こんにちは、個人投資家の立川です。
前回の記事では、私自身の具体的な投資経験を紹介させていただきました。記事を読んでいただければ、「増配株」に投資することによって、配当で元を取る(=投資元本を回収する)ことが十分可能であると理解していただけたのではないかと思います。
【※前回(連載第12回)の記事はこちら!】
⇒「配当利回りが高い株」に投資するより重要なのは、「増配傾向にある株」を選んで投資をし続けること!実現間近の「配当でモトを取る」途中経過も大公開!
しかし、読者の皆さんの中には、「配当で元を取る」という考え方に疑問を持つ方もいらっしゃると思います。例えば、「なぜ、配当で元を取ることにこだわるのか? 株価が上がって値上がり益で儲ければ手っ取り早く元が取れるじゃないか! そういう株を探したほうが早いよ!」と考える方も少なくないでしょう。
実際、私も過去に最低単元以上に投資した銘柄の中には、その後、大きく値上がりした時点で一部を売却することによって元を取り、残った分を長期保有しながら配当をもらっている銘柄もあります。しかし、私はこの連載ではそういう手法については触れておらず、配当金のみで元を取ることをおすすめしています。その理由を一緒に考えてみてください。
配当で元を取る戦略を推奨するのは、きわめて確実性が高く、
かつサラリーマン投資家でも仕事に集中することができる!
この連載は、ご家族をお持ちのサラリーマンが、株式投資で資産形成をすることを前提に書いています。
昨今は働き方改革の推進によって、フレックスタイムの導入や、休暇が取りやすくなるなど、家庭を大切にするサラリーマンには追い風が吹いています。とはいえ、まだまだ定時出勤&定時帰宅できる人は少なく、特に家庭をお持ちの方の場合、たとえ帰宅しても自分の自由になる時間も限られていることでしょう。さらに、それなりの年数を勤めている方の場合、責任ある立場についていたり、ベテランとして後進の指導にあたっていたりして、仕事を優先せざるを得ない方も多いのではないでしょうか。
当然ですが、サラリーマンの多くの方が勤務時間中は仕事に全力で取り組む必要があります。一方、日本株の取引時間は9時~15時で、見事にサラリーマンの勤務時間と被っており、仕事中に株価などを気にしているわけにはいきません。そうなるとデイトレードやスイングトレードなどのように「株を売買して差益を稼ぐ」という投資手法は、サラリーマンにはあまり向かない投資手法と言えるでしょう。
では、目先の値動きではなく、企業の本質的価値を分析する、いわゆる「ファンダメンタル」に注目して投資すればよいかというと、こちらはこちらでそれなりにハードルが高いのです。
「ファンダメンタル」に注目した投資としては、企業の保有資産や業績と株価のギャップを捉える「バリュー投資」、ビジネスモデルなどを研究し企業の利益成長に伴う株価の上昇を捉える「グロース投資(成長株投資)」などがありますが、どの手法を取るにしても、それなりの勉強が必要となります。しかし、株式投資を始めるにあたって、最初からそれなりの覚悟を持って、時間を捻出し、本気で投資に取り組める人はそう多くないはずです。
私は、サラリーマンの方には最小限の勉強時間で、日々のマーケットの状況などをあまり気にすることなく、本業と投資に取り組んでいただきたいと考えています。「給料」というそれなりに安定したキャッシュフローを活かし、同時に家族や趣味に費やす時間を大切にしながら、無理なく資産形成をすることが大切だと思っているからです。
そんなサラリーマンに向いている投資手法の一つだと私が思っているのが「増配株投資」なのです。
「株の売買で稼ぐ」投資手法での成功は困難でも、
「配当で稼ぐ」投資手法なら確実性は高まる!
