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株価に“変化のサイン”が点灯した今こそ「安定投資」への切り替えが必要!「好業績を継続している株」や「急落に強い高配当株」で“守りの運用”を意識しよう

2020年10月21日公開(2022年3月29日更新)
ザイ編集部
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株価上昇の勢いが鈍ってきた今こそ“安定投資”に切り替えよう!

10月21日発売のダイヤモンド・ザイ12月号の大特集は、「どんな相場でも生き抜ける!【安定投資】入門」! コロナ・ショック後、世界的に株価の上昇基調が続いていたが、ここ最近の株式市場には、さまざまな"変化の兆し”が見られる。相場の流れが変わり、これまで絶好調だった成長株が急に失速する恐れもあるため、ここらで“安定投資”に切り替えるのも一案だ。

そこで、この特集では「安定」をキーワードに、注目すべき投資対象を紹介。「10年間もずっと増収増益の株」や「“ド安定”高配当株」「連続増配株」、株主優待名人・桐谷広人さんが推奨する「株主優待株」などを取り上げており、いずれも"安定投資”に最適だ。今回は特集の冒頭を抜粋し、最近の株式市場にどのような"変化の兆し”があるかを解説! さらに、相場の変化への対処法も紹介するので、投資の参考にしてほしい!

IT関連株の値動きを反映するナスダック指数の上昇がストップ!
コロナ後、堅調だった株式市場が荒れ模様に転換する可能性も?

相場に

 新型コロナウイルスの蔓延によって、世界中の株式市場は一時的に大暴落したが、世界各国の金融緩和や財政出動のおかげで、急速に回復した。日経平均株価も、すでにコロナ・ショック前の水準まで回復している。

 世界的な株価上昇のけん引役になったのが、米国のIT関連株だ。米国のIT関連株の値動きを反映する「ナスダック指数」を見ると、2020年3月末のコロナ・ショックから6カ月間で、実に82%も上昇している。これは、「GAFAM(米国のIT大手のグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフトの総称)」など、IT大手の成長が加速したからだ。ちなみに、日本のIT関連株を見ても、短期間のうちに株価が直近安値の数倍にまで急騰している銘柄が少なくない。
【※関連記事はこちら!】
米国株の注目銘柄は「GAFAM」などの“グロース株”から「リオティント」のような“バリュー株”に変化の兆し! 景気回復に向け、高配当&低PERの大型鉱業株に注目

 ところが、2020年9月に入ると状況に変化が。ここまで絶好調だった「ナスダック指数」が、約3週間で12%も下落したのだ。米国長期金利の上昇や、大統領選挙を巡る攻防など、複合的な要因があると見られるが、これを「トレンド転換の合図」と受け止める向きもある。また、株価指標で見たときに、IT関連株の株価がバブル的状況(上げすぎ)になっていると指摘する市場関係者も多いことから、利益確定の動きが加速する恐れもあるだろう。

 もちろん、ここまで急速に成長してきた株が、今後もさらに値上がりし続ける可能性はある。しかし、強気一辺倒になりづらい状況に変わったことは間違いない。そのため、よほど自分の相場観に自信がある人以外、ここらで一度立ち止まって「安定投資」への切り替えを検討してみてもいいだろう。

波乱含みの相場に対応するなら「安定投資」を意識しよう!
いつだって強いのは「業績が絶好調な株」や「高配当株」!

 そもそも、急騰した株は下げるときの勢いも強烈になりがちだ。今後、株式市場が軟調になることを想定するなら、ここからは急落しづらそうな株を選ぶ必要がある。選ぶうえでのポイントとして、ダイヤモンド・ザイが提案するのが以下の3点だ。

【世界一の投資家の手法をマネる!】

世界一の投資家の手法をマネる!

 世界的に有名な投資家たちは、過去の金融危機をうまく乗り越えた実績を持っているので、彼らのやり方を参考にするのも手。たとえば、世界でもっとも有名な投資家・ウォーレン・バフェット氏は、長期投資の申し子だ。バフェット氏の運用成績と、米国の代表的な株価指数(S&P500)を比較すると、過去55年間でバフェット氏が指数に勝利した年は37年。つまり、勝率は実に約7割に上る。その安定したやり方は、ぜひマネしてみたい(ダイヤモンド・ザイ12月号の大特集「どんな相場でも生き抜ける!【安定投資】入門」では、そんなバフェット氏の投資手法を紹介!)。

【過去、金融危機に直面しても好業績を続けた企業を買う!】

好業績を続けた企業を買う!

 「安定投資」のための2つ目のポイントは、「これまでに金融危機に直面しても、好業績を続けてきた企業を買う」こと。直近10年を振り返るだけでも、東日本大震災による相場の暴落からコロナ・ショックまで、大小さまざまな金融危機が発生している。当然、ダメージを受けた企業は多いが、なかには継続的に成長してきた企業もある。そのような企業は、世の中がどのような状況であっても利益を上げられる"強み”を持っている場合が多い。そのため、「安定投資」にはうってつけなのだ。

【急落に強い高配当株を買う!】

急落に強い高配当株を買う!

 最後に注目したいのが、「急落に強い高配当株」だ。配当に力を入れている高配当株は、金融危機などで株価が下落すると、配当利回りが上昇する。結果、注目されて買いが入りやすくなることから、配当が株価を下支えする期待が持てる。なかでも、10年以上減配していなかったり、毎年のように増配を続けていたりする高配当株は、特に値下がりしにくいので、目先の相場変動を気にせず、安定的に保有し続けられるのだ。
【※関連記事はこちら!】
「配当利回りランキング」高配当ベスト50銘柄を公開!【2020年最新版】会社予想の配当利回りランキングと一緒に、株主優待の有無や連続増配期間もチェック!

 さて、ここまでダイヤモンド・ザイ12月号の大特集「どんな相場でも生き抜ける!【安定投資】入門」から、今「安定投資」を意識すべき理由を紹介した。誌面では、「安定投資」に適した投資対象を見つける3つのポイントをさらに掘り下げて解説。バフェット式の投資スタイルで選んだ、日本株の注目株なども取り上げているので、併せてチェックしてほしい!

相場の変化に強い"最強”の投資対象を探すなら、
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ダイヤモンド・ザイ12月号

 今回は、10月21日発売のダイヤモンド・ザイ12月号の大特集「どんな相場でも生き抜ける!【安定投資】入門」から、一部を抜粋して紹介した。

 ダイヤモンド・ザイ12月号の巻頭特集は、「バブル警報発令中!【日本株】買うべきか引くべきか」。コロナ・ショックで暴落した後、株価は急回復しているが、経済はまだ低迷中なので、さすがに“上がりすぎ”という見方もある。この特集では、ストラテジストやエコノミストによる2021年の株価予測やその根拠などを解説しているので、長期的な投資計画を立てる際に役立つはずだ。

 ほかにも「【地方移住&2拠点生活】のリアルレポート」「【iDeCo】投資信託・全270本の完全リスト」「コロナ禍で注目度が急上昇!【ESG投資】で儲かる株は⁉」など、注目の特集が満載!

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