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2014年11月20日公開(2018年4月24日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
久保田正伸

4カ月で30%超下落した原油に投資チャンス!?
原油商品(ETF/ETN/CFD)にお手軽・低コストで
投資する方法を紹介!

高値更新が続くNYダウや日経平均株価だが、一方で、下落が目立つのが原油価格。割安になった金融商品に投資のチャンスを見いだす投資家がちらほら見られるようだ。そこで、原油価格の今後の動向や、実際に投資する場合に、ネット証券で取引できる金融商品を紹介しよう。

 世界的な原油価格の指標として使われる米国のWTI原油先物価格は、8月頃から下落が始まった。6月に年初来高値107.73ドルをつけたが、現在は75ドル前後で、約3割も下落している【図表1】。

【図表1】WTI原油先物価格。日足1年チャート。SBI証券で表示【図表1】WTI原油先物価格。日足1年チャート。SBI証券で表示

原油価格は半年~1年後に100ドル水準に復帰

 「これは逆張り投資家の興味を引いてしかるべき状況だ」と原油相場の現状を指摘したのが、米国で著名な投資週刊誌の日本語版「バロンズ拾い読み」だ(11月3日号。楽天証券マネックス証券で読める)。現在は、分散投資の観点から原油商品に「資金を配分する良いタイミングかもしれない」という。

 また、ウェルス・ファーゴ・アドバイザーズでチーフ国際ストラテジストを務めるポール・クリストファー氏の次の言葉を引用している。

「インフレが再来したらどうするか?インフレは原材料コストの上昇を伴う傾向がある。インフレが株価に打撃を与えるなら、それとともに価格が上昇する資産を持つことにするだろう」

 しかし、価格下落中の“落ちてきたナイフ”をつかむのはさすがに危険だ。そこで、めどになる原油価格や時期について、記述がある最近のネット証券レポートをチェックした【図表2】。

【図表2】原油価格の見通しポイント

コメント 掲載ネット証券 レポート名・掲載日 詳細情報
クウェートの石油相
「米国やロシアの生産コストである76~77ドルあたりで原油価格は
下げ止まるだろう」
カブドット
コム証券
三菱UFJリサーチ&
コンサルティング 
「コモディティレポート」11/4
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IEA(国際エネルギー機関)の事務局長である
ファン・デル・フーフェン氏は先月、
米国では8割の会社が60ドル以下の
損益分岐点であると発言
 GMOクリック証券 DZHフィナンシャルリサーチ
「G20 Market Insight」11/14
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  安値めどと見られる価格は、72.2ドル、62.8~60.5ドルなど。時期は、来年の2月頃まで調整が続き、半年から1年後には100ドル水準に復帰、といった予想がされている。

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【関連記事】【GMOクリック証券のおすすめポイントはココだ!】コストが激安な上にツール、情報も充実して大手ネット証券に成長
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日本の株式市場で原油商品の取引が可能

 原油商品に投資する場合、手っ取り早く低コストで取引できるのがETF。国内の株式市場で株と同様に取引が可能だ。国内でも多くの原油関連ETFが上場しているが、ある程度取引量がある銘柄を【図表3】にまとめた。

【図表3】原油関連の主なETF/ETN銘柄

銘柄略称(コード) 対象指標 終値 売買単位 1日平均売買代金
(百万円)
信託報酬
(税抜)
最新のチャート
WTI原油ETF(1671) WTI原油先物
(円換算)
5920円 1口 33 0.85%
WTI原油ETF(1671)の最新株価チャート(SBI証券サイトへ移動します)はこちら
野村原油(1699) NOMURA原油ロング
インデックス
932円 10口 6 0.5%
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原油ブル(2038) 日経・東商取原油
レバレッジ指数
9350円 1口 16 0.8%
日経・東商取原油 レバレッジ指数の最新株価チャート(SBI証券サイトへ移動します)はこちら
原油ベア(2039) 日経・東商取原油
インバース指数
9330円 1口 1 0.8%
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※11/14時点 ※1日平均売買代金は直近20日間で算出

  ほとんどの銘柄が1単元9000円程度。もっとも人気が高いWTI原油ETF(1671)は1口6000円程度。たとえば、松井証券の手数料は、現物株(ETF/ETN含む)取引で1日約定額合計が10万円まで無料だ。毎月、手数料無料で少しずつ買い付ける手もある。

 また、原油のブル・ベア商品も上場している。原油ブル(2038)は、指数の前日比変動率(%)の2倍の値動き、原油ベア(2039)は、指数の前日比変動率(%)の-1倍となる値動きをする。原油価格の下落局面に価格が上昇する原油ベアを使う手もありそうだ。

WTI原油ETF(1671)は、WTI原油先物価格を円換算した価格に連動している。実際のWTIとの値動きを比較したのが【図表4】。ここではドル円の為替のチャートも掲載した。10月下旬以降、為替が円安に進み、WTI原油ETF(1671)に影響を与えている様子がわかる。

【図表4】過去6カ月のWTI原油先物、WTI原油ETF(1671)、為替ドル円の値動き比較。楽天証券テクニカルチャートで表示。【図表4】過去6カ月のWTI原油先物、WTI原油ETF(1671)、為替ドル円の値動き比較。楽天証券テクニカルチャートで表示。
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ハイリスクだが特徴を知れば便利な原油CFD

 CFD(差金決済取引)という商品で原油(WTI原油先物連動)に投資する方法もある。ETFに比べて利便性が高い部分がある。

 CFDでは、売買の差額だけを現金で決済する。買建・売建ができるので信用取引に似ているが、金利はかからない。少ない資金で大きな資金が動かせるレバレッジ取引である。

 原油CFDを取り扱うのがGMOクリック証券だ(サービス概要は【図表5】)。最小金額は5000円弱から取引が可能だが、レバレッジ取引なので、余裕を持って資金を預けておいた方がいいだろう。

【図表5】GMOクリック証券の原油CFD(2014年11月18日時点)11月18日時点

 自分の資金以上の取引ができる点はハイリスク。ただし、ほぼ24時間取引ができて、逆指値など特殊注文も利用できる。日本の株式市場が開いていない時間帯の値動きにも対応できるなど、リスク管理しやすいメリットがある。

 また、先物取引や信用取引のような返済期限もない(自動ロールオーバーが可能)。低コストも魅力で、取引手数料と為替手数料は無料。買い(ASK)と売り(BID)のスプレッドが実質の手数料となる(記事執筆時は0.03ドルだった)。興味を持たれた方は、GMOクリック証券のサイトでチェックしていただきたい。

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