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【日本株】減配リスクが低い「10年配当株」ランキング1位と2位を発表! 11期連続で増収増益&増配の「全国保証」や株主還元に前向きな「オープンハウスG」に注目

2023年7月21日公開(2024年6月20日更新)
ザイ編集部
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【日本株】配当を維持する力が強い「10年配当株」ランキングで、1位と2位に入ったのは「全国保証」と「オープンハウスグループ」!

7月21日発売のダイヤモンド・ザイ9月号の大特集は「新NISAで買うべき【高配当株】125」! この特集では、来年から始まる新NISAで投資するのに適した高配当株をピックアップ。「この先10年減配しない『10年配当株』」「全上場銘柄のうち、配当利回りが高い株トップ100」「値上がり益も期待できる高配当株」などのジャンル別に紹介するほか、高配当株の正しい選び方や、億り人の夢の配当生活も取り上げているので、投資の参考になるはずだ。

今回はこの特集から、ダイヤモンド・ザイ独自の評価基準で割り出した、今後も減配リスクが低い「10年配当株」ランキングで、1位と2位に入った銘柄を紹介!
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2024年から始まる「新NISA」で投資するなら、
安定的に配当を出す力を持った「10年配当株」!

 2024年からNISA(少額投資非課税制度)が拡充され、新NISAとして生まれ変わる。具体的には従来の「つみたてNISA」と「(一般)NISA」の機能が統合されるだけでなく、投資枠が1800万円まで拡大、非課税期間も無期限となり、大幅に使い勝手が良くなると話題だ。
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「新しいNISA(新NISA)」のよくある疑問を解決! 2024年以降は「投資枠の拡大」「制度の恒久化」などが実現して、現行NISAよりもシンプルで使いやすくなる!

 そんな新NISAで投資するのに適しているのが、高配当株だ。高配当株は長期で保有し、配当をもらい続けるのが理想。そのためには、リーマン・ショックやコロナ・ショック級の大事件が起きても減配せず、安定的に配当を出し続けていた銘柄を選びたい。

 そこで注目してほしいのが「10年配当度」だ。10年配当度とは、過去10年の配当実績に加え、業績や企業の規模などを分析し、将来の減配リスクを視覚化した、ダイヤモンド・ザイの独自指標。点数が高いほど減配リスクが低いことを意味し、長期保有に向いている銘柄ということになる。

 ダイヤモンド・ザイでは過去に4回、10年配当度の高い株(=10年配当株)の特集を実施しているが、回を重ねるたびに評価基準を改良してきた。その結果、4回目の特集(2022年12月号)で「10年配当株」として取り上げた銘柄で、掲載後に減配をした銘柄はゼロ。実力は折り紙付きと言ってもいいだろう。

 ちなみに、直近で取り上げた10年配当株は、減配どころか増配している株が多い。保有しているうちにどんどん増配すれば、もらえる配当が増えるうえに、注目度が上がって株価も上昇する可能性が高まるので、かなりおいしいと言える。

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11期連続で増配&増収増益を見込む「全国保証」と、
文句なしの成長企業「オープンハウスグループ」に注目!

 ここからは、10年配当度のスコアが高い順にランク付けした最新の「10年配当株ランキング」で、1位と2位に入った2銘柄を紹介していこう(※データは7月4日時点。分析コメントは、クォンツ・リサーチの西村公佑さんとマーケットコメンテーターの岡村友哉さん)。

 最初に紹介するのは、最高得点となる10年配当度95点を叩き出した全国保証(7164)だ。

 全国保証は信用保証の大手。個人が住宅ローンを借り入れる際、連帯保証人を立てる代わりに同社が保証する。前期はコスト上昇などで住宅の着工件数が減少し、住宅ローン市場も低調ななかで、増収増益を達成した。金融機関との関係強化や営業推進の成果だ。

 今後は既存事業の拡大に加え、不動産業者と連携したAI審査など周辺事業への進出で、さらなる成長を図る。事業内容から業績の安定性は非常に高く、手元資金も豊富。今期で上場来11期連続の増収増益と増配を見込んでおり、長期保有をするにも安心感がある。「QUOカード」がもらえる株主優待も魅力だ。
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 第2位に入ったのは、10年配当度93点のオープンハウスグループ(3288)だ。

 オープンハウスグループは戸建住宅が主力で、首都圏比率の高さや製販一体での事業展開が強み。関西圏での拡大にもスピード感がある。持ち前の営業力で高成長を果たし、今期にも売上高1兆円企業となる。

 株主還元を最重要課題と位置付けてきた点も特色。利益成長で原資を創出し、上場来9期連続の増配を達成。今期予想も増配で、さらに増額修正した。中長期での成長性の維持には、M&Aが不可欠となりそう。その意味でも、11月の本決算発表時に披露される新中期経営計画に注目だ。
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