「増配株投資」なら、できるだけ少ない判断材料でもリスクを最小限にしながら、小さい金額から大きな資産形成を狙えるという株式投資のメリットを活かせます。「増配」というたった一つの要素によって、優れたビジネスを営んでいて倒産しにくく、株価下落リスクが小さい銘柄を抽出できるのが「増配株投資」の魅力です。さらに、毎年増え続ける配当によって投資元本を回収すれば、その後は完全にリスクを排除して配当を受け取り続けることができるのです。
株式投資は多くの人からギャンブル的なイメージを強く持たれています。実際、投資をした人の90%以上が投資に失敗しているというデータもあるくらい「投資で儲ける」というのは大変なことです。もし、あなたが株式投資に大切なお金を投じるとなると、ご家族に「10人に1人も成功できるかどうか分からないものにお金を出すの!?」と怒られてしまうかもしれません。
しかし、真剣に研究をしたうえで株式投資に取り組んでも、本当に「10人に1人」しか成功できないのかというと、そうではないと私は考えています。
確かに、デイトレードやスイングトレードのように、短期的、中期的な値上がり益で儲けることができるのは1割以下かもしれません。目先の株価の変動はその会社の業績ではなく、政治経済のニュースや為替動向などの材料による短期的な需給によるところが大きいからです。株価の変動に賭ける投資は、こういった材料に瞬時に反応できないサラリーマンにとっては、残念ながら手堅い投資方法とは言い切れません。
その一方で、株価の変動と比べると、配当を狙った投資は確実性が高いです。特に、「増配株投資」は、しっかりとしたビジネスを営んでいるからこそ「増配」できる会社を自動的に選んで投資をすることになります。そのため、会社の配当が突然「ゼロ」になったり、その会社が倒産したりする確率はかなり低くなるでしょう。そのうえで、時間をかけて配当で元を取ってしまえば、その後はノーリスクで配当を受け取り続けることができ、さらに受け取る配当は毎年増え続けていく可能性が高いのです。
一方、増配しない株の場合は、配当で元本を回収するのは至難の業です。例えば、配当利回り2%の株で元を取るには50年もの時間がかかってしまい、配当で元を取れる頃には投資家はこの世にいないかもしれませんし、その会社が50年間も配当利回り2%を維持できるのか、その会社が50年後も存続しているのか、というのもわかりません。
しかし、前回の連載記事で紹介したように「増配株投資」なら15~30年で投資資金の元が取れてしまいます。つまり、「増配株投資」は「増配」と「時間」を味方につけて、投資につきもののリスクを限りなく「ゼロ」に近づけることができる投資手法なのです。これなら、サラリーマンをしながらでも安心して仕事に取り組みながら老後の資産形成もできますし、家族の理解も得やすいのではないでしょうか。
そもそも株式投資は「株を売買して差益で稼ぐ」ものでなく、
「出資に応じて利益の配分を受け取って稼ぐ」もの!
そもそも株式投資とは「株を売買して差益を稼ぐ」ものではなく、「出資に応じて利益の配分を受け取る」ものです。ただ、株式投資で大金を手にするためには、売買で差益を稼ぐのが手っ取り早く、そういう投資家が目立つので、「株で儲ける=株を売買して差益を稼ぐ」と考えている人が多いのです。しかし、前述したように「株を売買して差益で稼ぐ」デイトレードやスイングトレードは確実性が低いのに対し、複数の銘柄に分散投資をして配当を受け取り続ける投資手法は、かなり確実性が高まります。さらに投資先を「増配株」に絞れば、投資先が倒産の憂き目に遭うなど、失敗する可能性もかなり小さくなります。また、増配株を長期間にわたり保有することで、元が取れるだけでなく、株価が大きく上昇する銘柄も少なくありません。値上がり益を狙っていないのに、保有して配当を受け取っているだけでいつの間にか値上がりしてしまう……そんな都合のいい話が普通に転がり込んできます。
投資資金の面でも、「株を売買して差益を稼ぐ」よりも「増配株投資」のほうがサラリーマンに向いていると言えます。というのも、サラリーマンをしながら一度に数百万円といった大金を投資に振り向け、アクティブに株を買ったり売ったりできる方はそう多くないでしょう。しかし、「増配株投資」では、連載第8回目で紹介したモデルプランのように月3万円ずつ、もしくはそれ以下の金額でも構わないので、投資資金を貯めながら、年に2~3銘柄を買い増して、じっくり運用資金を増やしていけばいいのです。
【※連載第8回の記事はこちら!】
⇒億トレーダーが初心者におすすめの証券会社を紹介!NISA口座の売買手数料無料のSBI証券と、株主優待で売買手数料が無料になるGMOクリック証券がおすすめ
ひょっとすると、ここ何年かは株式市場が好調だったこともあり、「株を売買して差益で稼ぐ」方法で成功した投資家さんも多いかもしれません。読者の方も雑誌やネットで成功事例をたくさん見ていると思います。しかし、かつて成功し注目された投資家の方々でも、相場の状況が変わって損をすることが多くなり、いつの間にか消えていった人も多かったのです。実際、私が本格的に株式投資を始めた頃に、投資のことを丁寧に教えて下さった師匠的な方がいたのですが、リーマン・ショック以降は株式投資から手を引き、今は株式投資にはほとんど関わっていないようです。「株を売買して差益で稼ぐ」手法は株式市場の環境に左右されるため、一般的なサラリーマンの資産形成には向いていると言い難いのではないかと思います。
では、実際に「増配株投資」を始めるとして、どのように「増配株」を探せばいいのでしょうか。
かつてネットが普及してなかったころは、連続増配をしている企業を探すには「会社四季報」などをひたすら見て探すしかなかったでしょう。しかし、昨今では「連続増配」「増配株」などのキーワードで検索するだけで、多くの記事を見つけることができます。また、このザイ・オンラインにも「ダイヤモンド・ザイ」で掲載された「○○万円以下で買える連続増配株」のような記事があるので、株式投資の初心者の人、投資資金が少額の人に適した「増配株」を見つけるのも簡単でしょう。
【※「増配株」の関連記事はこちら!】
⇒株価の上昇力が強く下値も堅い"連続増配株"に注目!4期連続となる増配&最高益更新を見込む「アイドママーケティングコミュニケーション」の買い時は?
