来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

来週(4/13~4/17)の日経平均株価の予想レンジは5万3000~5万9000円! 米国とイランの協議内容や値がさハイテク株の動向、米・金融大手の決算に注目

2026年4月10日公開
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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今週の日経平均株価は、米国とイランの停戦合意を受けて大幅に上昇!
ファーストリテイリングの上昇も日経平均株価を押し上げる

 今週(4月6〜10日)の日経平均株価は大幅に上昇し、最終的に先週末と比べて3800.62円(7.15%)高い5万6924.11円で終えました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 週前半の4月6〜7日は5万3000~5万4000円辺りでの保ちもみ合いが続きましたが、日本時間の8日朝、米国とイランが2週間の停戦に合意したことを受け、8日の日経平均株価は上昇。前日比2878円高と歴代3番目の上げ幅となり、5万6400円台を回復しました。

 4月9日は、停戦合意への懐疑的な見方や原油価格の高止まりによる利益確定の流れから反落しました。しかし、日本時間の10日朝、イスラエルのネタニヤフ首相がレバノンと来週にも和平協議を始めることを表明。このニュースにより株式市場では株価上昇へのバイアスが強まり、10日の日経平均株価は一時5万7000円台を回復しました。

 なお4月10日は、前日の取引終了後に2026年8月期・業績予想の上方修正を発表したファーストリテイリング(9983)が急騰し、日経平均株価を押し上げました。そのほか、東京エレクトロン(8035)フジクラ(5803)アドバンテスト(6857)キオクシアホールディングス(285A)を加えた5銘柄で日経平均株価を約1000円超も押し上げました。また、全体としては、東証プライム市場の値下がり銘柄数は1000銘柄を超えています。
【※今週の関連記事はこちら!】
日経平均株価は「5万4175円」を突破し、25日移動平均線が上向いたら強い上昇トレンドに! ただし、不安定な相場は続くので、隠れた「旧財閥銘柄」を狙おう!

今週の日本市場は、引き続きイラン情勢に左右される展開が継続!
ゴールドマン・サックスなど米国の大手金融株の決算にも注目

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 5万3000 ~ 5万9000円

 

 来週(4月13〜17日)の日経平均株価は、引き続きイラン情勢をにらみながらの展開になりそうです。

 4月11日に米国とイランの直接協議が行われる予定なので、協議内容を受けた東京市場が初動反応を見せることになります。そのため、週初は上にも下にも荒い値動きになる可能性があります。両国の協議が物別れにでもなれば、今週の上昇分を帳消しにしてくることも警戒されます。ただ「2週間の停戦」の期限は再来週になることから、基本的には積極的な売買が手控えられそうです

 また、荒い値動きになるようだと、前述したファーストリテイリングのように日経平均株価に対する指数寄与度の大きい“値がさ株”の値動きが影響を与えることになると考えられます。特に、フィラデルフィア半導体指数(SOX)が連日で最高値を更新していることもあって、半導体株などの動向が注目されるでしょう。

 また、来週は米国でゴールドマン・サックス・グループ(GS)など大手金融株の決算発表が本格化しますので、業績面に着目した物色が活発化しそうです。

 そのほか、今週は「宇宙」関連銘柄の物色が目立っていました。こうしたテーマ性のある銘柄などの動向にも注目しておきたいところです。
【※今週の関連記事はこちら!】
「宇宙ビジネス」関連銘柄を紹介!「アストロスケールHD」「ispace」「QPS研究所」など、国際宇宙ステーションの民間シフトで成長に期待の「宇宙ビジネス」に注目

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
Olympicグループが+75.93%で値上がり率トップ!

 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキングのトップはOlympicグループ(8289)でした。4月6日にドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)を親会社、Olympicグループを子会社とする株式交換を実施すると発表。これが好感され、株価が上昇しました。

 値上がり率2位のVALUENEX(4422)は、防衛省関連機関向けに技術情報解析業務を手掛けていることから、隠れた「防衛関連の低位銘柄」として市場の注目を集め、連日のストップ高を交えて上昇しました。

 値上がり率3位のGameWith(6552)は、4月8日に2026年5月期・第3四半期累計の連結営業損益が1.9億円の黒字(前年同期は2.2億円の赤字)だったと発表。eスポーツ事業においてスポンサー・タイアップが伸長し、大幅増益になったとのことです。

 一方、今週の値下がり率ランキング1位はAbalance(3856)でした。4月7日に、グループ子会社などが関係する法的手続について、米国国際貿易委員会(USITC)による調査が開始されたとの通知を受領したと発表。これが嫌気されました。

 値下がり率2位のW TOKYO(9159)は、3月27日にSBIホールディングス(8473)と資本業務提携契約を締結したと発表したことを受け、先週は急伸しましたが、今週に入って換金売りの流れが強まりました。

