9月初旬に出張で米国のボストンとニューヨークを訪問した。
ちょうど出発する1週間ほど前に、休暇で米国に行ってきたという友人とランチをする機会があったのだが、その際に「アメリカのいろんなものが高く感じた。日本がデフレを続けている間に、海外の物価が相対的に高くなったことを体感させられた」という話を聞いた。
「どれどれ、いかほど高くなったのだろう・・・?」と思いながらの今回の米国出張だったが、結論としては、まさにその通りであった。これで、円安にでもなろうものなら、海外旅行が高嶺の花となってしまいかねない・・・。

水が2ドル!?(150~200円)
早速であるが、日常的に利用するものの価格感から話を始めると、水の値段だ。
500ミリリットルのペットボトルがコンビニで買うと1.5ドルから2ドルする。空港で買うと3ドルであった。日本円にすると150円~200円ということで、べらぼうには高くない印象も受けるが、13年前にニューヨークに住んでいた際の感覚では79セント程度であったと思う。
もちろん値段は店によって異なり、道ばたの露店では1ドルで売っているところも見かけることができた。よって一概には言えないが、コンビニで水に2ドルを払うのは負担感が大きい。
物価上昇のチリツモのインパクトは大きい
次は地下鉄である。
ボストンもニューヨークも乗る距離に関係なく一律料金なのだが、それぞれ2.65ドルと2.5ドルかかる。日本の場合は距離に応じて運賃が高くなるので、簡単な比較はできないが、やや高い印象ではないだろうか? ご存知の方も多いように、ニューヨークの地下鉄は東京のそれと比べると清潔さ、定時運行度合い、快適さにおいて明らかに劣る。しかし、2.5ドルする。
この数字だけでは分かりにくいと思うが、私が13年前の2001年、ニューヨークに住んでいた際は、地下鉄の料金は1.5ドルであった。10年ちょっとでなんと67%も値上がりしたのか!とびっくりするわけだが、1.5ドルから2.5ドルへの上昇をこの13年間の年率上昇率として計算すると、年率4%ずつ値上がりをしたことと等しい。
毎年数パーセントずつでも物価が上がれば、ある程度の期間が経つと、モノの値段は結構上がることになる。一方の日本は同じ期間デフレであったため、モノの値段は下がる一方であった。相対的にアメリカの物価が高く感じるわけだ。
もっとも、円に換算する場合は、為替の影響を受けるため、最終的な割高感(あるいは割安感)は時期によって異なるが、少なくともドルで過去との対比でみた場合は、「うわっ、上がったなあ」と感じざるを得ない。
同じことは、エンパイアステートビル近くのコリアンタウン(韓国街)で食事をした際にも感じた。現地の知り合いと二人で夕食を取ったのだが、ビビンバ、チヂミ、プルコギ、ビール1杯ずつで100ドル超えである。
感覚的には70~80ドルかなと思っていたので、なぜに?と思ってレシートを見てみると、ビビンバ、チヂミ、プルコギはすべて20ドルを超えている。13年前に住んでいた時の感覚では、どれも15ドル程度だ。決してファンシーな店ではなく、普通の韓国料理屋さんである。日本で同じものを食べても6000円程度ではないかと思われる。それが100ドルオーバーだ。
このようにあげるとキリがないが、さまざまな場面で「高いなあ」と思うことが多く、ボストンで現地の人と話していた際に、「日本って物価が高いんでしょ?」と聞かれた際には、“it used to be but not anymore(かつてはね)”と答えざるを得なかった。
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