【日本株】2025年3月期に業績の急回復が見込めて株価上昇が期待できる株を先取り! おすすめは「ファナック」と「富士通ゼネラル」の2銘柄!
発売中のダイヤモンド・ザイ4月号の巻頭特集は「第3四半期決算でわかった! 2024年の【主役株】」!日本の上場企業の大半を占める、3月期決算企業の第3四半期決算が出揃った。そこで、この特集では決算の結果をアナリストがチェック。好調な株式市場の中でも、主役になりそうな銘柄をピックアップしているので、銘柄選びの参考になるはずだ。
今回はこの特集から、2025年3月期に業績急回復&株価上昇が期待できる「来期好調株」の2銘柄を公開!
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工作機械が低調ながらロボット受注が増加する「ファナック」と
業績下方修正ながら明るい兆しもある「富士通ゼネラル」に注目!
3月決算企業の第3四半期決算発表シーズンになると、今期の通期業績よりも来期の業績見通しに株式市場の関心は移る。
山和証券の志田憲太郎さんは「株価は6カ月先ないしは1年先を予測して動く傾向があります。今から投資するなら、来期の業績が市場の期待値を上回りそうな銘柄を探すべきです」と話す。
3月決算企業が来期の業績予想を発表するのは4月末からだが「業績のヒントは事前に見つけられる」と志田さんは言う。特におすすめなのが、今期の業績予想は不振だが、来期は回復しそうな株を先回りして買うことだという。
「たとえば、自動車生産は昨年5月頃から半導体不足が解消し、回復が市場の期待値を上回りました。会社予想が修正される前に、トヨタ自動車(7203)の株価は上昇基調に転じたのです」(志田さん)
以下では、志田さんがおすすめする「来期好調株」の2銘柄を紹介していこう(※以下、株価などのデータは2月5日時点)。
最初に紹介する銘柄は、工作機械用装置や産業用ロボットでおなじみのファナック(6954)だ。
目下、工作機械の需要は世界的に減速しており、ファナックの受注高も前年同期比で減少となった。ただ、事業別ではロボットの受注が増加に転じている。業績の一段の底割れは想定されず、来期は売上の回復が期待できる見通しだ。
続いて紹介するのは、ルームエアコンや車載機器などを展開する富士通ゼネラル(6755)だ。
富士通ゼネラルは、コロナの反動で積み上がった海外在庫の消化が遅れ、今期の業績を下方修正。北米での販促策強化など、中長期的な視点での収益構造の見直しに着手している。今後は、米国の金利低下による住宅市況の改善などが在庫解消につながりそうだ。
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