株式投資で儲ける方法&注目銘柄を大公開!
2017年8月2日 ザイ編集部

高配当を維持できる、長期保有向きの「減配リスクが
低い高配当株」とは? 借金ほぼゼロ、現金が豊富な
財務優良株の中で、配当維持力が高い注目銘柄を紹介

高配当を長期的に維持できる、長期保有向きの「高配当株」2銘柄を紹介! 借金が少なくて現金収入が安定している、減配リスクの低い「高配当株」とは?

ダイヤモンド・ザイ「高配当株投資の新常識」特集では、多彩な高配当株を紹介するほか、高配当株ファンドのファンドマネジャーの銘柄選択の考え方や、配当好きの個人投資家の投資手法などを解説している。

今回はそのなかから、借金が少なくて自由に使えるお金をたくさん持っている「守りの高配当株」を2銘柄紹介。「財務状態が優良=配当維持力が高い」と言えるので、減配リスクを避けたい人は、ぜひチェックしてみてほしい。

「有利子負債」や「フリーキャッシュフロー」をチェックし、
流入する現金がプラスの株を狙え!

 近年、企業は利益の中から、どのくらいの割合で配当を出すかを示す「配当性向」を発表するようになった。利益が増えれば、配当が増えるが、利益が減少すれば、減配するケースも。しかし、一時的な利益減少局面でも、配当を維持する銘柄もある。企業の定量分析に定評があるクォンツ・リサーチの西村公佑さんは、配当維持力が強い株の特徴について、次のように語る。

 「配当の原資となるのは利益なので、安定した利益を上げている企業から選ぶのが大前提です。さらに、減配しにくい株を選ぶには、負債が少なく、安定した現金収入があるかをチェックしましょう」(西村さん)

 利子が発生する「有利子負債」がほとんどなければ、当然ながら借金返済のためにお金を使う必要がない。さらに、「フリーキャッシュフロー」がプラスだと、現金収入がしっかりあるという証拠になる。

 「フリーキャッシュフローは、本業で稼いだ現金である“営業キャッシュフロー”から、事業を維持するうえで必要な設備などへの投資で使った現金“投資キャッシュフロー”を差し引いたものです。これが多いほど、企業が自由に使えるお金が多いということを表しています」(西村さん)

 こういった点をしっかり満たした株であれば、多少利益が落ち込んだとしても、減配するリスクが小さいのだ。

業績が好調でキャッシュを潤沢に持っている
配当維持力バツグンの2銘柄を紹介!

 ここからは、好財務&現金収入バッチリの配当維持力が高い銘柄を紹介する。ダイヤモンド・ザイでは6銘柄挙げているが、ここでは2銘柄を抜粋してみたい。

 まずは「杉本商事(9932)」。機械・工具関連の商社で、目下5期連続で増収増益。高品質、高精度などの顧客ニーズに応える体制を整備。業績は、自動車や電子部品向けが牽引し、収益は高水準を維持。時価総額の3分の1程度の現金を持ち、財務は健全だ。株価は割安感が強く、下値リスクは小さい。

 続いては、IR・SRコンサルティングを手掛ける「アイ・アールジャパンホールディングス(6035)」。実質株主判明調査や、取締役会評価などが着実に増加しており、業績は堅調。緩やかながら、増収増益基調が続いている。収益性や財務健全性の面も評価が高く、ほぼ無借金経営。株価は高値圏でのもみ合いとなっているが、株価に割高感はない。

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