IPO株の銘柄分析&予想

「ナイル」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の自動車産業DX企業との比較や予想まで解説![2023年12月25日 情報更新]

2023年11月16日公開(2023年12月25日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 ナイル
市場・コード/業種 グロース・5618/情報・通信業
上場日 12月20日
申込期間(BB期間) 12月5日~12月11日
おすすめ証券会社 SMBC日興証券SBI証券松井証券マネックス証券楽天証券岩井コスモ証券岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)大和コネクト証券(旧:CONNECT)DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 1540円(-8.33%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

ナイルが12月20日にIPO(新規上場)!

「ナイル」の公式サイトより

 ナイルは、2023年11月16日、東京証券取引所に上場承認され、2023年12月20日にIPO(新規上場)することが決定した。

 ナイルは2007年1月15日に設立された。横断的に産業に関与し、テクノロジーによる事業機会を発見する「課題発見力」、テクノロジーにより業務を効率化・自動化し、付加価値創造を行う「DXノウハウ」、デジタルマーケティングを中心とした事業のグロースを実現する「マーケティングノウハウ」を強みとし、自動車産業DX事業とホリゾンタルDX事業の2つの事業を展開している。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

ナイルのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 12月4
ブックビルディング(抽選申込)期間 12月5日~12月11日
公開価格決定 12月12日
購入申込期間 12月13日~12月18日
払込日 12月19日
上場日 12月20日

ナイルのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2023年12月13日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SMBC日興証券(主幹事証券)
[最短即日で取引可能]
89.1
公式サイトはこちら!
SBI証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
4.3
公式サイトはこちら!
松井証券
[最短翌日に取引可能]
1.3
公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
0.9
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楽天証券
[最短翌日に取引可能]
0.9
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岩井コスモ証券
[最短翌日に取引可能]
0.4
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岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)
[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
大和コネクト証券(旧:CONNECT)
[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
大和証券 1.3  
丸三証券 0.4%  
極東証券 0.4%  
岡三証券 0.4%  
東洋証券 0.4%  

ナイルのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定仮条件の平均価格(※1) 1615
仮条件
[予想PER(※2)
1620~1680円
倍~倍]
公募価格 1680円
初値 1540円
初値騰落率 -8.33%
予想トレーディングレンジ(※3) 800~3500
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社4社の予想PER(2023年11月30日ザラバの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【4社平均】 162.6倍
WACUL<4173> 20.9倍
セプテニHD<4293> 31.9倍(連)
CINC<4378> 497.3倍
Speee<4499> 100.1倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社4社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は赤字予想のため割安度を比較できない

ナイルの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 853万5200株(予定)
公開株式数 公募35万株  売出97万800株
(オーバーアロットメントによる売出19万8100株)
想定公開規模(※1) 24.5億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

ナイルはSEOコンサルで有名なベンチャー企業

 自動車産業DX事業(オンライン主体のマイカーサブスク関連サービスを提供)、ホリゾンタルDX事業(DX・マーケティングに関するコンサルティングなどを提供)を展開する。創業以来、16期連続での増収を達成しており、直近3年(2020年12月期~2022年12月期)の実質的な年平均成長率(実質CAGR)は55%となった。

 SEO領域では有名なベンチャー企業。売上は順調に伸長し利益面でも赤字幅が縮小してきているが、IPO市場になかなか資金流入がみられないなかでの赤字上場となる点、年末の上場ラッシュ期間での上場というスケジュール面に不安が残る。

 公開規模については20億円台となる見込み。

◆「ナイル」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)[最短2日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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ナイルの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損失
(伸び率)
純損失
(伸び率)
2019/12 1,484
(15.5%)
▲ 438
(―)
▲ 440
(―)
2020/12 2,125
(43.2%)
▲ 1,128
▲ 1,185
2021/12 2,628
(23.7%)
▲ 1,890
▲ 1,895
2022/12 4,139
(57.5%)
▲ 1,354
▲ 1,355
2023/12予 5,047
(21.9%)
▲ 930
▲ 933
2023/9 3Q 3,960
(―)
▲ 528
(―)
▲ 530
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

ナイルの業績コメント

 2023年12月期の業績は、売上高が前期比21.9%増の50.4億円、経常損失が9.3億円(前期は13.5億円)の増収・赤字幅縮小見通しとなっている。

 第3四半期累計期間(2023年1~9月)について、ホリゾンタルDX事業においては、新規顧客の問い合わせ数が前年同期比で22%増加し、商談件数が堅調に推移した。また既存顧客に対するアップセルが積み上がることにより、新規・既存顧客の顧客単価が前年同期比で15%増加した結果、受注額は前年同期比で60%増加しており、顧客需要が旺盛な状況となっている。また情報メディアにおいて、メディアにて掲載するコンテンツの追加及びコンテンツの内容改善等の取り組みにより検索順位の改善が図られており堅調に推移した。

