株式会社ひろぎんホールディングスが、株主優待を一部変更することを、2022年1月28日に発表した。
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ひろぎんホールディングスの株主優待は、毎年3月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上の株主に、①選択コース(0.05~0.2%の定期預金の金利優遇か、2500~1万円相当の地元特産品カタログギフトのどちらかを選択。保有株数に応じて上乗せ金利やカタログギフトの額面が変動)、②公益財団法人『ひろしま美術館』の招待券2枚、③広島3大プロ観戦・鑑賞チケット抽選権(『広島東洋カープ』『サンフレッチェ広島』『広島交響楽団』の観戦・鑑賞ペアチケット。保有株数に応じて応募可能な口数が変動)の3種類を贈呈」というものだった。
今後も②と③については変更はないが、①の選択コースが一部変更になる。具体的には、保有株数が1000株未満の株主は定期預金の上乗せ金利が選択できなくなるのに加え、100株以上~500株未満の場合は「2500円相当の地元特産品カタログギフト⇒500円分のギフトカード」と額面が5分の1に、500株以上~1000株未満の場合は「2500円相当の地元特産品カタログギフト⇒1000円分のギフトカード」と額面が5分の2に大幅に減少してしまう。
ただし、保有株数が1000株以上~5000株未満の場合は内容は変わらず、5000株以上の場合は定期預金の金利優遇か地元特産品カタログギフトが選択できるのはそのままで、定期預金の上乗せ金利が「店頭表示金利+0.20%⇒0.30%」にアップし、カタログギフトの額面も「1万円相当⇒1万5000円相当」に額面が1.5倍になる。
ひろぎんホールディングスの株主優待の変更は、2022年3月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。
ひろぎんホールディングスの株主優待の変更前と変更後
(変更前) | |||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 | |
3月末 | 100株以上 | ①選択コース(以下のどちらかを選択) ・定期預金の金利優遇(店頭表示金利+0.05%) ・地元特産品カタログギフト(2500円相当) ②ひろしま美術館の招待券2枚 ③広島3大プロ観戦・鑑賞チケットの抽選権(1口)付与 |
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1000株以上 | ①選択コース(以下のどちらかを選択) ・定期預金の金利優遇(店頭表示金利+0.1%) ・地元特産品カタログギフト(5000円相当) ②ひろしま美術館の招待券2枚 ③広島3大プロ観戦・鑑賞チケットの抽選権(10口)付与 |
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5000株以上 | ①選択コース(以下のどちらかを選択) ・定期預金の金利優遇(店頭表示金利+0.2%) ・地元特産品カタログギフト(1万円相当) ②ひろしま美術館の招待券2枚 ③広島3大プロ観戦・鑑賞チケットの抽選権(50口)付与 |
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備考 | ※定期預金の金利優遇は、1年もの定期預金が対象で、預入上限金額は500万円。 ※上乗せ金利は年率かつ税引き前。 |
(変更後) | |||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 | |
3月末 | 100株以上 | ①ギフトカード(500円分) ②ひろしま美術館の招待券2枚 ③広島3大プロ観戦・鑑賞チケットの抽選権(1口)付与 |
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500株以上 | ①ギフトカード(1000円分) ②ひろしま美術館の招待券2枚 ③広島3大プロ観戦・鑑賞チケットの抽選権(1口)付与 |
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1000株以上 | ①選択コース(以下のどちらかを選択) ・定期預金の金利優遇(店頭表示金利+0.1%) ・地元特産品カタログギフト(5000円相当) ②ひろしま美術館の招待券2枚 ③広島3大プロ観戦・鑑賞チケットの抽選権(10口)付与 |
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5000株以上 | ①選択コース(以下のどちらかを選択) ・定期預金の金利優遇(店頭表示金利+0.3%) ・地元特産品カタログギフト(1万5000円相当) ②ひろしま美術館の招待券2枚 ③広島3大プロ観戦・鑑賞チケットの抽選権(50口)付与 |
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備考 | ※定期預金の金利優遇は、1年もの定期預金が対象で、預入上限金額は500万円。 ※上乗せ金利は年率かつ税引き前。 |
ひろぎんホールディングスの株主優待は、広島銀行の定期預金金利の優遇と地元特産品のカタログなどだったが、保有株数が1000株未満の株主に対しては選択コースで定期預金の金利優遇が選べなくなったことに加え、従来の地元特産品のカタログギフトからギフトカードに変更されると同時に額面が大幅にダウンすることになった。今回の株主優待の変更に失望した個人投資家は多いようで、発表翌日(1月31日)のひろぎんホールディングスの株価は一時、前日の終値705円より61円も安い644円(-8.65%)を記録し、終値は666円(-5.53%)で引けている。
ひろぎんホールディングスは、2020年10月1日から始動した広島銀行の持ち株会社。傘下に広島銀行のほか、ひろぎん証券、ひろぎんリースなどを置く。2022年3月期の連結業績予想は、経常利益が335億円(前期比7.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が235億円(前期比8.9%増)。
■ひろぎんホールディングス | |||
業種 | コード | 市場 | 権利確定月 |
銀行業 | 7337 | 東証1部 | 3月末 |
株価(終値) | 必要株数 | 最低投資金額 | 配当利回り |
681円 | 100株 | 6万8100円 | 3.52% |
※株価などのデータは2022年2月3日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 ※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。 |
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