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2021年1月21日 ザイ編集部

2021年の「日経平均株価の値動き」を予想! 専門家の
予想は4人中2人が「日経平均株価が3万円まで上昇」と
予測し、全員が「コロナ禍でも下値は限定的」で一致!

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日経平均株価の2021年の値動きを大予測! 4人のエコノミストやストラテジストによる「日経平均株価の高値・安値」予測を公開するとともに、その根拠を解説!

2021年1月21日発売のダイヤモンド・ザイ2021年3月号の大特集は「最強日本株【2021年版】」! 日本株市場には、コロナ禍で不透明な相場環境でも、注目すべき有望株がたくさんある。そこで、この特集では「国内活躍株」「海外進出株」「5万円株」「株主優待株」「高配当株」「10倍株」という6つのジャンル別に、有望株を紹介! さらに、エコノミストやストラテジストによる「2021年の日経平均株価の予測」や「2021年の日本株攻略法」も取り上げているので、個人投資家なら必見だ!

今回は大特集の冒頭から、エコノミストやストラテジストによる「2021年の日経平均株価の予測」を抜粋。2021年の高値と安値の予測や、投資をするうえで知っておきたいこと、買い時の見極め方などを紹介しているので、参考にしてほしい!
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専門家の4人中3人が2021年の日経平均株価を”年末高”と予想!
一方で「今の株高は米国株の影響を受けたバブル」とする意見も

 2020年の日経平均株価は、コロナ・ショックによって、一時は高値から約30%も下落した。しかし、2020年3月末からはV字回復。2020年12月には30年ぶりに2万7000円をつけ、2021年1月には2万8000円台を記録している。

 気がかりなのは、コロナ禍でダメージを受けた企業が多いなかで、2021年も株価の上昇が続くかどうかだ。そこで、ダイヤモンド・ザイ2021年3月号は、第一生命経済研究所・首席エコノミストの嶌峰義清さん、大和証券・シニアストラテジストの石黒英之さん、ニッセイ基礎研究所・チーフ株式ストラテジストの井出真吾さん、楽天証券経済研究所・チーフグローバルストラテジストの香川睦さんに取材した。

 早速「2021年の日経平均株価の動向」について意見を聞いたところ、4人中3人は「下落する局面はあるものの、”年末高”で終わる」との予測だった。唯一「年初よりも年末が安い」と予測するのが、ニッセイ基礎研究所の井出真吾さんで、「今の株高はバブルだ」と言い切る。「日本株が上がったのは、米国株が史上最高値を更新したから。2021年の日本株も米国株次第でしょう。しかし、今の米国株は金融緩和によって、株価が押し上げられた状態です」(井出さん)

 米国を代表する500社で構成されるS&P500のPERは、過去20年間でもっとも高い水準になっており、株価に過熱感がある。

 「今の米国株の株価は2023年1~3月期の業績を先取りした水準。しかも、2ケタ増益が続くという前提です。さまざまなリスクを抱えるなか、その増益率を達成できるかわからない」(井出さん)
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 一方で、「日本株には資金が入る余地がある」と分析するのが、”年末高”を予測する大和証券の石黒英之さんだ。「今、日本株を買っているのは、おもに日銀や信託銀行、事業法人です。日本株の売買シェアの約6割を占める海外の投資家は、売り越しが続いている。今後は海外投資家が買ってくるかもしれない」(石黒さん)

 また、第一生命経済研究所の嶌峰義清さんは「日本株は長期での成長が期待できる」と言う。「コロナ禍で企業が改革せざるを得ない状況になりました。デジタル化やコスト削減などが進むはずです。加えて、政府も『2050年までに温室効果ガス実質ゼロ』を宣言するなど、日本企業の変化を後押しする政策を発表しています。前者は企業の収益力を大きく改善させ、後者は恩恵を受ける日本企業が多い、環境関連に資金が入りやすくなる。日本企業の長期成長への期待で、海外の年金基金などが買ってくるかもしれない」(嶌峰さん)

企業業績が回復すれば、未曽有の金融相場から業績相場へ!
株価の下支えが予想されることから、下落局面が買いチャンスに!

 2021年は期待と不安が入り交じった相場になりそうだが、果たして”買い時”はいつになるのだろうか。それを考えるうえでポイントとなるのが、企業業績の動向だ。

 現状は、政府や中央銀行による過去最大級の資金供給と金融緩和によってもたらされた、「不景気の株高」とも言える”金融相場”になっている。しかし、楽天証券経済研究所の香川睦さんは「2021年の後半には企業業績が回復し、“業績相場”になる」と予測する。

 「新型コロナに関わる新たなリスクが顕在化し、春先には日経平均株価が2万4000円まで下落する可能性も。しかし、日本企業は2022年3月期に、前期比で4割増益となる見通しです。2022年3月期の予想が意識される年の後半には、日経平均株価が3万円をつけると見ています」(香川さん)

 日本株の動向について弱気な見通しを持つ井出さんも「日経平均株価が2万4000円を下回る可能性は小さい」と指摘。「新型コロナ拡大で緊急事態宣言も出ましたが、株価が大きく下がれば、各国の政府や中央銀行があらゆる政策を打つはず。そのため、下値は堅いでしょう」(井出さん)

 なお、石黒さんは日経平均株価について「2021年の年末に2万9000円」を予測する。「ただし、春先に予定されているコーポレートガバナンスコードの改訂や、東証の新市場区分に対する企業の対応次第では、年末に3万円の可能性も十分ある」(石黒さん)

 今後、この2つの施策で日本企業が自社株買いを進めたり、設備投資などでROEを改善させたりする姿勢を見せれば、日本株は大きく上昇するかもしれない。嶌峰さんは「不透明感はあるが、景気拡大が期待できる」と言う。「日本は在庫調整が進み、生産が拡大するサイクルに入っています。中国の景気回復などを追い風に、海外展開する製造業の業績が好調です」(嶌峰さん)

 2021年は底割れしないとすると、春先などに日経平均株価が2万4000円台まで下がる局面があれば、絶好の買いチャンスと言えそうだ。
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ザイ3月号

 今回は、2021年1月21日発売のダイヤモンド・ザイ2021年3月号の大特集「最強日本株【2021年版】」から、一部を抜粋した。

 なお、ダイヤモンド・ザイ2021年3月号の巻頭特集は「スゴ腕ファンドマネージャー4人が語る2021年の儲け方」。この特集では、長期的に好成績を上げている投資信託のファンドマネージャー4人に取材。2021年の注目テーマや注目企業、銘柄の選び方、運用時に注意していることなどを聞いているので、投資の参考にしてみよう。

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