 自動車産業DX事業においては、新車の半導体不足による新車納期の長期化については緩和されてきているものの、納期が明確な中古車ニーズが堅調に推移している。また同社では、ユーザー基盤の更なる拡大のため、新車・中古車の双方に注力し、広告宣伝費の先行投資を行っている。第3四半期までの延べ契約件数は1万4018台に達しており、前年同期比34.5%増加と堅調に成長している。なお、通期計画に対する第3四半期末時点における進捗率は、売上高39.6億円で78.5%となっている。

ナイルの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都品川区東五反田一丁目24番2号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 高橋 飛翔(昭和60年12月14日生)
設立 平成19年1月15日
資本金 3億2505万円(令和5年11月16日現在)
従業員数 235人(令和5年10月31日現在)
事業内容 自動車産業DX事業(オンライン主体のマイカーサブスク関連サービスを提供)、ホリゾンタルDX事業(DX・マーケティングに関するコンサルティングなどを提供)
■売上高構成比率(2022/12期 実績)
品目 金額 比率
ホリゾンタルDX事業 2,260 百万円 54.6%
自動車産業DX事業 1,879 百万円 45.4%
合計 4,139 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 高橋 飛翔 360万4000 44.03%
2 JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合 124万5600株 15.22%
3 (株)SMBC信託銀行 60万8400株 7.43%
4 (株)セプテーニ・ホールディングス 41万2400株 5.04%
5 SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合 40万5200株 4.95
6 EEI4号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合 24万7600株 3.02%
7 DIMENSION投資事業有限責任組合 17万3600株 2.12%
8 (株)博報堂DYメディアパートナーズ 17万3200株 2.12%
9 (株)アニヴェルセルHOLDINGS 16万2000株 1.98%
10 (株)ダイレクトマーケティングミックス 14万8400株 1.81%
合計   718万400株 87.72%
■その他情報
手取金の使途 事業拡大に関わる採用費及び人件費、広告宣伝費に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2023年1月20日
割当先 (株)ダイレクトマーケティングミックス、JIA1号投資事業有限責任組合、(株)イード
発行価格 2,020円 ※株式分割を考慮済み
◆「ナイル」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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岩井コスモ証券[最短翌日に取引可能]
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岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)[最短2日後に取引可能]
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大和コネクト証券(旧:CONNECT)[最短3日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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ナイルの銘柄紹介

 同社は創業以来、DX及びマーケティングを中心にインターネットを活用した各種技術、ノウハウを蓄積し、その強みを活用して、「ホリゾンタルDX事業」及び「自動車産業DX事業」を運営している。

[ホリゾンタルDX事業]

 同事業では、創業以来培ってきたDXやマーケティングを中心とするインターネットを活用した技術・ノウハウを強みにして、顧客企業に対するコンサルティングサービスを主軸としつつ、生成AIによる業務自動化支援、メディア開発・運営及びデジタル広告に関するソリューション提供を通じた事業支援を行っている。

(1)DX&マーケティング事業

 DX&マーケティング事業では、インターネットを活用した顧客企業の売上成長・利益成長支援を行っている。具体的には、デジタル戦略コンサルティングによる顧客企業の課題特定と課題解決策としてのDX・マーケティングに関するコンサルティングや実行支援、メディア開発・運営支援、コンテンツマーケティング支援、ユーザー解析に基づくWebサイト改善コンサルティング支援、生成AIによる業務自動化支援等、顧客企業のニーズに応じインターネットを活用した様々なソリューションを提供している。これらに加え、顧客企業のニーズに応じた提供メニューの拡充を継続的に行うことで、模倣難易度の高い事業構築を進めている。

(2)メディア&ソリューション事業

 メディア&ソリューション事業では、主に複数のメディアの開発・運営及びデジタル広告に関するソリューション提供を通じ、顧客の事業成長支援を行っている。同事業は、DX&マーケティング事業の技術・ノウハウを活用し、メディア開発・運営を通じた顧客の事業成長を支援する事業として、2012年に開始した。6万件を超える(2023年9月末時点)スマートフォンアプリ情報を掲載する国内有数メディア「Appliv」、スマートフォンユーザー向けに役立つライフスタイル情報を豊富に掲載するメディア「Appliv TOPICS」、アプリを運営する事業者向けのデジタル広告ソリューション「NYLE TRIDE」などを通じて顧客の事業成長を幅広く支援している。同社の運営するメディア群の月間ユーザー数は約760万人(2023年9月末時点)となる。

