こんにちは、個人投資家の立川です。
前回の記事では、私自身の具体的な投資経験を紹介させていただきました。記事を読んでいただければ、「増配株」に投資することによって、配当で元を取る(=投資元本を回収する)ことが十分可能であると理解していただけたのではないかと思います。
【※前回(連載第12回)の記事はこちら!】
⇒「配当利回りが高い株」に投資するより重要なのは、「増配傾向にある株」を選んで投資をし続けること!実現間近の「配当でモトを取る」途中経過も大公開!
しかし、読者の皆さんの中には、「配当で元を取る」という考え方に疑問を持つ方もいらっしゃると思います。例えば、「なぜ、配当で元を取ることにこだわるのか? 株価が上がって値上がり益で儲ければ手っ取り早く元が取れるじゃないか! そういう株を探したほうが早いよ!」と考える方も少なくないでしょう。
実際、私も過去に最低単元以上に投資した銘柄の中には、その後、大きく値上がりした時点で一部を売却することによって元を取り、残った分を長期保有しながら配当をもらっている銘柄もあります。しかし、私はこの連載ではそういう手法については触れておらず、配当金のみで元を取ることをおすすめしています。その理由を一緒に考えてみてください。
配当で元を取る戦略を推奨するのは、きわめて確実性が高く、
かつサラリーマン投資家でも仕事に集中することができる!
この連載は、ご家族をお持ちのサラリーマンが、株式投資で資産形成をすることを前提に書いています。
昨今は働き方改革の推進によって、フレックスタイムの導入や、休暇が取りやすくなるなど、家庭を大切にするサラリーマンには追い風が吹いています。とはいえ、まだまだ定時出勤&定時帰宅できる人は少なく、特に家庭をお持ちの方の場合、たとえ帰宅しても自分の自由になる時間も限られていることでしょう。さらに、それなりの年数を勤めている方の場合、責任ある立場についていたり、ベテランとして後進の指導にあたっていたりして、仕事を優先せざるを得ない方も多いのではないでしょうか。
当然ですが、サラリーマンの多くの方が勤務時間中は仕事に全力で取り組む必要があります。一方、日本株の取引時間は9時~15時で、見事にサラリーマンの勤務時間と被っており、仕事中に株価などを気にしているわけにはいきません。そうなるとデイトレードやスイングトレードなどのように「株を売買して差益を稼ぐ」という投資手法は、サラリーマンにはあまり向かない投資手法と言えるでしょう。
では、目先の値動きではなく、企業の本質的価値を分析する、いわゆる「ファンダメンタル」に注目して投資すればよいかというと、こちらはこちらでそれなりにハードルが高いのです。
「ファンダメンタル」に注目した投資としては、企業の保有資産や業績と株価のギャップを捉える「バリュー投資」、ビジネスモデルなどを研究し企業の利益成長に伴う株価の上昇を捉える「グロース投資(成長株投資)」などがありますが、どの手法を取るにしても、それなりの勉強が必要となります。しかし、株式投資を始めるにあたって、最初からそれなりの覚悟を持って、時間を捻出し、本気で投資に取り組める人はそう多くないはずです。
私は、サラリーマンの方には最小限の勉強時間で、日々のマーケットの状況などをあまり気にすることなく、本業と投資に取り組んでいただきたいと考えています。「給料」というそれなりに安定したキャッシュフローを活かし、同時に家族や趣味に費やす時間を大切にしながら、無理なく資産形成をすることが大切だと思っているからです。
そんなサラリーマンに向いている投資手法の一つだと私が思っているのが「増配株投資」なのです。
「株の売買で稼ぐ」投資手法での成功は困難でも、
「配当で稼ぐ」投資手法なら確実性は高まる!
