個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!

株で1億円以上を稼いだ個人投資家が注目する“情報源”を公開!「適時開示」で最新情報を毎日チェックするほか、企業サイトのIRページやSNSなどで情報を収集!

2021年1月3日公開(2022年9月20日更新)
ザイ・オンライン編集部
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株式投資で1億円以上を稼ぎ出した個人投資家(億り人)たちが、日々チェックを欠かさない“情報源”とは?

発売中のダイヤモンド・ザイ2021年2月号は、特集「2020年の大反省会&2021年の投資戦略」を掲載! この特集では、ダイヤモンド・ザイの読者274人にアンケートを実施し、「2020年に儲かったか、損したか」「どんな銘柄で儲かり、どんな銘柄で損したか」「コロナ・ショック時にどう動いたか」「2021年にはどんな株を買いたいか」などを聞いている。(※アンケートは2020年10月14~11月20日にウェブ上で実施。回答者274名のうち、男性85%、女性15%。平均年齢51.4歳)

さらに、特集内では1億円以上の資産を築いた24人の個人投資家に「2020年の投資成績」や「2021年の投資戦略」「投資するにあたって活用している情報源」なども聞いている。今回は、億り人たちが「投資するにあたって活用している情報源」をまとめた記事を一部抜粋するので、参考にしてみよう!
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株で1億円超の資産を築いた“億り人”24人の「2020年の投資成績」を公開! 凄腕投資家のコロナ・ショック時の行動や、どのくらい稼いだ(損した)かが明らかに!

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ほとんどの億り人が日々チェックしていたのは「適時開示」!
企業のIRページをじっくり読み込む人も多かった!

 億の資産を築いた個人投資家は、どんな銘柄を売買しているのか。また、どんな根拠でその銘柄を選んでいるのか、気になる人も多いだろう。そこでダイヤモンド・ザイでは”億り人”たちにアンケートをとり、「投資に活用している情報源」を教えてもらった。その結果、全部で9種類の情報源が挙げられたが、ここではそのうちの4つを紹介する。

【億り人の情報源①適時開示】

投資するうえで情報は武器になる!

 一つ目の情報源は、ほぼすべての億り人がチェックしていた「適時開示」だ。適時開示とは、“投資判断に影響を与える”重要な会社情報を発表すること。上場企業は、適時開示を行うことを法律で義務付けられており、たとえば業績予想や配当予想の修正、増資、株式分割や併合、重大な事件・事故などが開示される。いわば企業のニュース速報のようなものだ。

 適時開示が出ると、内容によっては株価がすぐに反応するので、チェックは必須。「毎日チェックして、トレードの材料が出ていないか確認。材料が出たら、それが株価に与えるインパクトを考えてポジションを取ります」(まつのすけさん)、「もっとも早い公式情報なので、平日は必ずチェック。株主優待投資家として、最新の株主優待新設や変更情報も確認。業績修正や決算短信も開示されるので、保有する株や気になる株の動向を見ます」(v-com2さん)、「企業や経営者が発信する情報は重要。できる限り目を通します」(アイルさん)。このように、適時開示のチェックを日課にしている人は多い。「情報源は適時開示のみ」(かんちさん)という人もいるほどだ。

 なお、適時開示を見るには、東京証券取引所の「TDnet(適時開示情報閲覧サービス)」を使うと便利だ。
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【億り人の情報源②企業の決算・IR】

 決算短信や決算説明会資料、ビジネスモデルなど、企業が自社サイトのIR(投資家向け広報)ページで掲載している情報を読み込んでいる人も多かった。

 決算情報では「事業内容、業績状況などを確認」(DAIBOUCHOUさん)するのが基本。「決算説明会や中期計画などの資料で銘柄を深掘り。適時開示に出ない資料もあるので、主力で大きく投資している企業は必ず、投資候補先についてもできるだけ見る。説明会資料はビジュアルでわかりやすく、企業への理解が深まります」(v-com2さん)、「必要に応じてIR部門に質問も。ビジネスモデルなどは質問して勘違いに気が付くこともあり、重視している」(立川一さん)
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【億り人の情報源③ツイッター・ブログ】

SNSやブログでも情報収集できる!

 ツイッターやブログ、さらに掲示板などで、ほかの投資家が発信する情報を参考にしている人も見られた。「ツイッターなどのSNSにも有益な情報の発信がたくさんあり、参考になります」(アイルさん)、「ツイッターは即時性があり、全世界の情報源を一元で監視しやすい」(まぁさん)、「『ラテまっちゃさん』のツイッターが、セクター分けされていてかなり有効に使えます」(ラスクさん)

 ツイッター以外では、投資ブログも人気だった。「『にほんブログ村』の株ブログ新着記事を見ています。株ブロガーの記事に、自分が注目していなかった有望銘柄が書かれていることがあるため」(wannyan07さん)、「『Ameba』の株カテゴリーのブログは毎日、50件以上読んでいます。フッと良い銘柄に出会えたりします」(ようこりん)

 ただし、いずれも個人が発信しているもの。「間違った情報や煽り投稿もあるので、惑わされないように注意が必要」(まぁさん)だ。

【億り人の情報源④経済紙・マネー雑誌】

 新たな銘柄候補との出会いには、新聞やマネー雑誌を活用している人も多かった。「日経新聞、日刊工業新聞、地方新聞は、世界と日本経済の流れを見るために読んでいます。どこに資金が行くのかなど、ズバリ上がる材料も載っています。新聞を読まないのは非常にもったいない」(ラスクさん)。「ダイヤモンド・ザイなどのマネー誌を、おもに投資候補に出会うために読んでいます。すでに持っている株は、自分の意見との相違を確認できます」(v-com2さん)

 ここまで、億り人たちがチェックしている情報源を4つ紹介してきた。すぐにチェックできるものばかりなので、「これまで、あまり情報を集めずにトレードしてきたかも」と感じている人は、日々の情報収集の参考にしてみてほしい。
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 また、巻頭特集は「2021年の株&投信【全予測】」。この特集では、アナリストなどのプロ100人に、2021年の日経平均株価の値動きや東証マザーズ市場の動向、これからの注目の業種やテーマ、上昇の期待ができる投資信託などを聞いている。「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークスの社長・藤野英人さんに聞いた「2021年の株式市場をうまく乗り切るための”心構え”」も紹介しているので、新年の投資計画を立てる際に役立つはずだ。

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