⇒業績予想の上方修正が濃厚な銘柄への先回り投資法を伝授! 最高益の更新&増配を継続中の「シーティーエス(4345)」など、“優等生”銘柄のクセを見抜け!
⇒連続増配+増益で株価上昇も狙える「お宝5万円株」!7期連続のセブン銀行、8期連続の日本駐車場開発など配当成長と値上がり益をダブルで狙える株に注目!
そして、「増配株投資」をしている個人投資家の中には、自身のブログなどで銘柄を紹介している方もいます。中にはプロ顔負けの調査や分析もされている方もいらっしゃるので、参考にされるといいでしょう。いずれにしても、雑誌・ネットに関わらず、各種情報を得ても鵜呑みにするのではなく、自分でも一度は調べてみて、納得してから投資するようにしましょう。あくまで、投資は自己責任なのですから。
それでは、今回のポイントをまとめておきます。
【ポイント①】
サラリーマンが投資をするなら「株を売買して差益を稼ぐ」よりも「増配株投資」をして、仕事・趣味・家庭を大切にしながら資産形成をしよう!
【ポイント②】
「株を売買して差益を稼ぐ」投資手法は一時的に成功することはあっても、相場環境に大きく左右されて確実性が低い!
【ポイント③】
株式投資とは、そもそも「株を売買して差益を稼ぐ」ものではなく、「出資に応じて利益の配分を受け取る」もの!
【ポイント④】
配当を狙った「増配株投資」なら、優良な銘柄に投資できるのでリスクが減る!
【ポイント⑤】
「増配株投資」なら、一度に多額の資金は必要なく、投資資金をゆっくり準備しながら老後の資産形成が可能!
さて、今回は「配当金で元をとる」ことが「サラリーマンが仕事に取り組みながら資産形成するのに効果的」であることを解説してきました。しかし、実際に配当金が証券口座に振り込まれたとして、その配当金をどのように活用すべきなのでしょうか。そこで次回は、振り込まれた配当金を私がどのようにして使ってきたのかを紹介しながら、配当金の使い方の最適解を考えてみたいと思います。
【※連載第14回はこちら!】
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個人投資家・立川 一(たちかわ はじめ)さん
(『Value Investment since 2004 長期に配当収入増加と資産形成を目指す立川一の投資日記』:https://vis2004.blog.fc2.com/)
40代のサラリーマン投資家。中学生のころから株に興味を持ち、2004年から本格的に株式投資を開始。バフェットの本に影響を受け、最初はバリュー投資からスタートしたが、次第に増配株のメリットに気がつき、現在の投資手法を確立する。趣味である楽器演奏の腕前はかなりのもので、週末にはライブ活動も行っているとか。
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⇒増配株は「元本が増える銀行預金」「部屋数が増えるアパート」のようなもの! 追加投資をしなくても配当が増え、価値も上がる「増配株」のスゴさとは?
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⇒増配株に投資する際に参考にすべき「指標」とは?割安・割高の目安になる「PER」、資本効率の良さを表す「ROE」「ROA」など「指標」の使い方を解説!