「増配株投資」なら、できるだけ少ない判断材料でもリスクを最小限にしながら、小さい金額から大きな資産形成を狙えるという株式投資のメリットを活かせます。「増配」というたった一つの要素によって、優れたビジネスを営んでいて倒産しにくく、株価下落リスクが小さい銘柄を抽出できるのが「増配株投資」の魅力です。さらに、毎年増え続ける配当によって投資元本を回収すれば、その後は完全にリスクを排除して配当を受け取り続けることができるのです。
株式投資は多くの人からギャンブル的なイメージを強く持たれています。実際、投資をした人の90%以上が投資に失敗しているというデータもあるくらい「投資で儲ける」というのは大変なことです。もし、あなたが株式投資に大切なお金を投じるとなると、ご家族に「10人に1人も成功できるかどうか分からないものにお金を出すの!?」と怒られてしまうかもしれません。
しかし、真剣に研究をしたうえで株式投資に取り組んでも、本当に「10人に1人」しか成功できないのかというと、そうではないと私は考えています。
確かに、デイトレードやスイングトレードのように、短期的、中期的な値上がり益で儲けることができるのは1割以下かもしれません。目先の株価の変動はその会社の業績ではなく、政治経済のニュースや為替動向などの材料による短期的な需給によるところが大きいからです。株価の変動に賭ける投資は、こういった材料に瞬時に反応できないサラリーマンにとっては、残念ながら手堅い投資方法とは言い切れません。
その一方で、株価の変動と比べると、配当を狙った投資は確実性が高いです。特に、「増配株投資」は、しっかりとしたビジネスを営んでいるからこそ「増配」できる会社を自動的に選んで投資をすることになります。そのため、会社の配当が突然「ゼロ」になったり、その会社が倒産したりする確率はかなり低くなるでしょう。そのうえで、時間をかけて配当で元を取ってしまえば、その後はノーリスクで配当を受け取り続けることができ、さらに受け取る配当は毎年増え続けていく可能性が高いのです。
一方、増配しない株の場合は、配当で元本を回収するのは至難の業です。例えば、配当利回り2%の株で元を取るには50年もの時間がかかってしまい、配当で元を取れる頃には投資家はこの世にいないかもしれませんし、その会社が50年間も配当利回り2%を維持できるのか、その会社が50年後も存続しているのか、というのもわかりません。
しかし、前回の連載記事で紹介したように「増配株投資」なら15~30年で投資資金の元が取れてしまいます。つまり、「増配株投資」は「増配」と「時間」を味方につけて、投資につきもののリスクを限りなく「ゼロ」に近づけることができる投資手法なのです。これなら、サラリーマンをしながらでも安心して仕事に取り組みながら老後の資産形成もできますし、家族の理解も得やすいのではないでしょうか。
そもそも株式投資は「株を売買して差益で稼ぐ」ものでなく、
「出資に応じて利益の配分を受け取って稼ぐ」もの!
そもそも株式投資とは「株を売買して差益を稼ぐ」ものではなく、「出資に応じて利益の配分を受け取る」ものです。ただ、株式投資で大金を手にするためには、売買で差益を稼ぐのが手っ取り早く、そういう投資家が目立つので、「株で儲ける=株を売買して差益を稼ぐ」と考えている人が多いのです。しかし、前述したように「株を売買して差益で稼ぐ」デイトレードやスイングトレードは確実性が低いのに対し、複数の銘柄に分散投資をして配当を受け取り続ける投資手法は、かなり確実性が高まります。さらに投資先を「増配株」に絞れば、投資先が倒産の憂き目に遭うなど、失敗する可能性もかなり小さくなります。また、増配株を長期間にわたり保有することで、元が取れるだけでなく、株価が大きく上昇する銘柄も少なくありません。値上がり益を狙っていないのに、保有して配当を受け取っているだけでいつの間にか値上がりしてしまう……そんな都合のいい話が普通に転がり込んできます。
