少額で買えて高配当なうえに、好業績でアナリストが高く評価するのは「三菱HCキャピタル」と「ENEOSホールディングス」!
発売中のダイヤモンド・ザイ10月号の大特集は「最強日本株【2022年・夏】」! この特集では「王道株」「高配当株」「株主優待株」「10万円未満株」「インフレ勝ち組&新・消費株」「割安株」「大出世株」という7つのジャンル別に、アナリストが選んだ”最強”の日本株を紹介! また、ストラテジストやアナリストによる「2022年8月~2023年8月までの日経平均株価の予測」も掲載しているので、投資の参考になるだろう。
今回はこの大特集から、好業績&高配当で注目の「10万円未満株」2銘柄を公開!
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注目は配当利回り4%超で過去最高益予想の「三菱HCキャピタル」や、
配当利回り4%超でEV関連株でもある「ENEOSホールディングス」!
株価が安く、100株を買うための最低投資額が少ない株は、初心者でも買いやすい。ただ、なかには業績が悪いなどの理由で、株価が安くなっている銘柄もあるため、注意が必要だ。そこで、今回は20名のアナリストが厳選した、今”買い”の「10万円未満株(100株を10万円未満で買える株)」の2銘柄を紹介する。なお、最低投資額などの数字は、2022年8月4日時点。
一つ目は、もっとも多くのアナリストから名前が挙がった三菱HCキャピタル(8593)だ。
三菱HCキャピタルは、三菱UFJリースが日立キャピタルを吸収し、商号変更して誕生した企業。オートリースやPCレンタルのほか、リース取引をオンラインで完結できるサービスなど、先進的なアセットビジネスを展開している。今後は、太陽光・風力発電事業に注力し、脱炭素に貢献する見通しだ。
「(昨年買収して子会社化した)米国の大手海上コンテナリース企業CAI社の貢献もあり、今期も好調な業績を見込んでいます。不安定な局面でこそ、リース会社の安定感がリスク軽減の効果を発揮するでしょう」(ラカンリチェルカ・若杉篤史さん)
また、24期連続の増配を予定している点や、約5%の高い利回りも、高評価の要因となっている。
「増配を続けるなど、株主還元をしっかりと行う経営方針と、安定した利益を得られる企業の力を兼ね備えています。M&Aで海外展開しており、欧州や米国を中心に事業が伸びています」(株式アナリスト・三井智映子さん)
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続いては、三菱HCキャピタルに続いて人気が高かったENEOSホールディングス(5020)だ。
ENEOSホールディングスは石油元売り大手。ガソリン販売は国内トップで、石油化学、金属製錬、鉱山開発、資源リサイクルまで手掛ける。また、EV(電気自動車)の普及を見据え、全国約4600基の充電設備の運営権をNECから取得した。
「EVなど次世代自動車への置き換えが進んでも充電スポットは必要で、そちらへの布石も打っています。石油卸では業界再編なども予想されますが、その中ではキーマンになれる位置にいます」(DZHフィナンシャルリサーチ・小松弘和さん)
「洋上風力発電、バイオマス発電、水素発電、水素ステーションなど環境重視のエネルギー企業へと急旋回しています。原油高の間は高収益が続く見込みで、その間に事業構造の転換を図ると見られます」(株式アナリスト・鈴木一之さん)
11期連続で減配がなく、4%半ばの高い配当利回りもENEOSホールディングスの大きな魅力だ。
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