最下層からの成り上がり投資術!
【第24回】 2012年9月24日 藤井 英敏

2015年まで日本株は「売りの時代」に。
長期投資を捨て、保有期間を短くしろ!

 日経平均は9月19日の9288.53円を高値に調整しています。

日経平均の日足チャート(1年)。緑が5日、赤が25日、青が75日の移動平均線(出所:株マップ)

 7月以降の重要な高値は、7月4日の9136.02円、8月20日の9222.87円です。一方、重要な安値は7月25日の8328.02円、9月6日の8646.03円です。7-9月はボックス相場が続いているとは言え、下値が切り上がったことはポジティブ材料です。だからと言って、相場の先高観が強まり、多くの個人が東京株式市場に回帰することはなさそうです。

個人は売り越し、外国人は買い越し

 実際、9月第2週(10~14日)の投資部門別株式売買動向では、個人は利益確定売りによって、1706億円の売り越しに転じました。売越額は8月第2週の1792億円以来の高水準でした。下がれば買い、上がれば売るという個人投資家の特徴がよく出ています。

 一方、外国人は2週連続で買い越しです。買越額は794億円で前週の366億円から増加しました。

 「あなたが株式投資で成り上がりたいのなら、外国人と同じ投資行動を取るべき」と私は考えるため、今の日本株は、彼らが買い越す限り、「買い」目線でよいでしょう。

普通の個人投資家はほとんど参加していない

 ところで、私の友人たちの話を聞く限り、日経平均は9000円を回復しても、普通の個人投資家による市場参加はほぼ皆無のようです。

 参加者の大部分は、アルゴリズムトレードを行うコンピュータ、証券ディーラー、デイトレーダーなどが占めているようです。彼らにとって、鴨ねぎの個人の参加者が少ないため、プロである彼らも儲からず、非常に不安な毎日を送っているようです。

 なぜ不安になるのか?

 それは、彼らは普通の個人と異なり、株で儲けることができなければ、ディーラーならすぐにクビになるからです。古きよき時代、A証券をクビになっても、B証券、C証券と受け皿はいくらでもありました。

 しかし、今は、自己売買から撤退する証券会社も多く、簡単には転職できないのです。また、証券会社自体も収益が苦しいため、高確率で儲けてくれるであろう人しか、採用しようとしません。

 また、専業のデイトレーダーも、株式売買で儲からなかったら、当たり前ですが生活できません。おそらく、多くのデイトレーダーが、タコが自分の足を食うような感じで、投資元本を切り崩し、「厳しい今」を耐え忍んでいるのと推察されます。