投資資金の面でも、「株を売買して差益を稼ぐ」よりも「増配株投資」のほうがサラリーマンに向いていると言えます。というのも、サラリーマンをしながら一度に数百万円といった大金を投資に振り向け、アクティブに株を買ったり売ったりできる方はそう多くないでしょう。しかし、「増配株投資」では、連載第8回目で紹介したモデルプランのように月3万円ずつ、もしくはそれ以下の金額でも構わないので、投資資金を貯めながら、年に2~3銘柄を買い増して、じっくり運用資金を増やしていけばいいのです。
【※連載第8回の記事はこちら!】
⇒億トレーダーが初心者におすすめの証券会社を紹介!NISA口座の売買手数料無料のSBI証券と、株主優待で売買手数料が無料になるGMOクリック証券がおすすめ
ひょっとすると、ここ何年かは株式市場が好調だったこともあり、「株を売買して差益で稼ぐ」方法で成功した投資家さんも多いかもしれません。読者の方も雑誌やネットで成功事例をたくさん見ていると思います。しかし、かつて成功し注目された投資家の方々でも、相場の状況が変わって損をすることが多くなり、いつの間にか消えていった人も多かったのです。実際、私が本格的に株式投資を始めた頃に、投資のことを丁寧に教えて下さった師匠的な方がいたのですが、リーマン・ショック以降は株式投資から手を引き、今は株式投資にはほとんど関わっていないようです。「株を売買して差益で稼ぐ」手法は株式市場の環境に左右されるため、一般的なサラリーマンの資産形成には向いていると言い難いのではないかと思います。
では、実際に「増配株投資」を始めるとして、どのように「増配株」を探せばいいのでしょうか。
かつてネットが普及してなかったころは、連続増配をしている企業を探すには「会社四季報」などをひたすら見て探すしかなかったでしょう。しかし、昨今では「連続増配」「増配株」などのキーワードで検索するだけで、多くの記事を見つけることができます。また、このザイ・オンラインにも「ダイヤモンド・ザイ」で掲載された「○○万円以下で買える連続増配株」のような記事があるので、株式投資の初心者の人、投資資金が少額の人に適した「増配株」を見つけるのも簡単でしょう。
【※「増配株」の関連記事はこちら!】
⇒株価の上昇力が強く下値も堅い"連続増配株"に注目!4期連続となる増配&最高益更新を見込む「アイドママーケティングコミュニケーション」の買い時は?
⇒業績予想の上方修正が濃厚な銘柄への先回り投資法を伝授! 最高益の更新&増配を継続中の「シーティーエス(4345)」など、“優等生”銘柄のクセを見抜け!
⇒連続増配+増益で株価上昇も狙える「お宝5万円株」!7期連続のセブン銀行、8期連続の日本駐車場開発など配当成長と値上がり益をダブルで狙える株に注目!
そして、「増配株投資」をしている個人投資家の中には、自身のブログなどで銘柄を紹介している方もいます。中にはプロ顔負けの調査や分析もされている方もいらっしゃるので、参考にされるといいでしょう。いずれにしても、雑誌・ネットに関わらず、各種情報を得ても鵜呑みにするのではなく、自分でも一度は調べてみて、納得してから投資するようにしましょう。あくまで、投資は自己責任なのですから。
それでは、今回のポイントをまとめておきます。
【ポイント①】
サラリーマンが投資をするなら「株を売買して差益を稼ぐ」よりも「増配株投資」をして、仕事・趣味・家庭を大切にしながら資産形成をしよう!
【ポイント②】
「株を売買して差益を稼ぐ」投資手法は一時的に成功することはあっても、相場環境に大きく左右されて確実性が低い!
【ポイント③】
株式投資とは、そもそも「株を売買して差益を稼ぐ」ものではなく、「出資に応じて利益の配分を受け取る」もの!
【ポイント④】
配当を狙った「増配株投資」なら、優良な銘柄に投資できるのでリスクが減る!
【ポイント⑤】
「増配株投資」なら、一度に多額の資金は必要なく、投資資金をゆっくり準備しながら老後の資産形成が可能!