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【第9回】
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【第10回】
⇒高配当な「米国株」や「J-REIT」の魅力を分析!増配株投資で成功した投資家が実践する「米国株」と「J-REIT」を利用した「分散投資」の戦略を公開!
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【第13回】
⇒株式投資はそもそも「株の売買で稼ぐ」ことでなく、 「出資に応じた利益の分配=配当を受け取る」もの! サラリーマンに「増配株投資」がおすすめの理由は?
【第14回】
⇒「配当金」を再投資すれば、複利効果によって配当金 &資産増加のスピードが加速する!「増配株投資」の 優位性をさらに高める「配当金」の使い道を伝授!
【第15回】
⇒株式投資に「損切り」は必要なのか? 悪材料が出た 場合の「損切り」の必要性や増配の継続性を判断する 方法など、ネガティブなニュースへの対処法を検証!
【第16回】
⇒インフラファンドが抱える「出力制御」「自然災害」「売電価格の低下」という“3つのリスク”を解説!投資対象としてのインフラファンドに未来はあるか?
【第17回】
⇒個人投資家は「株価暴落」にどう対応すべきなのか?株価の急変に右往左往しないためには「株価の変動を気にしなくていい投資手法=増配株投資」を選ぶこと
【第18回】
⇒「資産運用」は、40~50代から始めても遅くない!40~50代が定年退職や老後に備えて「増配株投資」で資産運用するメリットと注意点をわかりやすく解説!
【第19回】
⇒配当金生活を実現するなら「日本株」より「米国株」に投資すべき!? 50年以上の連続増配株が約30銘柄もある「米国株」の魅力と注意点をわかりやすく解説!
【第20回】
⇒米国株投資で注意が必要な「為替」と「税金」とは?「特定口座(源泉徴収あり)」か「NISA口座」で投資をして、口座内に「米ドル」を残さないのがポイント!
【第21回】
⇒「株」を買う理由は、本当に“増配”だけでいいのか?何歳までに始めるべきなのか?など、株初心者が抱きがちな「増配株投資」の“3つの疑問”をまとめて解決!
【第22回】
⇒「高配当株」と「増配株」では、どちらに投資すべきか?「増配」は業績やビジネスモデルの“裏付け”があるが、「高配当」は株価や配当額に左右される不安定なもの!
【第23回】
⇒「増配株投資」は“コストパフォーマンス”が高い投資法なのか? 投資に必要な「手間」や「時間」を、「配当金」で回収できるかどうかをシミュレーションして検証!
【第24回】
⇒賢い「お金の貯め方&使い方」を“億超え”サラリーマン投資家が伝授! 若いうちにもっとも重視すべきなのは「経験」でも「節約・貯金」でもなく「株式投資」!
【第25回】
⇒「東証インフラファンド指数」の登場で、インフラファンドの出来高急増&投資口価格の上昇も!? 指数連動型の投資信託の設定や機関投資家の参入に実現に期待!
【第26回】
⇒米国株投資をする際に気になる「為替変動リスク」にどう対応すべきか? 配当生活を目指す個人投資家が考える「為替変動リスク」の捉え方と回避する方法!
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外国株 | |||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
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0円/日 | 49本 | ○ (米国株CFD) |
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【SBIネオトレード証券のおすすめポイント】 以前はライブスター証券だったが、2021年1月から現在の名称に。売買手数料を見ると、1日定額プランなら1日100万円まで無料。1日100万円超の価格帯でも大手ネット証券より割安だ。そのうえ信用取引の売買手数料が完全無料と、すべての手数料プランにおいてトップレベルの安さを誇る。そのお得さは株主優待名人・桐谷さんのお墨付き。2023年10月に新取引ツール「NEOTRADER」が登場。PC版は板情報を利用した高速発注や特殊注文、多彩な気配情報、チャート表示などオールインワンの高機能ツールに仕上がっている。また「NEOTRADER」のスマホアプリ版もリリースされた。低コストで日本株(現物・信用)やCFDをアクティブにトレードしたい人におすすめ。また、売買頻度の少ない初心者や中長期の投資家にとっても、新NISA対応や低コストな個性派投資信託の取り扱いがあり、おすすめの証券会社と言える。 |
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【関連記事】 ◆【ネット証券おすすめ比較】株の売買手数料を比較したらあのネット証券会社が安かった! ◆株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券は? 手数料、使い勝手で口座を使い分けるのが桐谷流! |
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【積極的に売買する短期トレーダーに人気!】 | ||||||
※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。 |
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