個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!

個人投資家が「儲けた株&損した株」ランキング公開!2019年に儲けた株は好業績&連続増配のタマホーム、損した株の第1位は業績悪化が止まらない日産自動車!

2019年12月27日公開(2022年3月29日更新)
ザイ編集部
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ダイヤモンド・ザイ読者の2019年の投資成績を発表! 読者が「儲けた株」と「損した株」も、それぞれ2銘柄ずつ紹介!

発売中のダイヤモンド・ザイ2020年2月号は、特集「読者のナマの声が聞ける! 2019年【投資の大反省会】&2020年の【投資戦略】」を掲載! この特集では、ダイヤモンド・ザイの読者150人にアンケートを実施し、「2019年に儲かったか、損したか」「どんな銘柄で儲かり、どんな銘柄で損したか」「成功(失敗)の理由は何だったのか」「株以外の金融商品の成績はどうだったか」「2020年にはどんな株を買いたいか」などを聞いている。

今回はアンケートの結果を一部抜粋し、ダイヤモンド・ザイの読者が「2019年に儲かったか、損したか」「どんな銘柄で儲かり、どんな銘柄で損したか」を紹介! 個人投資家のリアルな声を、ぜひ投資の参考にしてほしい!(※アンケートは2019年11月18~29日にウェブ上で実施。回答者数150名のうち、男性83%、女性17%。平均年齢51.15歳)

2019年は半数以上の読者が「儲けた」と回答!
損した人の割合も、2018年を大幅に下回る結果に

 日経平均株価が1万9000円台でスタートした2019年の株式相場。令和が始まり、消費税増税でキャッシュレス時代が本格化するなど、話題には事欠かない1年だった。5月以降、株価は伸び悩んだものの、秋からは上昇に転じ、年初から比べると大幅な上昇となっている(※2019年12月中旬時点)。

 何度も急落した2018年の相場と比べれば、2019年は利益を出しやすい年だったと言えるかもしれないが、個別株となると話は別だ。がっぽり儲かってウハウハの人もいれば、不祥事銘柄で大損した人もいることだろう。では、ダイヤモンド・ザイの読者の成績はどうだったのだろうか? アンケートの結果を紹介していこう。

 上の表のとおり、儲かった人が51%、トントンの人が31%、損した人が18%で、多くの人がプラスで着地していることがわかった。ちなみに、2018年の年末に実施したアンケートでは、3割以上が損をしていた。

 さらに、日経平均株価の上昇率18.56%(2019年1月~11月15日)を上回る優秀な成績だった人は、全体の18.5%。なかには、投資の資金を2倍以上に増やした強者も。一方で、残念ながら資金を半減させてしまった人も5.3%いた。
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2019年に儲けた読者が買っていた株として
多く名前が挙がったのは、業績好調のタマホームと伊藤忠商事!

 気になるのは、儲けた人と損した人が、一体どんな銘柄に投資していたかだろう。ダイヤモンド・ザイの誌面では、アンケートの結果を基に、読者が「儲けた株TOP5」と「損した株TOP5」を紹介している。ここではそれぞれの1位と2位の銘柄を抜粋しよう(※各銘柄の株価は2019年12月4日時点のもの。銘柄に対するコメントは、経済ジャーナリストの和島英樹さん)。

 まず、読者が「儲けた株」として、最も多く名前が挙がったのがタマホーム(1419)だ。

 前期(2019年5月期)は業績絶好調で過去最高益を更新し、連続増配も継続。株価が大幅に上昇したタマホーム。儲けた読者の声をいくつか紹介しよう。「株価低迷でお荷物銘柄だったのに、値上がりしたので11月に2000円で売却。持ち続けることが大事と実感」(富山県・47歳男性)。「ほかの評価損を埋め合わせて余りある、買値から株価4倍の好成績!」(兵庫県・58歳男性)

 なお、経済ジャーナリストの和島英樹さんは、タマホームについて「今後も好調が続きそう」と見ている。

 続いて、読者が「儲けた株」として2番目に多く名前が挙がったのが伊藤忠商事(8001)だ。

 商社ではひとり勝ちの伊藤忠商事は、配当も順調で、上場来高値を更新。「もみ合い状態ながら、値動きが大きかったので値が下がったら買い、上がったら売りを繰り返した」(千葉県・52歳男性)。「正月前に買い、上昇したので売り。30%儲けた」(神奈川県・60歳女性)など、羨ましい回答が多かった。

2019年に読者が「損した株」ランキングの上位に入ったのは、
不祥事で世間を騒がせた日産自動車や日本郵政!

 続いて、読者が「損した株」の上位2銘柄を紹介する。最も多くのダイヤモンド・ザイ読者を損させたのは、日産自動車(7201)だった。

 不祥事が尾を引き、株価は下落の一途をたどっている日産自動車。「高配当の安定株と思って購入したが、株価は購入時の65%になった」(大阪府・58歳男性)。「株価は36%ダウン×400株。そのまま塩漬けになっています(泣)」(神奈川県・51歳男性)。和島さんは「現状、売れるクルマがないことが問題。今からの購入は慎重に」とコメント。塩漬けにしている人にとっては、苦難の状況が続きそうだ。

 やはり不祥事絡みで暴落し、「損した株」ランキングでも2位となったのが日本郵政(6178)

 保険料の二重払いや、高齢者に投資信託を不適切に販売したことが発覚し、収益が悪化した日本郵政。「2018年から所有の日本郵政リニカル(2183)日産自動車のすべてが下がり、マイナス幅アップ。30%の損失です」(静岡県・45歳男性)という悲痛な声も聞かれた。不運としか言いようがないが、2020年は反発に期待したいところだ。
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 さて、今回は2019年に読者が「儲けた株」「損した株」のランキングを一部抜粋して紹介した。ダイヤモンド・ザイ2月号の誌面では、ほかにも読者が「儲けた株」と「損した株」を紹介。また、儲けた投資家が語る「投資で成功した理由」、損した投資家が語る「失敗の原因」なども掲載しているので、誌面も併せてチェックしてほしい。
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