さて、今回は「配当金で元をとる」ことが「サラリーマンが仕事に取り組みながら資産形成するのに効果的」であることを解説してきました。しかし、実際に配当金が証券口座に振り込まれたとして、その配当金をどのように活用すべきなのでしょうか。そこで次回は、振り込まれた配当金を私がどのようにして使ってきたのかを紹介しながら、配当金の使い方の最適解を考えてみたいと思います。
【※連載第14回はこちら!】
⇒「配当金」を再投資すれば、複利効果によって配当金 &資産増加のスピードが加速する!「増配株投資」の 優位性をさらに高める「配当金」の使い道を伝授!
■立川さんが利用している証券会社はGMOクリック証券とSBI証券!
⇒GMOクリック証券の詳細(公式サイト)を見る
⇒SBI証券の詳細(公式サイト)を見る
◆GMOクリック証券 【証券情報⇒GMOクリック証券の紹介ページ】 | |||
株式売買手数料(税抜) | 詳細情報(公式サイトへ) | ||
10万円 | 30万円 | 50万円 | |
88円 | 241円 | 241円 | |
【GMOクリック証券のメリット】 ネット証券でも最安レベルで、コストにうるさい株主優待名人・桐谷広人さんも利用中。近年は、各種ツールや投資情報の充実度もアップしており、売買代金では5大ネット証券に食い込むほど急成長している。商品の品揃えは、株式、先物・オプション、FXのほか、CFDまである充実ぶり。CFDでは、各国の株価指数のほか、原油や金などの商品、外国株など多彩な取引ができ、この1社でほぼすべての投資対象をカバーできると言っても過言ではないだろう。初心者やサラリーマン投資家はもちろん、信用取引やCFD、FXも活用する専業デイトレーダーまで、幅広い投資家におすすめ! |
|||
【GMOクリック証券の関連記事】 ◆「株主優待のタダ取り(クロス取引)」で得するなら、GMOクリック証券がおすすめ! 一般信用の「売建」を使って、ノーリスクで優待をゲットする方法を解説! ◆億トレーダーが初心者におすすめの証券会社を紹介!NISA口座の売買手数料無料のSBI証券と、株主優待で売買手数料が無料になるGMOクリック証券がおすすめ ◆GMOクリック証券を「無料」で利用する裏ワザとは? グループ会社の株主優待を効率よく利用することで、1年間に「最大231回分」の売買手数料が0円に! |
|||
【※立川さんが登場する記事はこちら!】
⇒「連続増配の株を買う」だけで資産1億円超を達成! サラリーマン投資家・立川一さんが編み出したシンプル&ユニークな「増配銘柄投資法」を解説!
⇒株の配当金で暮らす生活も実現可能な投資術を公開! 株の配当が増え続ける会社を選んで投資するだけで、1億5000万円の資産を築いた会社員の投資法を紹介
個人投資家・立川 一(たちかわ はじめ)さん
(『Value Investment since 2004 長期に配当収入増加と資産形成を目指す立川一の投資日記』:https://vis2004.blog.fc2.com/)
40代のサラリーマン投資家。中学生のころから株に興味を持ち、2004年から本格的に株式投資を開始。バフェットの本に影響を受け、最初はバリュー投資からスタートしたが、次第に増配株のメリットに気がつき、現在の投資手法を確立する。趣味である楽器演奏の腕前はかなりのもので、週末にはライブ活動も行っているとか。
■「『夢の配当金生活』実現メソッド」バックナンバー
【第1回】
⇒年収500万円以下のサラリーマンが、投資歴13年で資産1億5000万円、年間配当収入300万円を実現!成功のカギは「増配銘柄への投資」を発見したこと!
【第2回】
⇒定期預金の金利より「株の配当」は数百倍もお得!増配銘柄を選べば、自動的に株価下落リスクが低く、優れたビジネスモデルの超優秀な銘柄に投資できる!
【第3回】
⇒増配株は「元本が増える銀行預金」「部屋数が増えるアパート」のようなもの! 追加投資をしなくても配当が増え、価値も上がる「増配株」のスゴさとは?
【第4回】
⇒増配株への分散投資は、預貯金よりもリスクが低い?配当金だけで投資元本を回収できる期間が短くなり、元本回収後はリスクフリーで高い配当金がもらえる!