■今週の値上がり率 トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +75.93 Olympicグループ(東S・8289)
2 +66.36 VALUENEX(東G・4422)
3 +54.97 GameWith(東S・6552)
4 +47.05 ローツェ(東P・6323)
5 +46.81 ブイキューブ(東P・3681)
■今週の値下がり率 ワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −25.26 Abalance(東S・3856)
2 −24.28 W TOKYO(東G・9159)
3 −23.31 ARCHION(東P・543A)
4 −22.93 SAAFホールディングス(東G・1447)
5 −19.11 アミタホールディングス(東G・2195)
■今週の出来高 トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 1,150,672,300 ランド(東S・8918)
2 933,313,800 オンコセラピー・サイエンス(東G・4564)
3 920,235,000 NTT(東P・9432)
4 400,711,100 ソフトバンク(東P・9434)
5 369,889,500 ジャパンディスプレイ(東P・6740)

【来週の主要イベント】
米国のベージュブックと米PPI、NY連銀景気指数、ネットフリックスや
ゴールドマン・サックス、シティグループなど米・金融大手の決算に注目

 来週は以下のようなイベントが予定されています。

<4月13日(月)>
◆決算:QPSホールディングス(464A)コスモス薬品(3349)
◆植田和男日銀総裁会見
◆米3月中古住宅販売件数
◆決算:ゴールドマン・サックス・グループ(GS)

<4月14日(火)>
◆決算:TENTIAL(325A)SHIFT(3697)
◆2月鉱工業生産確報値(
◆中3月貿易収支
◆米3月卸売物価指数(PPI)
◆決算:シティグループ(C)JPモルガン・チェース(JPM)

<4月15日(水)>
◆2月機械受注
◆ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁会見
◆欧2月鉱工業生産
◆米4月ニューヨーク連銀製造業景気指数
◆米3月輸入/輸出物価指数
◆米地区連銀経済報告(ベージュブック)
◆決算:バンク・オブ・アメリカ(BAC)モルガン・スタンレー(MS)

<4月16日(木)>
◆中1-3月期四半期国内総生産(GDP)
◆中3月小売売上高
◆中3月鉱工業生産
◆欧3月消費者物価指数(HICP)改定値
◆米4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
◆米3月鉱工業生産
◆決算:ネットフリックス(NFLX)

<4月17日(金)>
◆欧2月貿易収支

【来週の注目銘柄】
「ノースサンド」「インフロニア・ホールディングス」
「SCREENホールディングス」の3銘柄をピックアップ!

 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

ノースサンド(2026年4月10日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
サービス業 東G・446A 1358円 14.6倍 5.69倍
企業の課題解決を上流から下流までワンストップで支援
ITの中期戦略の策定やオペレーションに関するプロジェクトのサポートなど、企業の課題解決を上流から下流までワンストップで支援するITコンサルティングが中核事業です。DX推進・システム導入やAI導入の支援、サイバーセキュリティ構築、ビッグデータ解析などのサービスを提供しています。 2027年1月期〜2029年1月期の3カ年で、売上高の年平均成長率30%以上、営業利益率25%以上を目標として掲げています。株価は、決算評価から3月17日に1630円まで買われた後は調整が続いていましたが、足元では25日移動平均線を下値支持線に緩やかなリバウンドを形成。上値抵抗線として意識される75日線を上抜けてくるようだと、上昇の勢いが強まりそうです。
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)
インフロニア・ホールディングス(2026年4月10日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
建設業 東P・5076 2141.5円 9.3倍 1.29倍
傘下の三井住友建設が樹木リスク評価システムを開発
準大手ゼネコンの前田建設や前田道路、前田製作所の完全親会社として設立された持株会社です。傘下の三井住友建設は3月9日、三井住建道路(1776)に対してTOBを実施して完全子会社化することを発表しました。また、三井住友建設はAIを活用して倒木や落枝による事故防止に寄与する樹木リスク評価システム「tree AI(ツリーアイ)」の基本システムを開発。全国で老木化などによる倒木が相次ぐなか、樹木管理対応のニーズの取り込みが期待されます。株価は、2月10日につけた高値2785円をピークに調整が続いています。ただ、足元で26週移動平均線まで売られており、同線を下値支持線としたリバウンドが期待されます。
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)
SCREENホールディングス(2026年4月10日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
東P・7735 1万745円 23.0倍 4.58倍
半導体製造装置の特定の工程において世界トップの技術力を保有
半導体製造装置やフラットパネルディスプレイ製造装置の製造・販売を手掛けています。半導体製造装置は、枚葉式洗浄装置やバッチ式洗浄装置などを展開。枚葉式洗浄装置で約35%のシェアを保持するなど、特定の工程において世界トップの技術力を持ちます。中期計画として「2033年3月期に売上高1兆円、営業利益率20%以上」という目標を掲げています。株価は、2月26日につけた高値1万1935円をピークに調整を見せていましたが、4月に入って75日移動平均線割れからのリバウンドで1万円台を回復し、上値抵抗線だった25日移動平均線を突破。週足では26週移動平均線近くまでの調整を経て切り返しており、13週移動平均線を捉えています。上値抵抗線の突破と、そこからの一段のリバウンドを狙いたいところです。
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)

【※今週のピックアップ記事!】
【米国株】2026年・春以降の「S&P500の値動き予想」と「AI相場の今後の見通し」を解説! 地政学リスクで4~6月は下落も、11月の米・中間選挙後は株価上昇!

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