「理論株価」よりも株価が「割安」な株のベスト10を発表!
発売中のダイヤモンド・ザイ8月号には、別冊付録「全上場3736銘柄の理論株価 ─ 儲かる株を発掘! 3大ランキング」が付いてくる!「理論株価」とは、その銘柄の業績予想から導いた”3つの価値”(資産・利益・成長)を基に算出した理論上の株価のこと。理論株価と実際の株価を比較して、株価が理論株価よりも安ければ「割安」、高ければ「割高」と判定できる。別冊付録では、全上場3736銘柄の理論株価を算出したうえで、それに基づいた各種ランキングを発表している。
今回はその中から、「理論株価よりも株価が割安な株ランキング」を抜粋してみよう!
「ギガプライズ」の株価上昇は、ザイが3年前に予想済み!
理論株価を押さえれば、成長株の先回り買いができる!
ダイヤモンド・ザイが3カ月に1度掲載している「理論株価」は、株の割安度が簡単にわかると評判だ。理論株価が実際の株価より高ければ割安、安ければ割高と判定できる。理論株価の考え方は実にシンプルだが、その精度はかなり高い。実際の例で検証してみよう。
上の株価チャートは、マンション向けネット接続サービスが主力で、最近は防災用品にも注力している「ギガプライズ(3830)」の2016年1月~2019年5月の月足を示したもの。「ギガプライズ」の業績は絶好調で、2017年~2019年3月期までの3年間の平均増収率は56%。2020年3月期も31%増収・28%の最終増益を計画している。
ダイヤモンド・ザイでは2016年8月号で、この銘柄の理論株価を実際の株価の約5倍と計算したが、3年後の株価は当時の理論株価とほぼ同額(チャート参照)。ダイヤモンド・ザイの理論株価の的確さがよくわかるだろう。
「理論株価よりも株価が割安な株ランキング」ベスト10を発表!
1位になった「ジー・スリーHD」の割安度は93%!
それでは、ここからは第二の「ギガプライズ」になるかもしれない、「理論株価よりも株価が割安な株ランキング」を紹介していこう。なお、誌面ではベスト20を発表しているが、今回は上位10銘柄を抜粋して紹介する。
■”理論株価”よりも株価が「割安」な株ベスト10 |
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6/4の株価 | 理論株価 | 割安度 | 最新の株価 | |
1位 | ◆ジー・スリーHD(3647・東2) | |||
295円 | 3973円 | 93%割安 | ||
【どんな会社?】太陽光発電や測量が好調で、2019年8月期は73%増収へ。 | ||||
2位 | ◆FRACTALE(3750・東2) | |||
420円 | 5336円 | 92%割安 | ||
【どんな会社?】不動産販売が好調継続、2020年3月期は45%増収を計画。 | ||||
3位 | ◆シェアリングテクノロジー(3989・東M) | |||
602円 | 6081円 | 90%割安 | ||
【どんな会社?】「生活110番」サイトが好調。2019年9月期は86%増収へ。 | ||||
4位 | ◆オウケイウェイヴ(3808・名C) | |||
1707円 | 1万4329円 | 88%割安 | ||
【どんな会社?】日本最大級のQ&Aサイトを運営。2019年6月期は45%増収。 | ||||
5位 | ◆那須電機機工(5922・東2) | |||
4100円 | 2万8508円 | 86%割安 | ||
【どんな会社?】電力用鉄塔などを製造。2020年3月期は10%増収を計画。 | ||||
6/4の株価 | 理論株価 | 割安度 | 最新の株価 | |
6位 | ◆アルファクス・フード・システム(3814・東J) | |||
1113円 | 6650円 | 83%割安 | ||
【どんな会社?】外食産業用システム等が好調。2019年9月期を上方修正。 | ||||
7位 | ◆ラ・アトレ(8885・東J) | |||
645円 | 3676円 | 82%割安 | ||
【どんな会社?】中古マンション販売が好調で、2019年12月期は22%最終増益。 | ||||
8位 | ◆トマト銀行(8542・東1) | |||
1007円 | 5493円 | 82%割安 | ||
【どんな会社?】2020年3月期はリース会社の完全子会社化が寄与して増収。 | ||||
9位 | ◆オービス(7827・東J) | |||
668円 | 3584円 | 81%割安 | ||
【どんな会社?】太陽光発電事業が本格化して、2019年10月期は12%増収へ。 | ||||
10位 | ◆名古屋電機工業(6797・名2) | |||
590円 | 3163円 | 81%割安 | ||
【どんな会社?】道路用電光掲示板を製造。2020年3月期は3%増収を計画。 | ||||
※資産・利益・成長の各価値で異常値がある銘柄を除く。 |
割安度1位は「ジー・スリーホールディングス」。太陽光発電事業の売電のほか、若い女性向けのコスメなども手掛けており、2019年8月期は73%増収・24%最終増益と、高成長を見込んでいる。
2位は「FRACTALE」。不振の債権回収業から撤退し、不動産業に注力したことで2019年3月期は売上高が3.5倍と、大幅に拡大した。今期も45%増収予想と、成長は続く。
3位は、さまざまな生活上のトラブルを解決するための業者検索サイトを運営する「シェアリングテクノロジー」。こちらも今期は86%増収と、高成長を見込んでいる。以下、日本最大級のQ&Aサイトが好調な「オウケイウェイヴ」などが続く。
なお、ここでは割愛しているが、ダイヤモンド・ザイ8月号の別冊付録には、理論株価を構成する3つの価値(資産価値、利益価値、成長価値)のそれぞれが、理論株価に占める割合も掲載している。資産価値の割合が高いと、安定性はあるが成長性に乏しく、逆に利益価値や成長価値の割合が高いと、業績予想が変化するごとに理論株価が上下するので、安定性には欠ける。
こうした銘柄の特性もわかるようになっているので、誌面も併せて参考にしてほしい。
あの桐谷さんもチェックしている「理論株価」の最新版は、
ダイヤモンド・ザイ8月号をチェック!
今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ8月号の別冊付録「上場全3736銘柄の理論株価」から、「理論株価よりも株価が割安な株ランキング」を10位まで抜粋した。別冊付録では、このランキングを20位まで発表。さらに、「割高から割安へ転換した株」「割安から割高へ転換した要注意株」「理論株価の割安度が増大した3月決算株」など、多様なランキングを掲載しているので、ぜひチェックを!
なお、ダイヤモンド・ザイ8月号の大特集は「成長の秘密と底値の拾い方を図解! 10倍株の見つけ方」。一時的な急騰ではなく、じっくり大きく成長していきそうな有望株を、アナリストに54銘柄厳選してもらっている。
ほかにも「買っていい×買ってはいけないをズバリ判定! 人気の株500【激辛診断】(2019年・夏版)」「世界を変える米国株ネクスト10」「4大投信アワードから厳選! 好成績投信ZAiアワード」「外貨両替の新常識! 節約するなら手数料格安のデビットカードかFXで!」など、お得な情報が盛りだくさん。
また、別冊付録は「上場全3736銘柄の理論株価」のほかに、「おかねが毎月届く教科書」も! 老後資金が不安で、年金の不足分を補う収入を増やしたい人におすすめだ。
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