【第5回】
⇒「株主優待」の有効活用は「配当金生活」への近道!配当だけでなく株主優待にも注目すれば、投資元本は15年以内で回収できて、リスク管理がパワーアップ!
【第6回】
⇒増配株に投資する際に参考にすべき「指標」とは?割安・割高の目安になる「PER」、資本効率の良さを表す「ROE」「ROA」など「指標」の使い方を解説!
【第7回】
⇒株式投資を始める前に直面する3つの問題を解決!「時間がない」「リスクを取りたくない」「家族の理解が得られない」という悩みを解決する方法とは?
【第8回】
⇒億トレーダーが初心者におすすめの証券会社を紹介!NISA口座の売買手数料無料のSBI証券と、株主優待で売買手数料が無料になるGMOクリック証券がおすすめ
【第9回】
⇒サラリーマンが株式投資する前に準備すべきことは?投資資金とは別に、当面の生活費やiDeCoなどを準備して、株式投資による自分年金作りを始めよう!
【第10回】
⇒高配当な「米国株」や「J-REIT」の魅力を分析!増配株投資で成功した投資家が実践する「米国株」と「J-REIT」を利用した「分散投資」の戦略を公開!
【第11回】
⇒インフラファンドのメリット・デメリットを解説! 「J-REIT」と比較しても、「インフラファンド」には 高利回り+安定度、不況に強いなど、メリット多数!
【第12回】
⇒「配当利回りが高い株」に投資するより重要なのは、 「増配傾向にある株」を選んで投資をし続けること! 実現間近の「配当でモトを取る」途中経過も大公開!
【第13回】
⇒株式投資はそもそも「株の売買で稼ぐ」ことでなく、 「出資に応じた利益の分配=配当を受け取る」もの! サラリーマンに「増配株投資」がおすすめの理由は?
【第14回】
⇒「配当金」を再投資すれば、複利効果によって配当金 &資産増加のスピードが加速する!「増配株投資」の 優位性をさらに高める「配当金」の使い道を伝授!
【第15回】
⇒株式投資に「損切り」は必要なのか? 悪材料が出た 場合の「損切り」の必要性や増配の継続性を判断する 方法など、ネガティブなニュースへの対処法を検証!
【第16回】
⇒インフラファンドが抱える「出力制御」「自然災害」「売電価格の低下」という“3つのリスク”を解説!投資対象としてのインフラファンドに未来はあるか?
【第17回】
⇒個人投資家は「株価暴落」にどう対応すべきなのか?株価の急変に右往左往しないためには「株価の変動を気にしなくていい投資手法=増配株投資」を選ぶこと
【第18回】
⇒「資産運用」は、40~50代から始めても遅くない!40~50代が定年退職や老後に備えて「増配株投資」で資産運用するメリットと注意点をわかりやすく解説!
【第19回】
⇒配当金生活を実現するなら「日本株」より「米国株」に投資すべき!? 50年以上の連続増配株が約30銘柄もある「米国株」の魅力と注意点をわかりやすく解説!
【第20回】
⇒米国株投資で注意が必要な「為替」と「税金」とは?「特定口座(源泉徴収あり)」か「NISA口座」で投資をして、口座内に「米ドル」を残さないのがポイント!
【第21回】
⇒「株」を買う理由は、本当に“増配”だけでいいのか?何歳までに始めるべきなのか?など、株初心者が抱きがちな「増配株投資」の“3つの疑問”をまとめて解決!
【第22回】
⇒「高配当株」と「増配株」では、どちらに投資すべきか?「増配」は業績やビジネスモデルの“裏付け”があるが、「高配当」は株価や配当額に左右される不安定なもの!
【第23回】
⇒「増配株投資」は“コストパフォーマンス”が高い投資法なのか? 投資に必要な「手間」や「時間」を、「配当金」で回収できるかどうかをシミュレーションして検証!
【第24回】
⇒賢い「お金の貯め方&使い方」を“億超え”サラリーマン投資家が伝授! 若いうちにもっとも重視すべきなのは「経験」でも「節約・貯金」でもなく「株式投資」!
