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2020年5月21日 ザイ編集部

「日経平均株価」の2020年12月末までの動きを予測!
再び下落して「二番底」をつけるリスクはあるものの、
2020年の年末には「2万1000~4000円」まで回復へ!

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日経平均株価の2020年の年末までの値動きを予測! ストラテジストやエコノミストが予想する「コロナ・ショック」後の日本株の動向を紹介!

5月21日発売のダイヤモンド・ザイ7月号の大特集は「コロナ禍でも株価が上がる!【逆襲の日本株】厳選96銘柄」! 株式市場は「コロナ・ショック」で大きな打撃を受け、株価が急落した銘柄が多い。しかし、こんな状況下でも、株価上昇が期待できる銘柄は存在する。そこで、この特集では、新型コロナウイルスの感染が拡大しても業績を伸ばせる株や収益力が揺るがない安定感のある株、「コロナ・ショック」で売られすぎた優良株など全96銘柄を紹介! さらに、“アフターコロナ”の投資戦略も解説しているので必見だ!

今回は特集の冒頭から、ストラテジストやエコノミストなどの専門家による「日経平均株価の2020年の動向予測」を紹介!  年末までの値動きを予想するほか、「二番底」のリスクも解説しているので投資の参考にしてほしい!

株式市場はやや落ち着きを取り戻した状況だが、
過去の“危機”では、反発後に「二番底」をつけるケースが多発

コロナ・ショックは収束したのか?

 2020年の2月前半まで、2万4000円近辺で推移していた日経平均株価は「コロナ・ショック」で大暴落し、3月19日には1万6552円まで急落した。

 しかしその後、3月23~25日の3日間で2994円もの急反発を見せ、4月半ば以降の値動きを見るとおおむね1万9000円台~2万円前後で推移している(※5月11日現在)。「コロナ・ショック」で荒れに荒れた株式市場は、やや落ち着きを取り戻したと言えそうだ。

 そもそも今回、株式市場が大荒れになった要因は、新型コロナウイルスの感染拡大が「リーマン・ショック」のような金融危機につながることが懸念され、市場がパニックに陥ったことにある。しかし、米国の中央銀行であるFRB(連邦準備理事会)が迅速に動き、無制限の量的緩和といった徹底的な対策を打ったことなどが功を奏して、大混乱はひとまず収まった。現段階では、世界各国で「感染拡大のピークは過ぎた」との見方が広がり始め、外出禁止の緩和など、経済活動も再開しつつある。4月以降の株価の反発は、これらの明るいニュースを反映したものだ。

 しかし、安心するのはまだ早い。ダイヤモンド・ザイは、今後の見通しについて、エコノミストやストラテジストなどの5人のプロ(大和証券の石黒英之さん、ニッセイ基礎研究所の井出真吾さん、UBS証券の居林通さん、第一生命経済研究所の藤代宏一さん、野村證券の若生寿一さん)に話を聞いているが、彼らは揃って“二番底が来るリスク”を指摘している。

 野村證券の若生寿一さんは、「過去の暴落時の例を見ると、いったん下げ幅の半値前後ほど戻したあとに、二番底をつけにいっているケースが多い(下の図を参照)。今回も同様となる可能性は高いと思います」と話す。米国を筆頭とする各国の金融対策や経済対策の意義は大きいものの、「それでウイルスが消えるわけではない」(若生さん)ことから、ちょっとした不安要素が噴出しただけでも、株価の急落は十分に考えられる。

 新型コロナウイルスが、実際に景気や企業の業績にどこまで影響を与えるかは、まだまだ見極めづらい状況だ。もちろん、本当にこのまま感染拡大が収まっていくのかどうかも不透明。ニッセイ基礎研究所の井出真吾さんは、「根本的な原因である新型コロナウイルスの収束が見えない以上、投資家は目先のニュースに一喜一憂せざるをえない状況です」と話す。つまり、今の相場環境は非常に不安定だということだ。
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日経平均株価は「二番底」をつけた後に上昇へ?
ただし「大幅上昇は期待薄」というのがプロの共通見解

 もっとも、株価が再び下落に転じて、二番底を探る展開となったとしても、“底”は前回ほど深くはならなさそうだ。

 「日経平均株価の場合、1万8000円くらいまでは、いつ下がってもおかしくありません。一方で、景気や企業の業績への影響が甚大だというのは皆わかっていますし、ショック的な売りは心配しなくていいと思います」(井出さん)

 「下値は慎重に見ておいたほうがいいのは確かですが、市場の予想を大幅に上回るような状況の悪化がなければ、大崩れはしないでしょう」(第一生命経済研究所の藤代宏一さん)

 以上を総合すると、「二番底をつけた後は、経済の回復に伴って、次第に株価も水準を切り上げて回復していく」というのが、メインシナリオと言えそうだ。

 ただし、年内に大幅に上昇する可能性は低いというのも、5人のプロの共通見解となっている。下の図は、2020年の年末までの日経平均株価の予測だ。プロの予測を基に平均値を割り出したうえで、予想される値動きを示している。ご覧のとおり、日経平均株価は年末に向けて上昇となっているが、「コロナ・ショック」以前の水準にまでは達していない。

 大和証券の石黒英之さんは、高値の予測が2万4000円と高めだが、これはウイルスの封じ込めが期待どおりにいけば、という前提付きだ。「完全に新型コロナウイルスの感染拡大の前の水準に戻るのは、うまくいっても2021年の1~3月期でしょう」(石黒さん)

 「感染再拡大のリスクもありますし、年内に景気や企業の業績がいきなり以前の水準に戻る可能性は低い。“新型コロナウイルスの感染拡大の前”を100とすれば、年内に戻せるのは80、良くても90くらいまでだと思います」(UBS証券の居林通さん)

 さて、ここまで「コロナ・ショック」後の株式市場の展望について紹介してきた。ダイヤモンド・ザイ7月号の大特集「コロナ禍でも株価が上がる!【逆襲の日本株】厳選96銘柄」では、不安定な相場環境の中で、投資家がどう動くべきかを解説するとともに、今だからこそ注目すべき銘柄も紹介しているので、誌面も併せてチェックしてほしい!
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 5月21日発売のダイヤモンド・ザイ7月号には、今回一部を抜粋した大特集「コロナ禍でも株価が上がる!【逆襲の日本株】厳選96銘柄」のほかにも、読みごたえのある特集を多数掲載!「コロナ・ショック」で有名投資家がどんな行動をとったのかリポートする「コロナ・ショックの個人投資家悲喜こもごも&売買顛末記」や、「コロナ・ショック」で利回りが激変した「人気の【毎月分配型】投資信託100本の最新利回り」、「コロナ・ショック」で急騰した“金”にスポットを当てる「財産を守るための金投資」など、「コロナ・ショック」に関連した内容が多くなっている。

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