IPO株の銘柄分析&予想

「サスメド」のIPO情報総まとめ!
スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、
他の医療機器開発企業との比較や予想まで解説![2021年12月28日 情報更新]

2021年11月19日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 サスメド
市場・コード/業種 東証マザーズ・4263/情報・通信業
上場日 12月24日
申込期間(BB期間) 12月9日~12月15日
おすすめ証券会社 SMBC日興証券SBI証券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 1500円(+6.38%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

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サスメドが12月24日にIPO(新規上場)!

「サスメド」の公式サイトより

 サスメドは、2021年11月19日、東京証券取引所に上場承認され、2021年12月24日にIPO(新規上場)することが決定した。

 サスメドは2015年7月31日に設立された。ICT(情報通信技術)の活用によって持続可能な医療サービスを社会に提供し続けること」をミッションに、医薬品、医療機器に次ぐ第三の治療法として注目されている「デジタル治療(Digital Therapeutics)」の開発を中心として事業展開を行っている。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

サスメドのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 12月8
ブックビルディング(抽選申込)期間 12月9日~12月15日
公開価格決定 12月16日
購入申込期間 12月17日~12月22日
払込日 12月23日
上場日 12月24日

サスメドのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2021年12月20日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SMBC日興証券(主幹事証券)
[最短即日で取引可能]
80.9
公式サイトはこちら!
SBI証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
16.5
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
東海東京証券 0.9  
あかつき証券 0.9%  
いちよし証券 0.9%  

サスメドのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1310
仮条件
[予想PER(※2)
1310~1410円
倍~倍]
公募価格 1410円
初値 1500円
初値騰落率 +6.38%
予想トレーディングレンジ(※3) 800~2000
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2021年12月7日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】
Welby<4438> 倍(連)
レナサイエンス<4889> 倍(連)
サイバーダイン<7779> 倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は赤字予想のため割安度を判断できない

サスメドの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 1554万7600株(予定)
公開株式数 公募229万1000株  売出30万2000株
(オーバーアロットメントによる売出38万8900株)
想定公開規模(※1) 39.1億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

サスメドは不眠症治療用アプリ開発

 医療機器開発及びその協力、各種医療情報の収集・提供を行う。セグメントは(1)自社の治療用アプリ開発で構成される「DTxプロダクト事業」、(2)汎用臨床試験システムと機械学習自動分析システム並びにこれらシステムを活用したDTx開発支援から構成される「DTxプラットフォーム事業」の2つ。不眠症治療用アプリは医療機器承認申請の準備段階。

 不眠症治療用アプリを開発する医療スタートアップとして度々メディアに取り上げられるなど、注目度は比較的高い。しかし、公開規模にはやや荷もたれ感があり、ベンチャーキャピタル保有株もまずまず多い。さらに、12/24はほかに6社が同時上場するとあって、需給懸念は拭いづらいだろう。

 公開規模については40億円前後となる見込み。公募・売出株の一部を海外販売するため、需要動向を注視したい。

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サスメドの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 事業収益
(伸び率)
経常損失
(伸び率)
純損失
(伸び率)
2018/6 1
(―)
▲ 129
(―)
▲ 133
(―)
2019/6 5
(200.7%)
▲ 215
▲ 216
2020/6 34
(593.5%)
▲ 88
▲ 96
2021/6 115
(231.0%)
▲ 271
▲ 277
2022/6予 95
(-17.7%)
▲ 724
▲ 748
2021/9 1Q 30
(―)
▲ 128
(―)
▲ 129
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

サスメドの業績コメント

 2022年6月期の業績は、事業収益が前期比17.7%減の0.9億円、経常損失が7.2億円(前期は2.7億円の損失)と減収・赤字拡大の見通しとなっている。

 今第1四半期(2021年7-9月)において不眠症治療用アプリの検証的試験を予定どおり進めている。また、不眠症治療用アプリ以外のパイプラインについては、アドバンス・ケア・プランニングを支援するアプリのPoC(概念実証)取得に向けた探索的試験を開始した。

 乳がん患者向けの運動療法アプリに関しては検証的試験の、慢性腎臓病患者向けの腎臓リハビリアプリに関してはPoC取得に向けた探索的試験の準備をそれぞれ行っている。さらに、新たなシーズ探索のために、国立大学法人浜松医科大学と共同研究契約を締結した。なお、現時点において、新型コロナウィルス感染症による同社業績への影響は軽微である。

