「ニフティライフスタイル」のIPO情報総まとめ！スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の行動支援WEB検索サービス企業との比較や予想まで解説！［2021年12月28日 情報更新］

会社名	ニフティライフスタイル
市場・コード／業種	東証マザーズ・4262／情報・通信業
上場日	12月24日
申込期間（BB期間）	12月8日～12月14日
おすすめ証券会社	大和証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、岡三オンライン証券、auカブコム証券（旧：カブドットコム証券）、CONNECT、DMM.com証券
フィスコ分析による 市場の注目度	★★★（最高★5つ）

初値（初値騰落率）	1800円（-10.00%）
最新チャート	【クリックで最新チャートへ】

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ニフティライフスタイルが12月24日にIPO（新規上場）！

　ニフティライフスタイルは、2021年11月19日、東京証券取引所に上場承認され、2021年12月24日にIPO（新規上場）することが決定した。

　ニフティライフスタイルは2018年2月23日に設立された。「想像以上を、みつけよう。」をコーポレートメッセージとして、ライフスタイル領域において、ユーザー“一人ひとり”の行動を支援するための「行動支援サービス事業」を展開している。行動支援サービス事業を構成するサービスとして、「行動支援プラットフォームサービス（ニフティ不動産、ニフティ求人、ニフティ温泉）」「行動支援ソリューションサービス（DFO、オンライン内見）」を提供している。

 

ニフティライフスタイルのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する？
（ブックビルディング期間、上場日など）

■スケジュール
仮条件提示	12月6日
ブックビルディング（抽選申込）期間	12月8日～12月14日
公開価格決定	12月15日
購入申込期間	12月16日～12月21日
払込日	12月23日
上場日	12月24日

ニフティライフスタイルのIPOは、どこの証券会社で申し込める？
（主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など）

■取り扱い証券会社（2021年12月8日時点。割当は変更になる場合があります）
証券会社名 （※青文字はクリックで詳細ページへ）	引受シェア	口座開設
大和証券 ［最短翌日に取引可能］	4.3％
SBI証券 ［最短翌日に取引可能］	1.7％
楽天証券 ［最短翌日に取引可能］	0.4％
マネックス証券 ［最短翌日に取引可能］	0.4％
松井証券 ［最短3日後に取引可能］	0.4％
岡三オンライン証券 ［最短2日後に取引可能］	―％
auカブコム証券（旧：カブドットコム証券） ［最短翌日に取引可能］	―％
CONNECT ［最短3日後に取引可能］	－％
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止	―％
みずほ証券（主幹事証券）	87.0％
三菱UFJモルガン・スタンレー証券	4.8％
岡三証券	0.9％

ニフティライフスタイルのIPOは、いくらで買える？ 割安／割高？
（仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など）

■価格情報
想定発行価格（※1）	1970円
仮条件 ［予想PER（※2）］	1940～2000円 ［20.2倍～20.8倍］
公募価格	2000円
初値	1800円
初値騰落率	-10.00%
予想トレーディングレンジ（※3）	1800～3000円
最新チャート	【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS＝今期（IPO時）予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。

■類似会社3社の予想PER（2021年12月3日ザラバの株価と会社側予想から計算）
会社名 ※クリックで最新チャートへ	予想PER
【3社平均】	34.6倍
LIFULL<2120>	48.2倍(連)
カカクコム<2371>	44.9倍(連)
じげん<3679>	10.8倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

ニフティライフスタイルの発行株数・単元数・公開規模は？

■株数などに関する情報
発行済株式数（上場時）	625万株（予定）
公開株式数	公募125万株  売出85万株 （オーバーアロットメントによる売出31万5000株）
想定公開規模（※1）	47.6億円（OA含む）
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

ニフティライフスタイルは「ニフティ不動産」など提供

　WEBテクノロジーを活用し、生活を便利で豊かにする「行動支援サービス事業」を展開する。同事業を構成するサービスとして、「行動支援プラットフォームサービス（ニフティ不動産、ニフティ求人、ニフティ温泉）」「行動支援ソリューションサービス（ウェブ集客支援、オンライン内見）」があり、「ニフティ不動産」が主要サービス。ニフティ（株）が100％の株式を保有。