【第25回】
⇒「東証インフラファンド指数」の登場で、インフラファンドの出来高急増&投資口価格の上昇も!? 指数連動型の投資信託の設定や機関投資家の参入に実現に期待!
【第26回】
⇒米国株投資をする際に気になる「為替変動リスク」にどう対応すべきか? 配当生活を目指す個人投資家が考える「為替変動リスク」の捉え方と回避する方法!
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
【2024年11月4日時点】 【証券会社おすすめ比較】 手数料、取引ツールetc.で総合比較! おすすめネット証券はココだ! |
||||||
株式売買手数料(税込) | 投資信託 | 外国株 | ||||
1約定ごと | 1日定額 | |||||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
すべて0円 | 2567本 | ○ 米国、中国 、アセアン |
||||
【楽天証券のおすすめポイント】 国内株式の現物取引と信用取引の売買手数料が完全無料(0円)! 株の売買コストについては、同じく売買手数料無料を打ち出したSBI証券と並んで業界最安レベルとなった。また、投信積立のときに楽天カード(一般カード/ゴールド/プラチナ)で決済すると0.5〜1%分、楽天キャッシュで決済すると0.5%分の楽天ポイントが付与されるうえ、投資信託の残高が一定の金額を超えるごとにポイントが貯まるので、長期的に積立投資を考えている人にはおすすめだろう。貯まった楽天ポイントは、国内現物株式や投資信託の購入にも利用できる。また、取引から情報収集、入出金までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経テレコン(楽天証券版)を利用することができるのも便利。さらに、投資信託数が2500本以上と多く、米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、金の積立投資もできるので、長期的な分散投資がしやすいのも便利だ。2024年の「J.D. パワー個人資産運用顧客満足度調査<ネット証券部門>」では総合1位を受賞。 |
||||||
【関連記事】 ◆【楽天証券の特徴とおすすめポイントを解説!】売買手数料が安く、初心者にもおすすめの証券会社! 取引や投資信託の保有で「楽天ポイント」を貯めよう ◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実 |
||||||
【楽天カードを活用すれば、投資しながら楽天ポイントもゲット!】 | ||||||
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
すべて0円 ※取引報告書などを「電子交付」に設定している場合 |
2554本 | ○ 米国、中国、 韓国、ロシア 、アセアン |
||||
【SBI証券のおすすめポイント】 ネット証券最大手のひとつ。国内株式の売買手数料を完全無料化! 取引報告書などを電子交付するだけで、現物取引、信用取引に加え、単元未満株の売買手数料まで0円になるので、売買コストに関しては圧倒的にお得な証券会社と言える。投資信託の数が業界トップクラスなうえ100円以上1円単位で買えるので、投資初心者でも気軽に始められる。さらに、IPOの取扱い数は大手証券会社を抜いてトップ。PTS取引も利用可能で、一般的な取引所より有利な価格で株取引できる場合もある。海外株式は米国株、中国株のほか、アセアン株も取り扱うなど、とにかく商品の種類が豊富だ。米国株の売買手数料が最低0米ドルから取引可能になのも魅力。低コストで幅広い金融商品に投資したい人には、必須の証券会社と言えるだろう。2024年は「JCSI(日本版顧客満足度指数)調査」の「証券業種」で1位を獲得。また口座開設サポートデスクが土日も営業しているのも、初心者には嬉しいポイントだ。 |
||||||
【SBI証券の関連記事】 ◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実 ◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」! |
||||||
◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 1885本 | ○ 米国 |
|
