株式投資で儲ける方法&注目銘柄を大公開!
2018年2月10日 ザイ編集部

安定的にキャッシュを稼ぎつつ、戦略的な設備投資で
事業拡大を狙う、成長が期待できる銘柄を狙い打ち!
キャッシュリッチな「大冷」「東京特殊電線」に注目

戦略的な事業展開を目指し、中期的な業績拡大に向けて布石を打っている「設備投資に積極的でキャッシュリッチな株」を探せ! 

ダイヤモンド・ザイでは、毎月5つの注目銘柄を紹介する「今月の株スクリーニング5」を掲載。フィスコの村瀬智一さんに、これから上昇する株の「5つのスクリーニング条件」を挙げてもらい、実際にそのスクリーニング条件で抽出された銘柄を、ランキング形式で紹介している。

今回は、「設備投資額の増加率が2期連続10%以上」「フリーキャッシュフローが2期連続で10%以上」「最低購入額が30万円以下」など、5つの条件で抽出された「設備投資に積極的でキャッシュリッチな株」から、注目の2銘柄を紹介!

中期的な成長が期待できる、積極的な設備投資を行なう株に注目!

注目株をスクリーニングで抽出!

 政府は、2017年12月の月例経済報告において、国内景気に関し「緩やかな回復基調が続いている」との判断を維持した。同様の表現は7カ月連続。また、設備投資と生産の判断は「持ち直している」から「緩やかに増加している」へ引き上げている。

 設備投資とは、工場などの建物や機械といった有形の固定資産に資金を投資すること。この金額が大きいほど、企業は積極的に事業を拡大していることを示す。

 最近でいえば、「楽天」が携帯電話事業への進出を発表した。同社の場合、大規模な資金負担増への懸念から短期的には売られる展開になったが、積極的な事業拡大策は中期的な観点から評価すべきとも考えられる。

 今回はキャッシュを安定して稼ぐ一方で、設備投資も積極的に行なっている銘柄に注目。いわゆるキャッシュリッチ株は、資金負担への懸念もなく、中期的な業績拡大に布石を打っている銘柄として注目できる。

 なお、設備投資に積極的なキャッシュリッチ株を割り出すスクリーニング条件は、以下のようになる。

【条件1】
手ごろな額から投資できる
⇒最低購入額が30万円以下

 1単元30万円以内なら個人投資家にも買いやすく、異なる銘柄を持ったり、同じ銘柄の複数単元での保有も行ないやすい。

【条件2】
安定してキャッシュを稼いでいる
⇒フリーキャッシュフローが2期連続で10%以上

 フリーキャッシュフローが継続的に増加していることは、戦略的な事業展開を行なう元手が増えることを意味する。

【条件3】
業績拡大に向けて、布石を打っている
⇒設備投資額の増加率が2期連続10%以上

 工場増設やシステムの刷新など、積極的な事業拡大策は一時的には利益を圧迫する恐れもあるが、中期的な観点から評価すべき。

【条件4】 
利益に対して株価が割安
⇒予想PERが25倍以下

 株価が1株益の何倍になっているかを表したPERが低いことは、会社が稼ぐ利益に対して株価が割安、評価不足と見られる。

【条件5】
効率的に儲けている
⇒予想ROEが10%以上

 ROE(自己資本利益率)は経営効率を判断する指標。高利益率のメドとなる平均の8%を上回る10%以上の銘柄に注目。

 さて、ダイヤモンド・ザイでは、ここで紹介した5つのスクリーニング条件にあてはまった銘柄から、【条件3】(設備投資額の増加率が2期連続10%以上)の増加率が高い順に、1位から5位までのランキングを作成している。ここではそのうちの1位と2位の銘柄を紹介しよう。

 まずは、設備投資額の増加率の2期の平均値が1587%で1位となった、業務用冷凍食品大手の「大冷(2883)」。

 「大冷」は水産物を中心とした業務用の冷凍食品メーカーで、取引先は有名レストランチェーンや人気テーマパーク、百貨店、スーパー、医療施設など、多岐にわたる。商品の企画・開発は自社で行ない、製造を国内外の工場に委託するファブレス形態をとっている。冷凍食品の主力商品である「骨なし魚」は、外郭団体のPB商品としても展開するなど拡販に注力。大手顧客との取り引きを強化して、業績は好調に推移している。

 続いて、設備投資額の増加率の2期の平均値が51.2%で2位となったのが、電線・ケーブルの中堅メーカー「東京特殊電線(5807)」。

 「東京特殊電線」は、主力の電線・ケーブルのほか、車載用シートヒーターやスマホカメラ向け手振れ補正用ワイヤーなどを製造・販売している。電線・ヒーター分野では、鉄道ケーブルや三層絶縁電線が堅調。デバイス分野では、基板導通検査に使用されるコンタクトプローブや、スマートフォンカメラモジュール向け製品が好調だ。