
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2位 ◆DDホ-ルディングス(3073)
3705円 6965円 47%割安
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3位 ◆東海カーボン(5301)
1833円 3331円 45%割安
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4位 ◆サイバーステップ(3810)
3575円 6380円 44%割安
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5位 ◆デイトナ(7228)
1061円 1857円 43%割安
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  株価(3/2終値) 理論株価 割安度 最新の株価
6位 ◆ズーム(6694)
2532円 4081円 38%割安
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7位 ◆ラックランド(9612)
2200円 3470円 37%割安
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8位 ◆エヌジェイホールディングス(9421)
3445円 5239円 34%割安
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9位 ◆RISE(8836)
35円 53円 34%割安
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10位 ◆東映アニメーション(4816)
9890円 1万4913円 34%割安
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  株価(3/2終値) 理論株価 割安度 最新の株価
11位 ◆日本オラクル(4716)
8140円 1万2248円 34%割安
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12位 ◆ショーケース・ティービー(3909)
1694円 2545円 33%割安
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13位 ◆ツバキ・ナカシマ(6464)
2891円 4336円 33%割安
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14位 ◆精養軒(9734)
1226円 1705円 28%割安
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15位 ◆東洋ゴム工業(5105)
1898円 2577円 26%割安
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  株価(3/2終値) 理論株価 割安度 最新の株価
16位 ◆正興電機製作所(6653)
983円 1329円 26%割安
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17位 ◆セイコーエプソン(6724)
1997円 2687円 26%割安
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18位 ◆バイク王&カンパニー(3377)
207円 274円 25%割安
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19位 ◆ライクキッズネクスト(6065)
1927円 2511円 23%割安
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20位 ◆熊谷組(1861)
3040円 3958円 23%割安
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  株価(3/2終値) 理論株価 割安度 最新の株価
21位 ◆大林組(1802)
1155円 1497円 23%割安
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22位 ◆前田建設工業(1824)
1201円 1552円 23%割安
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23位 ◆日本カーボン(5302)
6100円 7875円 23%割安
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24位 ◆TOWA(6315)
1595円 2052円 22%割安
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25位 ◆駅探(3646)
684円 869円 21%割安
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26位 ◆三菱自動車工業(7211)
813円 1024円 21%割安
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27位 ◆フルヤ金属(7826)
5510円 6888円 20%割安
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 1位は「カイカ(2315)」。2003年に上場したオフショア開発(海外の子会社や事業者にソフトウェアやシステム等の開発を委託すること)の草分け。以前は中国での事業展開が中心で、同国の経済減速とともに成長が鈍化していたが、近年は中国事業からの撤退や財務改善策を着実に進めている。2017年12月19日に発表された2018年10月期の会社予想は65%増収・63%最終増益。これを受けて理論株価は354円と、前回の27円から大幅アップ。実際の株価に対して81%も割安になった。AIとブロックチェーンを軸とした金融関連の新システム構築を積極的に推進しており、フィンテック関連銘柄としても注目されている。

 2位は「DDホールディングス(3073)」。居酒屋やビアホール、レストランなど、多種多様な外食店を展開し、直営店舗数は430店以上にのぼる。2018年1月12日に発表した2018年2月期第3四半期決算では9カ月累計で47%増収・109%最終増益と好調で、通期最終利益予想も7億円から11億円へと大幅に増額した。こうした好業績を反映して理論株価も上方修正された。

 3位は「東海カーボン(5301)」。タイヤなどゴム製品の主要原材料であるカーボンブラックと、製鋼用電気炉用の黒鉛電極の大手メーカー。2018年2月13日に発表された2017年12月期決算は、自動車業界からの旺盛な需要などで20%増収・最終黒字転換と好調。同時に発表された今期予想は64%増収・153%最終増益と、前期以上の好業績を見込んでいる。

 以下、オンラインクレーンゲームが好調で2018年1月12日に最終利益予想を2500万円から3億2000万円へと大幅に増額した「サイバーステップ(3810)」、2017年12月決算で今期は30%増収・23%最終増益を見込む「デイトナ(7228)」と続く。

 前回の割高から今回は割安に転換した銘柄は、ここで紹介した27銘柄以外にもまだまだある。ぜひ、ダイヤモンド・ザイでチェックしてほしい。

 最後になったが、理論株価の算出方法を紹介しよう。理論株価はその株の成長価値(予想1株益に将来の想定成長率を掛けて算出)と利益価値(予想1株益に将来利益の織り込み年数を掛けて算出)、そして資産価値(直近の1株純資産)を合計したもの。つまり、業績と財務のデータから算出している。

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