【松井証券のおすすめポイント】 1日定額制プランしかないものの1日の約定金額の合計が50万円以下であれば売買手数料が無料という手数料体系は非常に魅力的。また、25歳以下なら現物・信用ともに国内株の売買手数料が完全無料! 資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。その使い勝手は、チャート形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」を愛用している株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判を押す。また、デイトレード限定で手数料が無料、金利・貸株料が0%になる「一日信用取引」や手数料が激安になる「一日先物取引」など、専業デイトレーダーにとって利便性の高いサービスも充実している。「J.D.パワー2024年カスタマーセンターサポート満足度調査<金融業界編>」では、ネット証券部門で1位を受賞した。 ※ 株式売買手数料に1約定ごとのプランがないので、1日定額制プランを掲載。 |
||||||
【関連記事】 ◆【松井証券のおすすめポイントは?】1日50万円以下の株取引は手数料0円(無料)! その他の無料サービスと個性派投資情報も紹介 ◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」! |
||||||
1約定ごと(税込) | 1日定額(税込) | 投資信託 ※1 |
外国株 | |||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
99円 | 115円 | 275円 | 550円/日 | 1764本 | ○ 米国、中国 |
|
【マネックス証券のおすすめポイント】 日本株の取引や銘柄分析に役立つツールが揃っているのがメリット。中でも、多彩な注文方法や板発注が可能な「マネックストレーダー」や、重要な業績を過去10期以上に渡ってグラフ表示できる「マネックス銘柄スカウター」はぜひ利用したい。「ワン株」という株を1株から売買できるサービスもあるので、株初心者はそこから始めてみるのもいいだろう。また、外国株の銘柄数の多さも魅力で、4850銘柄以上の米国株や約2650銘柄の中国株を売買できる。「dカード」や「マネックスカード」で投資信託を積み立てると最大1.1%のポイント還元。さらに、投資信託の保有金額に対し、最大0.26%分(年率)のマネックスポイントが付与されるのもお得だ。なお、2023年10月にNTTドコモと業務提携を発表しており、2024年7月からは「dカード」による投資信託のクレカ積立などのサービスが始まった。 |
||||||
【関連記事】 ◆NISAのクレジットカード積立は「dカード積立」がおすすめ! ポイント還元率は業界トップクラスの1.1%で、「dカード GOLD」ならお得な付帯サービスも満載 ◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル! ◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ! |
||||||
【人気の「米国株」の銘柄数がトップクラス!】 | ||||||
◆auカブコム証券(旧:カブドットコム証券) ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 1839本 | ○ 米国 |
|
【auカブコム証券のおすすめポイント】 MUFGグループとKDDIグループが出資するネット証券で、SB証券や楽天証券などと並んで5大ネット証券のひとつ。日本株は、1日定額制なら1日100万円の取引まで売買手数料が無料(0円)!「逆指値」や「トレーリングストップ」などの自動売買機能が充実していることも特徴のひとつ。あらかじめ設定しておけば自動的に購入や利益確定、損切りができるので、日中に値動きを見られないサラリーマン投資家には便利だ。板発注機能装備の本格派のトレードツール「kabuステーション」も人気が高い。その日盛り上がりそうな銘柄を予測する「リアルタイム株価予測」など、デイトレードでも活用できる便利な機能を備えている。投資信託だけではなく「プチ株(単元未満株)」の積立も可能。月500円から株を積み立てられるので、資金の少ない株初心者にはおすすめだ。「J.D.パワー 2024年カスタマーセンターサポート満足度調査<金融業界編>」において、ネット証券部門で2年連続第1位となった。 |
||||||
【関連記事】 ◆auカブコム証券の新アプリで「スマホ投資」が進化! 株初心者でもサクサク使える「シンプルな操作性」と、投資に必要な「充実の情報量」を両立できた秘密とは? ◆「auカブコム証券+au PAY カード」で積立投資すると最大5%のPontaポイントがたまる! NISAも対象なので、これから投資を始める人にもおすすめ! ◆【auカブコム証券の特徴とおすすめポイントを解説】NISA口座なら日本株と米国株の売買手数料が無料で、クレカ積立の還元率は「1%」とネット証券トップクラス |
||||||
