マルハニチロ株式会社が、株主優待を廃止することを、2022年5月9日の15時に発表した。
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マルハニチロの株主優待は、毎年3月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上保有する株主に、①水産缶詰詰合せ②瓶詰詰合せ③海苔詰合せ④DHA入りリサーラソーセージ⑤ラ・カンティーヌ詰合せの5点のうち、いずれか一つを贈呈(選択制)」というものだった。
しかし、この株主優待は2022年3月末の株主への実施を最後に「廃止」される。
マルハニチロが株主優待を廃止する理由は「コーポレートガバナンス・コードにおける株主の平等性確保の観点から、株主の皆様への公平な利益還元のあり方について慎重に検討を重ねました結果、配当等による直接的な利益還元を充実することがより適切と判断し、株主優待制度を廃止することといたしました」とのことだ。
なお、マルハニチロは株主優待の廃止と同時に、2022年3月期の配当を前回予想の1株あたり40円から「15円増配」して、1株あたり55円とすることを発表。2023年3月期の配当予想も、同額の55円としている。
マルハニチロの株主優待制度の詳細は?
◆廃止されるマルハニチロの株主優待制度 | ||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 |
3月末 | 100株以上 | 以下から希望のものを選択 ①水産缶詰詰合せ ②瓶詰詰合せ ③海苔詰合せ ④DHA入りリサーラソーセージ ⑤ラ・カンティーヌ詰合せ |
マルハニチロの株主優待は、自社商品の缶詰やソーセージなどだったが、2022年3月末に実施された株主優待を最後に「廃止」することを発表した。代わりに増配が発表されたものの、食品系の株主優待は注目度が高いだけに、失望する個人投資家も多そうだ。
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マルハニチロは水産大手で、本社は東京都江東区豊洲。冷凍食品などの加工食品にも強い。2022年3月期(通期)の連結業績は増収増益。2023年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高9000億円(前期比3.8%増)、営業利益240億円(前期比0.8%増)、経常利益250億円(前期比9.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益160億円(前期比5.3%減)。
■マルハニチロ | |||
業種 | コード | 市場 | 権利確定月 |
水産・農林業 | 1333 | 東証プライム | 3月末 |
株価(終値) | 必要株数 | 最低投資金額 | 配当利回り |
2363円 | 200株 | 14万6000円 | 2.32% |
※株価などのデータは2022年5月9日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 ※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。 |
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