個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!

250万円を2億円にした個人投資家・弐億貯男さんの
銘柄選びとリスク管理のルールを紹介! 割安成長株
狙いの徹底で、信用取引を使わず資産の増加に成功!

2019年4月30日公開(2019年6月24日更新)
ザイ編集部
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元本250万円でスタートし、追加入金なしで2億円を作り上げたサラリーマン投資家・弐億貯男さんのスゴ技を大公開!

2012年末からアベノミクス相場が始まり、長く株価は好調が続いたが、2018年の日本株市場は大荒れ。2019年も先行きを見通しづらい状況が継続中だ。そこで、ダイヤモンド・ザイでは、巻頭特集「日本株新予測&反撃の最強株95」で、ストラテジストやエコノミストといった”相場の目利き”が、2019年度の日本株市場の動向をどのように見ているか取材。そのほか、株価が低調なときにも着実に利益を上げて、資産を増やした個人投資家に、売買テクニックのコツも聞いている。

今回は、元本250万円から、追加の資金投入なしで2億円の資産を築いた個人投資家・弐億貯男さんの記事を抜粋! 弐億貯男さんは「割安成長株」への投資を得意とし、17年弱の投資で資産を大きく増やすことに成功。「信用取引は使わない」「少数の銘柄に絞って投資する」など、初心者にも比較的マネしやすい投資手法の持ち主なので、参考にしてみてほしい!

「割安成長株」を長期で保有し、年率30%近く資産が増加!
銘柄選びの基準は業績や事業内容、割安度合い、配当性向など

 元本250万円から一切の追加入金なしで運用し、資産2億円を作り上げたサラリーマン投資家の弐億貯男さん。2002年に投資を始めてから17年弱の間、なんと年率30%近いペースで資産を増やしている(確定損益のみで計算)。

 弐億貯男さんの投資法は、基本的には「割安成長株」への中長期投資だ。

 「目を付けるのは、(1)増収増益基調が続いている(2)PERが10倍台前半(3)配当性向30%を公約(4)ビジネスモデルがストック型、といった基準の大半を満たす銘柄です。買ったときに見込んだ成長ストーリーが崩れない限り保有して、利益は最大限に伸ばします。『何%上昇したら利益を確定する』といったルールのようなものも作りません」

 会社員のため、使える時間は平日の夜と休日だけ。効率よく銘柄を探すために着目するのが、IPO(新規上場)後に少し時間が経って、注目を浴びていない不人気の株だ。IPO株なら成長性が高い可能性が大きく、不人気なら割安に放置されやすい。そうしたIPOセカンダリーの株で、先ほどの4つの基準に合う銘柄を探すのだ。

 例えば、介護付き有料老人ホームを展開する「チャーム・ケア・コーポレーション(6062)」は、国の介護報酬制度の変更が収益に痛手となりやすく、人気は高くなかった。だが弐億貯男さんは、「安定収入が長期契約で入ってくる上、施設の稼働率を高く保てれば、次々と施設を開業することで収益が積み重なっていくストック型だ」と考えて、2012年から投資。新規施設への投資増で利益は横ばいが続いたが、2015年度以降は大幅な増収増益に転換して「10倍株」に。この1社だけで数千万円の利益を得た。

 また中古車ローン事業を行う「プレミアグループ(7199)」も、IPO時の初値はマイナスだったものの、安定して業績を伸ばすストック型ビジネスを展開。IPO後まもなく投資を始めて、こちらも数百万円の含み益を抱えている。

 こういった基準を満たす銘柄や、過去に売買した銘柄を中心に、簡単にチェックできるよう銘柄リストを作成。現在は50銘柄ほどを見つつ、株価が下落して割安になった銘柄があれば、購入を検討するという。

勝率を上げることよりも「損小利大」を徹底!
集中投資とリスク管理の絶妙なバランスを追求!

 ただ、こうした景気の影響を受けにくい割安成長株を選んでも、どうしても景気の波は来てしまう。そこで気をつけているのが「リスク管理」についてだ。

 「資金の半分は常に現金にし、下落相場が来そうだと感じれば、一時的に現金比率を7割まで上げることもあります。また、リスクが高くなりがちな信用取引は使わずに、あくまで現物株で取引をします

弐億貯男さんは少数精鋭の銘柄に集中投資!

 そこまで現金比率を高めにし、信用取引も使わないとなると投資効率は悪くなりそうだが、弐億貯男さんが保有するのは10銘柄ほど。優待目的の株を除くと5銘柄程度だ。少数の銘柄に投資を集中することで、収益の上げにくさを解決している。

 また、選びに選んだ買い銘柄でも、成長ストーリーが崩れてしまえば、早めに手を引く。リスクをできるだけ低くするのが弐億貯男さん流だ。

 「リーマンショックや震災で塩漬け銘柄をつくったり、買い余力が少なくなったりした経験を踏まえて、当時のような事態は避けたい気持ちが強いです。2019年3月上旬に景気動向指数が3カ月連続で悪化して景気後退懸念が大きくなった際も、いったん売却して現金比率を上げました」

 2019年3月に資産2億円を達成したが、「精神的な安定」のために会社員は続けるという。今後は消費増税などがあるため悲観的な見通しだが、投資法を変えるつもりもない。

 「リーマン級が来れば、下がり切った底で人材派遣などのシクリカル銘柄(※景気変動の影響を受けやすい銘柄)を買うかもしれませんが……。今のところは、リスクはこれまで通りに現金の比率で調整して、銘柄選びを変えるつもりはありません」
【※関連記事はこちら!】
⇒伝説の投資家・cisさんが語る「株で勝つために必要な“3つの鉄則”」とは? 資産230億円を実現したcisさんの「シンプルだけど大事な“株の鉄則”」を心に刻め!

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