 これらの結果、同期間における業績は、事業収益0.3億円、営業損失1.2億円、経常損失1.2億円、四半期純損失1.2億円となっている。

サスメドの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都中央区日本橋本町3丁目7番2号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 上野 太郎(昭和55年12月21日生)
設立 平成27年7月31日
資本金 1億円(令和3年11月19日現在)
従業員数 21人(令和3年10月31日現在)
事業内容 医療機器開発およびその協力 各種医療情報の収集・提供
■売上高構成比率(2021/6期 実績)
品目 金額 比率
DTxプロダクト事業 - 百万円 -%
DTxプラットフォーム事業 115 百万円 100.0%
合計 115 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 上野太郎 700万株 52.80%
2 Beyond Next Ventures1号投資事業有限責任組合 227万5000株 17.16%
3 SBI AI&Blockchain 投資事業有限責任組合 116万6900株 8.80%
4 (株)スズケン 70万株 5.28%
5 第一生命保険(株) 58万3100株 4.40
6 住友商事(株) 24万5000株 1.85%
6 サワイグループホールディングス(株) 24万5000株 1.85%
8 市川太祐 17万5000株 1.32%
9 ソニーグループ(株) 16万6600株 1.26%
9 東京センチュリー(株) 16万6600株 1.26%
合計   1272万3200株 95.98%
■その他情報
手取金の使途 (1)研究開発資金、(2)人材投資、(3)オフィススペース拡張に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2020年12月25日
割当先 ヘルスケア・イノベーション投資事業有限責任組合
発行価格 857円※株式分割考慮済み
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サスメドの銘柄紹介

 同社は、医薬品、医療機器に次ぐ第3の治療法として注目されている「デジタル治療(Digital Therapeutics、「DTx」)」の開発を中心として事業展開を行っている。また、DTxの開発にあたって独自に構築した臨床試験システムを汎用化し、製薬企業、学術研究機関、医療機関、医薬品開発業務受託機関(Contract Research Organization、「CRO」)等の第三者へ提供することで業界全体での創薬プロセスの効率化を、加えて、世の中に膨大に蓄積されている医療データの利活用を目的として開発した機械学習による自動分析システムを製薬企業、学術研究機関等へ提供することで効果的・効率的な医療サービスの実現を目指している。

 同社のセグメントは(1)自社の治療用アプリ開発で構成される「DTxプロダクト事業」、(2)汎用臨床試験システムと機械学習自動分析システム並びにこれらシステムを活用したDTx開発支援から構成される「DTxプラットフォーム事業」の2つとなる。なお、「DTxプロダクト事業」については現在、検証的試験を終了しているが、製品の販売には至っていない。

(1)「DTxプロダクト事業」セグメント

〔治療用アプリ開発〕

 同社は、アンメットメディカルニーズへの解決策の提案を目指して、慢性疾患や認知行動療法、運動療法が有効とされる疾病に対する複数のDTxの開発を行っている。開発中のパイプラインでは不眠症治療用アプリのyukumi(仮)の開発が最も進捗している。同社は、ICTを活用した治療用アプリで不眠症に対する認知行動療法を確立することを目指している。不眠症に対する認知行動療法は、治療中の改善効果、治療後の改善効果の持続性の両面で、睡眠薬を使用した薬物療法よりも優れていることが実証されているが(Jacobs et al., 2004, Arch InternMed)、保険診療が適用されていないこと、人的リソースに限りのある医療現場にとっては負担が大きいことが医療機関での治療法の採用に際して阻害要因となっている。

 同社は、医療現場での人的リソースの不足を解決するために、普及が進んでいるスマートフォンのアプリケーションを活用し、薬物療法から認知行動療法へのシフトを推進することで、睡眠薬の処方量の削減及び適正使用につなげ、社会的課題を解決するサービスを展開していく。事業推進上、対処すべき課題としては、治験による医療機器承認と、保険収載及び収益確保が可能となる保険点数の実現が挙げられる。

(2)「DTxプラットフォーム事業」セグメント

〔汎用臨床試験システム〕

 不眠症治療用アプリの開発過程において獲得したノウハウをベースに、効率的な臨床試験を実施するためのシステム開発を行っている。リクルーティングの効率化やモニタリングコストの削減などを通じて医薬品・医療機器の開発コストの適正化が期待できる「リモート治験」が2017年頃から欧米を中心に広がってきているが、日本では試験データの真正性の確保に課題を残しており、ごく限定的な範囲でのみ実施されている状況である。