　根強い人気のあるインターネット関連企業のマザーズIPOで、「ニフティ」ブランドになじみがある個人投資家の関心を集めるだろう。ただ、12/24は今回のIPOラッシュで最多の7社同時上場となり、初値買い分散の影響が強まることが想定される。公開規模も荷もたれ感がある。

　公開規模については40億円台半ばから50億円程度となる見込み。公開株以外が市場流通する可能性はないだろう。

◆「ニフティライフスタイル」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
大和証券［最短翌日に取引可能］
SBI証券［最短翌日に取引可能］
楽天証券［最短翌日に取引可能］
マネックス証券［最短翌日に取引可能］
松井証券［最短3日後に取引可能］
岡三オンライン証券［最短2日後に取引可能］
auカブコム証券（旧：カブドットコム証券）［最短翌日に取引可能］
CONNECT［最短3日後に取引可能］
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら！

ニフティライフスタイルの業績データ

■業績推移（単位：百万円・％ ）
決算期	売上高 （伸び率）	経常利益 （伸び率）	純利益 （伸び率）
2018/3	― （―）	― （―）	― （―）
2019/3	1,695 （―）	502 （―）	357 （―）
2020/3	2,001 （18.1%）	683 （35.9%）	500 （40.1%）
2021/3	2,203 （10.1%）	796 （16.6%）	510 （2.0%）
2022/3予	― （―）	― （―）	― （―）

■連結業績推移（単位：百万円・％ ）
決算期	売上高 （伸び率）	経常利益 （伸び率）	純利益 （伸び率）
2020/3	2,072 （―）	699 （―）	505 （―）
2021/3	2,264 （9.2%）	802 （14.8%）	507 （0.5%）
2022/3予	2,717 （20.0%）	932 （16.1%）	601 （18.4%）
2021/9 2Q	1,235 （―）	417 （―）	267 （―）
予想EPS（※） ／配当	単独：-円 連結：96.19円／-円
※ 予想EPSは「今期（IPO時）予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

ニフティライフスタイルの業績コメント

　2022年3月期の業績は、売上高が前期比20.0％増の27.1億円、経常利益が同16.1％増の9.3億円と増収増益の見通しとなっている。

　同社の「ニフティ不動産」では、引き続きコロナ禍における在宅勤務など働き方の変化における事業環境情報の変化を捉らえ、主力の賃貸領域ではUI/UXの改善による送客率の上昇を実現し、売買領域ではユーザーニーズ拡大の追い風を受けてユーザー数が好調に推移した。

 「ニフティ温泉」では、緊急事態宣言による温浴施設の営業自粛や外出自粛の長期化により、温浴施設ユーザー数はコロナ禍以前の水準には戻らない状況のなかで、With/Afterコロナ時代に温浴施設に求められる情報の普及を目的とした温浴施設向け「混雑情報表示サービス」の導入が全国200施設で進むなど、より多くの人に温泉文化や風呂を楽しめるようなサービスの提供を進めている。

 「ニフティ求人」については、コロナ禍において飲食業などを中心に採用ニーズが減少するなか、求職ユーザーの維持を最優先とし掲載求人数の維持、拡大を目的にパートナーとの連携強化を進めている。

　行動支援ソリューションサービスでは、実際に訪問することなくオンライン経由で不動産物件の内見を可能にする「オンライン内見」ツールのメリットや対応可能物件などの情報サイトコンテンツを拡充し、オンライン内見を起点とした新たな家探しの認知や利用機会の拡大を目指している。

　広告運用の業務効率化や改善を実現する「DFO（Data Feed Optimization）」では、メインのEC領域にて継続した販売促進に取り組んでいる。

　なお、通期計画に対する第2四半期末時点における進捗率は、売上高12.3億円で45.4％、経常利益4.1億円で44.7％となっている。

ニフティライフスタイルの詳細情報

■基本情報
所在地	東京都新宿区北新宿二丁目21番1号
代表者名（生年月日）	代表取締役社長 成田 隆志（昭和52年5月16日生）
設立	平成30年2月23日
資本金	1億円（令和3年11月19日現在）
従業員数	新規上場会社57人 連結会社59人（令和3年10月31日現在）
事業内容	WEBテクノロジーを活用し、生活を便利で豊かにする「行動支援サービス事業」