◆GMOクリック証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 112本 | ○ (CFD) |
|
【GMOクリック証券のおすすめポイント】 1日100万円まで取引は売買手数料無料! 1約定ごとプランの売買手数料も最安レベルで、コストにうるさい株主優待名人・桐谷広人さんも利用しているとか。信用取引の売買手数料と買方金利・貸株料も最安値レベルで、一般信用売りも可能だ! 近年は、各種ツールや投資情報の充実度もアップ。米国株の情報では、瞬時にAIが翻訳する英語ニュースやグラフ化された決算情報などが提供されており、米国株CFDの取引に役立つ。商品の品揃えは、株式、FXのほか、外国債券やCFDまである充実ぶり。CFDでは、各国の株価指数のほか、原油や金などの商品、外国株など多彩な取引が可能。この1社でほぼすべての投資対象をカバーできると言っても過言ではないだろう。なお、国内店頭CFDについては、2023年末まで10年連続で取引高シェア1位を継続。頻繁に売買しない初心者やサラリーマン投資家はもちろん、信用取引やCFDなどのレバレッジ取引も活用する専業デイトレーダーまで、幅広い投資家におすすめ! |
||||||
【関連記事】 ◆GMOクリック証券が“業界最安値水準”の売買手数料を維持できる2つの理由とは? 機能充実の新アプリのリリースで、スマホでもPCに負けない投資環境を実現! ◆「株主優待のタダ取り(クロス取引)」で得するなら、GMOクリック証券がおすすめ! 一般信用の「売建」を使って、ノーリスクで優待をゲットする方法を解説! ◆GMOクリック証券を「無料」で利用する裏ワザとは? グループ会社の株主優待を効率よく利用することで、1年間に「最大375回分」の売買手数料が0円に! ◆億トレーダーが初心者におすすめの証券会社を紹介! NISA口座の売買手数料無料のSBI証券と、株主優待で売買手数料が無料になるGMOクリック証券がおすすめ |
||||||
1約定ごと(税込) | 1日定額(税込) | 投資信託 ※1 |
外国株 | |||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
◆SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券) ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 36本 | ○ (米国株CFD) |
|
【SBIネオトレード証券のおすすめポイント】 以前はライブスター証券だったが、2021年1月から現在の名称に。売買手数料を見ると、1日定額プランなら1日100万円まで無料。1日100万円超の価格帯でも大手ネット証券より割安だ。そのうえ信用取引の売買手数料が完全無料と、すべての手数料プランにおいてトップレベルの安さを誇る。そのお得さは株主優待名人・桐谷さんのお墨付き。2023年10月に新取引ツール「NEOTRADER」が登場。PC版は板情報を利用した高速発注や特殊注文、多彩な気配情報、チャート表示などオールインワンの高機能ツールに仕上がっている。また「NEOTRADER」のスマホアプリ版もリリースされた。低コストで日本株(現物・信用)やCFDをアクティブにトレードしたい人におすすめ。また、売買頻度の少ない初心者や中長期の投資家にとっても、新NISA対応や低コストな個性派投資信託の取り扱いがあり、おすすめの証券会社と言える。 |
||||||
【関連記事】 ◆【ネット証券おすすめ比較】株の売買手数料を比較したらあのネット証券会社が安かった! ◆株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券は? 手数料、使い勝手で口座を使い分けるのが桐谷流! |
||||||
【SBIグループに入ってIPO取扱数も急増!】 | ||||||
※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。 |
【SBI証券×ザイ・オンライン】タイアップ企画
新規口座開設+条件クリアした人全員に
現金2000円プレゼント!⇒関連記事はこちら
お得な限定キャンペーン! | もれなく2500円プレゼント | 株の売買手数料がお得! |
---|---|---|
SBI証券 新規口座開設+条件クリアで もれなく2000円プレゼント! |
岡三オンライン証券 1日定額プランで 手数料を大幅値下げ! |
松井証券 1日50万円までの取引 なら売買手数料0円! |
ネット証券最大手で、ザイ・オンラインでも人気NO.1⇒関連記事 | 2017年の秋からIPO取扱数がトップクラスに!⇒関連記事 | 優待名人・桐谷さんも「便利でよく使う」とおすすめ⇒ 関連記事 |