ドイツも成長戦略へ転換? そうなればさらにユーロ安へ
先週、ドイツのブンデスバンク(中央銀行)が「これまでよりインフレ率が若干高くなっても仕方ない」というコメントをしました。
これはドイツ中銀独特の言い回しですが、平たく言い直せば「欧州中央銀行(ECB)はヨーロッパの不景気に対応するため、利下げをしてよい」と意思表示したことに他なりません。
ギリシャやフランスにおける「有権者の反乱」が示す通り、欧州の人々は財政緊縮政策に嫌気がさしています。このため、欧州各国政府は早く成長戦略を打ち出す必要に迫られています。その場合、ドイツだけが財政緊縮政策にこだっていると、政治的に孤立してしまうリスクがあるのです。
今回のドイツの利下げ容認発言はそれを先取りし、近く実施されるメルケル首相とオランド仏大統領との会談を、なごやかなムードにするための配慮だと思われます。
この動きの意味を、マーケットの見地から考えると「一段のユーロ安が見込まれる」ことを意味します。

2009年冬にギリシャの財政問題が発覚して以来、ヨーロッパの政府は国家財政の切り詰め一点張りの経済政策を行ってきました。それが今回、初めて成長戦略へと展開しはじめているのです。
欧州株にとって、これは歓迎すべきニュースです。とりわけ調整幅の大きいスペインのIBEX35指数やイタリアのMIB指数は上昇余地が大きいと思います。
Facebookは上場直前だが、極端な反応はない
最後にFacebookですが、現在、IPO(新規株式公開)の会社説明会が各地で開催されており、予定通りに行けば5月17日(木曜日)の引け後に値決めとなり、18日(金)にナスダックに上場される運びです。ティッカー・シンボルは「FB」です。
これまでに漏れ伝えられる投資家からの反応は、良いものもあれば、悪いものもあります。いずれにせよ、極端に不人気であるとか、異常なほど人気が過熱しているという事ではなさそうです。
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