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高配当株の中でも、機関投資家の資金が流入しやすい2銘柄を紹介! 配当利回り4%超で、ESG重視の姿勢で高評価の「積水ハウス」、業績堅調の「UBE」に注目

2022年5月3日公開(2022年5月3日更新)
ザイ編集部
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配当利回り4%超の「高配当株」の中でも、機関投資家の資金が流入しやすく、株価が下がりづらい銘柄を紹介! 注目は「積水ハウス」と「UBE」の2銘柄!

発売中のダイヤモンド・ザイ6月号の大特集は「”攻め”と”守り”の【高配当株】」! この特集では、配当による利益だけでなく値上がり益も狙える”攻め”の高配当株や、減配リスクの低い”守り”の高配当株など、さまざまな銘柄をピックアップしている。さらに「高配当株ランキング」で上位に入った銘柄を対象として、アナリストが「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で評価した投資判断も紹介。銘柄選びのときはもちろん、今保有している銘柄を整理するときにも役立つはずだ。

今回はこの中から、機関投資家の資金が入りやすくて株価が下がりにくい「高配当株」2銘柄を紹介!
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逆風でも買われるため値下がりしにくい「高配当株」は、
機関投資家に好まれる「積水ハウス」や「UBE」!

 「高配当株」は”守り”の投資に最適だ。常に一定の人気があるため、株価が底堅いことに加えて、配当が定期的に入ってくる安心感も大きい。今のように先行きの見通しづらい相場環境では、より一層魅力が増すだろう。

 ただ、長期で保有して配当をもらい続けるためには、減配リスクが低い銘柄を選ばなければならない。減配リスクが低いのは「配当を守る姿勢が強い銘柄」「業績が安定している銘柄」「財務状態が良好な銘柄」だ。

 加えて、株価の大幅下落を避け、穏やかな気持ちで長期保有できる銘柄を探したいなら「機関投資家が買う銘柄」を狙うという手も考えられる。

 「年金基金や損保、地銀といった機関投資家は、安定した利益が得られる投資先を好みます。そのため、利回りが高く、株価の変動が相対的に小さい高配当株には、必ず需要があります。逆に見ると、機関投資家の資金が入る高配当株は、逆風下でも株価が支えられる可能性が高いと思います」(マーケットコメンテーター・岡村友哉さん)

 ただし、機関投資家は個別銘柄ではなくETFを通じて投資することが多い。実際に、高配当株ETFの資産残高は、近年大きく膨らんでいるという。

 そこで、ここでは純資産総額が大きい高配当株ETF4本のうち、複数に組み入れられている銘柄を抽出。さらにその中から、今期の会社予想と来期のアナリスト予想が減配ではなく、事業内容などからもリスクが低い2銘柄を紹介しよう。
(※対象の高配当株ETFは「NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型ETF(1577)」「iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF(1478)」「ダイワ 上場投信-TOPIX高配当40指数(1651)」「NEXT FUNDS日経平均高配当株50指数連動型ETF(1489)」。銘柄分析はマーケットコメンテーターの岡村友哉さん。株価や業績、配当利回りなどは4月6日時点のもの。PER、ROE、配当利回りは予想ベース)

 一つ目の銘柄は、配当利回りが4.09%の積水ハウス(1928)だ。

 積水ハウスは大手住宅メーカー。昨今は、付加価値の高い戸建住宅の需要が増え、国内・米国で販売が好調。1棟の単価は過去5年で1割以上も上昇。原材料の高騰分は、高品質住宅の優位性から価格転嫁できそうだ。今期は増配と前期の2倍規模の自社株買いを行う計画。ガバナンス、ESG重視の経営で、機関投資家に好まれやすい。
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 二つ目の銘柄は、配当利回り4.71%のUBE(4208)だ。

 4月に宇部興産から社名変更。ナフサや石炭価格の急騰によるコスト増が直撃も、販売数量増で2022年3月期は大幅な営業増益へ。PBR0.5倍台は、過去の株価の底入れポイント。コスト増の懸念も織り込み済みで、下値リスクは小さい。
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