■売上高構成比率（2021/3期 実績）
品目	金額	比率
行動支援サービス事業	2,264 百万円	100.0％
合計	2,264 百万円	100.0％

■大株主上位1位
順位	株主名	保有株数	保有シェア
1	ニフティ株式会社	500万株	100.00％
合計		500万株	100.00％

■その他情報
手取金の使途	(1) 認知拡大・ブランディングのための広告宣伝費用、(2) 優秀な人材確保のための人件費・採用費、(3) 事業拡大のためのソフトウエア開発費用
関係会社	(株)ノジマ (親会社) デジタル家電製品の販売 ニフティ(株) (親会社) インターネットサービスの提供 (株)Ｔｒｙｅｌｌ (連結子会社)  オンライン内見を中心とした不動産ソリューションの提供
VC売却可能分（推定）	－株（売出し・保有期間などの制限があるもの以外）
直近有償第三者割当	年月日	－年－月－日
	割当先	－
	発行価格	－

◆「ニフティライフスタイル」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
大和証券［最短翌日に取引可能］
SBI証券［最短翌日に取引可能］
楽天証券［最短翌日に取引可能］
マネックス証券［最短翌日に取引可能］
松井証券［最短3日後に取引可能］
岡三オンライン証券［最短2日後に取引可能］
auカブコム証券（旧：カブドットコム証券）［最短翌日に取引可能］
CONNECT［最短3日後に取引可能］
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら！

ニフティライフスタイルの銘柄紹介

 同社グループは、同社及び子会社である（株）Tryellにより構成されており、「想像以上を、みつけよう。」をコーポレートメッセージとして、ライフスタイル領域において、ユーザー"一人ひとり"の行動を支援するための「行動支援サービス事業」を展開している。

　同社グループの事業セグメントは、行動支援サービス事業のみの単一セグメントであるため、行動支援サービス事業を構成するサービスとして、「行動支援プラットフォームサービス（ニフティ不動産、ニフティ求人、ニフティ温泉）」「行動支援ソリューションサービス（DFO、オンライン内見）」に大別でき、その概要は以下のとおり。

（1）行動支援プラットフォームサービス

　現在、国内におけるプラットフォームサービスは多数存在し、ユーザーは複数のサイト上で様々な情報を閲覧することが可能な一方、適切な情報を探し出すのに時間や手間がかかる等の課題を抱えていると考えられる。

　同社では、大手ポータルサイトの情報をまとめて比較検討できる一括検索型サービスや、自社編集情報を取りそろえた独自型サービスを提供することで、手間や時間をかけずに、もれなく情報を探したり、複数のサイトを横断することなく1つのサービスで完結、比較検討を行うことの支援を行っている。多様で豊富な情報をまとめ、加工し、様々な条件で検索可能とすることにより、ユーザー"一人ひとり"のニーズに沿うような情報の提供と、行動支援を行っている。

個別サービスの特徴は、以下のとおり。

○一括検索型サービス
・ニフティ不動産
「家探し」情報に特化した、不動産物件の一括検索型サービス。
賃貸から購入まで、2021年9月末時点で約1400万件の物件数を掲載。
・サービスニフティ求人
「しごと探し」情報に特化した、求人案件の一括検索型サービス。
2021年9月末時点で約260万件の求人数（アルバイト、転職）を掲載。

○独自型サービス
・ニフティ温泉
「温泉」情報に特化した、自社編集による独自型サービス。
2021年9月末時点で全国約1万5000件の温浴施設やクーポンを掲載。

（2）行動支援ソリューションサービス

　同社グループの行動支援ソリューションサービスは、ユーザーや企業の"あったらいいな"をデジタルトランスフォーメーション（DX）で実現することを目的として提供する、企業向けソリューションサービスである。ユーザーと企業とのハブとなり世の中の課題解決を実現することを目指して推進展開を行っている。