 同社のシステムには、リモート治験における上記の課題を解決するために、被験者として適切な対象かどうかを判定する「適格性判定」、データ入力者の本人性を確認する「なりすまし防止」、ブロックチェーン技術を用いた「データ改竄耐性」、臨床試験データの欠損を防ぐ「デジタル指導」など、リクルーティングから臨床試験データの解析まで、一貫してデータの真正性を確保するための幅広い機能に関する特許技術を実装している。

 「データ改竄耐性」の機能に関しては実証実験結果を国際医学雑誌上で論文として発表しており(Motohashi et al., 2019, JMIR)、労働集約的になっている実地でのモニタリング業務の代替によって大幅な臨床試験コストの削減を目指している。本システムに関しては、共同研究契約を国立がん研究センター中央病院と締結した後、乳がん患者に対する運動療法アプリを構築し、2019年5月より臨床研究を開始している。

サスメドの投資のポイント

 不眠症治療用アプリを開発する医療スタートアップとして度々メディアに取り上げられるなど、注目度は比較的高い。しかし、12月後半のIPOラッシュ中の上場とあって投資家の関心は分散しがちとなるだろう。公開規模にはやや荷もたれ感があり、ベンチャーキャピタル保有株もまずまず多い。さらに、12/24はほかに長栄<2993>ニフティライフスタイル<4262>エフ・コード<9211>Green Earth Institute<9212>CS-C<9258>タカヨシ<9259>の6社が同時上場するとあって、需給懸念は拭いづらい。公募・売出株の一部を海外販売するため、その需要動向を注視したい。

⇒長栄<2993>のIPO情報はこちら!
⇒ニフティライフスタイル<4262>のIPO情報はこちら!
⇒エフ・コード<9211>のIPO情報はこちら!
⇒Green Earth Institute<9212>のIPO情報はこちら!
⇒CS-C<9258>のIPO情報はこちら!
⇒タカヨシ<9259>のIPO情報はこちら!

 同社は、医薬品、医療機器に次ぐ第3の治療法として注目されている「デジタル治療(DTx)」の開発を中心に事業展開を行っている。また、DTxの開発にあたって独自に構築した臨床試験システムを汎用化し、製薬企業、学術研究機関、医療機関、医薬品開発業務受託機関(CRO)等の第三者へ提供することで業界全体での創薬プロセスの効率化を、加えて、世の中に膨大に蓄積されている医療データの利活用を目的として開発した機械学習による自動分析システムを製薬企業、学術研究機関等へ提供することで効果的・効率的な医療サービスの実現を目指している。

 同社のセグメントは(1)自社の治療用アプリ開発で構成される「DTxプロダクト事業」、(2)汎用臨床試験システムと機械学習自動分析システム並びにこれらシステムを活用したDTx開発支援から構成される「DTxプラットフォーム事業」の2つ。治療用アプリ開発では不眠症を対象とする「yukumi(仮)」の開発が最も進捗しており、検証的試験が終了し、医療機器承認申請の準備段階にある。2022年2月に承認申請を行う予定。

 業績面について、2022年6月期は事業収益が前期比17.7%減の0.9億円、経常損失が7.2億円(前期は2.7億円の損失)と減収・赤字拡大の見通しとなっている。DTxプラットフォーム事業で医療・製薬業界以外での取引を縮小する一方、研究開発費やその他販管費が増加する。治療用アプリは研究開発を主軸とするベンチャー企業とあってここまで業績は赤字で推移しているが、治療用アプリ開発という事業内容は株式市場でも目新しさがあり、注目されるだろう。上場時時価総額は200億円前後で、リボミック<4591>モダリス<4883>などと同水準となる。

 公開規模については40億円前後となる見込み。ベンチャーキャピタルとみられる株主の保有株が上場後も362万9000株(上場時発行済株数の23.3%)残り、うち336万900株は上場日後90日経過または公開価格の1.5倍以上でロックアップ解除される(残りは上場日後6カ月間の継続所有の確約)。7社同時上場という状況を踏まえても、需給良好とは言えないだろう。

⇒モダリス<4883>のIPO情報はこちら!

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主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
341万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1169万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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