年金生活者1000人の「退職金」の使い道が判明! 老後が“豊か”な人と、“ギリギリ”な人の「退職金」の使い方はどう違う?
ダイヤモンド・ザイでは、記者が集めたマネー・経済関連の最新トピックを「ZAi NEWS CHANNEL!」で毎号紹介しているが、発売中のダイヤモンド・ザイ2020年1月号の「ZAi NEWS CHANNEL!」は趣向を変えて、特集「1万人アンケートでわかった! 65歳からの年金生活のリアル」のアンケート結果を一部抜粋!
ダイヤモンド・ザイ2020年1月号の特集「1万人アンケートでわかった! 65歳からの年金生活のリアル」では、65歳以上の年金生活者1万人を対象に、「定年後にもらえる年金額」や「年金以外にどれくらいの収入があるか」「定年してから後悔していること・困っていること」など、さまざまな質問を投げかけている。
ここでは、アンケートで自分の老後が「豊か」と答えた500人、逆に「ギリギリ(もしくは不足して困っている)」と答えた500人が、それぞれどんなふうに退職金を使っているのか、回答結果を紹介! 老後資金づくりに興味がある人は参考にしてほしい!
年金生活をしている人の「退職金」の使い道とは?
1000人のリアルな実態を公開!
ダイヤモンド・ザイ2020年1月号の特集「1万人アンケートで分かった! 65歳からの年金生活のリアル」で実施したアンケートでは、「自分の老後生活が『豊か』」と回答した人が13%、「豊かではないが足りなくもない」と回答した人が50%、「ギリギリ、もしくは足りなくて困っている」という人が37%という結果に。
その中から、自分の老後生活が「豊か」と答えた500人、逆に「ギリギリ(もしくは足りなくて困っている)」と答えた500人を抽出し、「退職金」の使い道について聞いてみた!
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⇒老齢年金は「繰り上げ受給」と「繰り下げ受給」ではどっちが得か? メリット&デメリットをFPが解説![60歳ザイ編集部員・定年退職までのロードマップ(8)]
会社員だった人の場合、一生のうちで最も多くのお金が一度に入る瞬間は、「退職金」を受け取るときかもしれない。「退職金」を受け取った後は、第2の人生に突入する。退職後の収入は年金のみになるか、あるいは働く人も多いだろうが、いずれにしろ現役時代の給料に比べると、大幅に減る可能性が高い。その差に唖然とする人もいるはずだ。
そこで重要になってくるのが、「退職金」をいかにして活用するか。年金生活をしている人1000人の「退職金」の使い道をまとめると、以下のようになった。
退職金の使い道のトップは「貯蓄」と「日々の生活費」!
老後が「豊か」だと思う人は、投資と旅行に回す傾向あり
「退職金」の使い道として最も多かったのが「貯蓄」だ。老後の生活が豊かだと思う人は、「退職金」を貯蓄に回すケースが最も多い。逆に、ギリギリな人の「退職金」の使い道として最も多かったのは、日々の生活費だった。
また、豊かな人の34%は「退職金」を株や投資信託などへの投資に回すことで、年金の足しになる運用収入を得ていた。一方で、旅行や趣味といった娯楽にも「退職金」を費やすことができている。
一方で、ギリギリな人の場合、「退職金」を投資に回す人は1割に過ぎず、当然かもしれないが、海外旅行に使う人は5%未満で、豊かな人とは大差がついた。
ちなみに、フィデリティ退職・投資教育研究所がシニア世代に対して行った「退職金」に関する調査によると、回答者の32%が「退職金」を受け取るまで、もらえる額を知らなかったという。退職金の額面を知らなければ、老後資金づくりのプラン形成は難しい。「これでは、老後の資産形成の準備が遅すぎます」と、所長の野尻哲史さんは早めの準備を促す。
定年してからの余生は、20年以上にも及ぶ場合が多い。当然、出ていくお金も莫大だ。退職してから初めて向き合うのでは遅いので、早いうちから資金計画を立てるようにしよう。
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⇒老後資金は高配当株やJ-REITを活用する“じぶん年金”で補おう! 平均「月6万円」が不足する老後資金を補うには、配当や分配金がもらえる金融商品で運用しよう
「じぶん年金」作りに適した金融商品を紹介!
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今回は、「ZAi NEWS CHANNEL!」から「退職金」の使い道アンケートの結果を紹介した。年金生活者1万人を対象としたアンケートの詳細は、特集「1万人アンケートでわかった! 65歳からの年金生活のリアル」でたっぷり紹介しているので、誌面で併せてチェックしてほしい。
なお、ダイヤモンド・ザイ1月号の大特集は「何歳からでも始められる【高配当株】で、あんしん老後」! 年金や老後資金に不安があるなら、早めに「じぶん年金」を確保する算段を立てたい。特集では、「じぶん年金」づくりに向いている「日本株の高配当株」や「米国株」「J-REIT」などの注目銘柄を多数取り上げているので、高利回り商品で“あんしん老後”を設計したい人は必見だ!
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