個別サービスの特徴は、以下のとおり。

・DFO（Data Feed Optimization）
EC（電子商取引）等WEBサイト運営事業者向けの、WEB広告出稿の最適化支援サービス。
大量データの加工と入稿を自動化し、WEB集客のDXを支援。

・オンライン内見
不動産事業者向けの、オンライン内見・オンライン接客の支援サービス。
IT重説にも対応し、家探しのDXの促進を目指す。

ニフティライフスタイルの投資のポイント

　根強い人気のあるインターネット関連企業のマザーズIPOで、「ニフティ」ブランドになじみがある個人投資家の関心を集めるだろう。足元の業績は堅調に推移しており、設定価格の今期予想PER水準にも過大感はない。ただ、12/24はほかにも長栄<2993>、サスメド<4263>、エフ・コード<9211>、Green Earth Institute<9212>、CS-C<9258>、タカヨシ<9259>の6社が同時上場する。初値買い分散の影響が強まることが想定されるうえ、公開規模には荷もたれ感があり、初値の大きな伸びまでは期待しにくいだろう。

⇒長栄<2993>のIPO情報はこちら！
⇒サスメド<4263>のIPO情報はこちら！
⇒エフ・コード<9211>のIPO情報はこちら！
⇒Green Earth Institute<9212>のIPO情報はこちら！
⇒CS-C<9258>のIPO情報はこちら！
⇒タカヨシ<9259>のIPO情報はこちら！

　同社グループは、ライフスタイル領域でユーザーの行動を支援するための「行動支援サービス事業」を展開している。同事業を構成するサービスとして、「行動支援プラットフォームサービス（ニフティ不動産、ニフティ求人、ニフティ温泉）」「行動支援ソリューションサービス（ウェブ集客支援、オンライン内見）」がある。行動支援プラットフォームサービスは、不動産・求人・温泉の各テーマに関して多様で豊富な情報を掲載しまとめて提供することで、「家探し」「しごと探し」「温泉を楽しむ」ことの支援を行っている。

　行動支援ソリューションサービスは、ユーザーや企業の"あったらいいな"をデジタルトランスフォーメーション（DX）で実現することを目的として提供する、企業向けソリューションサービス。主要サービスの「ニフティ不動産」は毎年第4四半期（1-3月）にユーザー数が増加する傾向がある。前期実績で売上高の48.0％が（株）リクルート向け。ニフティ（株）が発行済株式の100％を保有し、ニフティはノジマ<7419>の完全子会社。

　業績面について、2022年3月期は売上高が前期比20.0％増の27.1億円、経常利益が同16.1％増の9.3億円と増収増益の見通しとなっている。サービス別売上高は、行動支援プラットフォーム事業が同12.2％増の23.0億円、行動支援ソリューションサービスが同96.7％増の4.1億円。「ニフティ不動産」は住宅購入ニーズの高まりからユーザー数が増加し、行動支援ソリューションサービスはクライアント数が2倍に拡大する計画となっている。

　想定仮条件水準の今期予想PERは19～22倍程度。LIFULL<2120>のヒストリカルPERなどを見ると妥当な価格設定という印象を受ける。なお、配当を予定しているが、具体的な金額は現時点で未定。安定的かつ継続的な利益還元を実施する方針としている。

　公開規模については40億円台半ばから50億円程度となる見込み。ニフティには上場日後180日間のロックアップがかかっており、新株予約権（ストック・オプション）も行使期間入りしていないため、公開株以外が市場流通する可能性はないだろう。とはいえ、公開規模の荷もたれ感に今回のIPOラッシュで最多の7社同時上場という環境もあり、需給懸念は拭いづらい。

◆「ニフティライフスタイル」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
大和証券［最短翌日に取引可能］
SBI証券［最短翌日に取引可能］
楽天証券［最短翌日に取引可能］
マネックス証券［最短翌日に取引可能］
松井証券［最短3日後に取引可能］
岡三オンライン証券［最短2日後に取引可能］
auカブコム証券（旧：カブドットコム証券）［最短翌日に取引可能］
CONNECT［最短3日後に取引可能］
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
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