[自動車産業DX事業]

 自動車産業DX事業は、DX及びマーケティングの知見を活用して、自動車産業のDX化を推進する事業として、2018年に立ち上げた事業である。同事業では、「おトクにマイカー 定額カルモくん」の事業運営を主軸として、個人向けに日系メーカー全車種の新車及び中古車を取り扱っており、頭金やボーナス払なしで月1万円台からマイカーを利用できるサブスクリプションサービスを提供している。

 同社が提供する「おトクにマイカー 定額カルモくん」のビジネスモデル上の特徴としては、(1)自動車購入プロセスのデジタル化により実現した効率性の高い事業運営、(2)車両在庫を持たないアセットライトなビジネスモデルの構築、(3)契約獲得に伴うスポット収益と契約期間中に計上される月額収益、(4)与信の弱い個人に向けた与信枠拡大の取り組み、(5)一般的には自動車メーカー系ファイナンス会社が取り扱っていない最長11年・月額が安価なサブスクリプションプランを提供、などの点が挙げられる。

 同社が培ってきたDX及びマーケティングの技術・ノウハウの活用によるオペレーション合理化、顧客からの認知度向上及びマーケティングコストの最適化により、2018年のサービス開始以降、契約件数は増加している。

ナイルの投資のポイント

 SEO領域では有名なベンチャー企業。売上は順調に伸長し利益面でも赤字幅が縮小してきているが、IPO市場になかなか資金流入がみられないなかでの赤字上場となる点、年末の上場ラッシュ期間での上場というスケジュール面に不安が残る。12月は同社上場を前に赤字上場案件が3社あり、それらの初値状況も参考にしたい。また、今回の上場で全保有株式を放出するファンドらが複数あることから出口案件というイメージも警戒材料につながりそうだ。

 2007年設立。同社はDX及びマーケティングを中心にインターネットを活用した各種技術、ノウハウを蓄積し、その強みを活用して、「ホリゾンタルDX事業」及び「自動車産業DX事業」を運営してきた。創業以来、16期連続での増収を達成しており、直近3年(2020年12月期~2022年12月期)の実質的な年平均成長率(実質CAGR)は55%となった。2018年開始の自動車産業DX事業は実質CAGR164%の成長、2010年開始のホリゾンタルDX事業は実質CAGR25%となっている。

 2022年12月期は、ホリゾンタルDX事業では、DX&マーケティング事業における顧客継続率92.41%、契約社数169件、メディア&ソリューション事業のセッション単価5.4円。自動車産業DX事業では、カスタマーチャーンレート0.21%、延べ申込件数15.6万件、延べ契約件数(解約、満了含む)1万1337件となっている。従業員は235名。税務上の繰越欠損金あり。

 業績面について、2023年12月期の業績は、売上高が前期比21.9%増の50.4億円、経常損失が9.3億円(前期は13.5億円)の増収・赤字幅縮小見通しとなっている。ホリゾンタルDX事業の売上高については、DX&マーケティング事業が前期比23.5%増の13.0億円、メディア&ソリューション事業が同8.5%増の13.1億円となる計画で、セグメント利益は同36.8%増の5.3億円を見込んでいる。自動車産業DX事業売上高は同29.6%増の24.3億円となる計画で、セグメント損失は10.6億円(前期は13.5億円)となる見込み。

 想定仮条件水準での今期予想PSR(株価売上高倍率)は2.4~3.0倍程度。類似企業だとWACUL<4173>セプテーニHD<4293>らがPSR2倍台で、CINC<4378>Speee<4499>らは1倍台にとどまる。

 公開規模については20億円台となる見込み。ユナイテッド<2497>や一部のファンドが上場時に全保有株式を放出する。ベンチャーキャピタル株主らの保有する256万5600株(上場時発行済株式総数の30.1%)については上場日後90日もしくは公開価格の1.5倍でロックアップ解除となるため、やや注意か。12/20はロココ<5868>が同時上場する可能性がある。

⇒WACUL<4173>のIPO情報はこちら!
⇒CINC<4378>のIPO情報はこちら!
⇒Speee<4499>のIPO情報はこちら!
⇒ロココ<5868>のIPO情報はこちら!

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◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。
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