【日本株】第3四半期決算が好調で株価上昇に期待できる5銘柄を公開! 投資判断が“買い”の「みずほFG」、“強気”の「ANA」「三越伊勢丹」などに注目!
2月21日発売のダイヤモンド・ザイ4月号の巻頭特集は「第3四半期決算でわかった! 2024年の【主役株】」! 日本の上場企業の大半を占める、3月期決算企業の第3四半期決算が出揃った。そこで、この特集では決算の結果をアナリストがチェック。好調な株式市場の中でも、主役になりそうな銘柄をピックアップしている。
今回はこの特集から、個人投資家に人気の銘柄のうち、第3四半期決算の結果から、マーケットコメンテーターの岡村友哉さんが「買い」「強気」と診断した5銘柄を紹介!
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第3四半期決算で”買い”と高く評価されたのは「みずほFG」!
最近は、株主還元を強化した企業の株が買われる傾向が顕著に!
2024年1月中旬から上場企業の決算発表が本格化。1月31日までに発表された3月決算企業の第3四半期決算を集計すると、6割の企業が純利益増に。マーケットコメンテーターの岡村友哉さんは、企業業績が堅調な理由を次のように解説する。
「値上げや円安による効果で、利益が伸びている企業が多い。特に業績が良かったのは、値上げしても販売数量が伸びた企業や、原材料高の影響をコスト削減で吸収できた企業です」(岡村さん)
また、割安株と成長株では、決算で注目すべき点に違いがあるという。
「割安株は“株主還元”がポイント。株主還元を強化した企業の株は買われ、強化しなかった企業の株は売られています」(岡村さん)
東証が「株価上昇につながる具体策を開示している企業」のリストを公表し始めたことも、この流れを後押ししている。決算発表時に具体策を開示したきんでん(1944)のような、PBR1倍割れの企業の株価も好調だ。
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一方で、成長株は高いPERに見合う利益成長が求められている。
「オービック(4684)のように、大幅な増収増益でも市場の期待値を下回る決算を発表した企業の株は売られています」(岡村さん)
このような市場環境を踏まえて、ダイヤモンド・ザイでは個人投資家に人気が高い企業の第3四半期決算を、岡村さんに分析してもらっている。以下では、その分析の結果、成長性を高く評価された5銘柄を紹介。投資の参考にしてほしい!(※株価などのデータは2月5日時点。投資判断は「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で、今後6カ月についてのもの)
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第3四半期の決算内容が良好な「買い&強気」の5銘柄! |
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最低 投資額 (2/5) |
24年3月期 四半期増収率 (増益率) |
24年3月期 通期増収率 (増益率) |
25年3月期 予想 増収率 |
25年3月期 予想 増益率 |
投資 判断 |
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◆みずほフィナンシャルグループ(東P・8411) | ||||||
28万円 | 42.9%(34.1%) | ー(ー) | ー | ー | 買い | |
【分析コメント】第3四半期累計の当期利益は、通期計画に対する進捗率が100%超え。通期見通しは据えおいたが保守的な予想。増配も期待できる。増配発表なら同業他社と比較し上値期待が一段と高まる。 | ||||||
◆三越伊勢丹ホールディングス(東P・3099) | ||||||
19万円 | 9.4%(75.6%) | 8.1%(79.9%) | 4.4% | 7.4% | 強気 | |
【分析コメント】2023年4~12月期は経常利益が75%増と好決算。今期3度目の通期業績の上方修正も発表。サプライズは150億円の自社株買いと増配の発表。特に自社株買いは2020年以来の実施となる。 | ||||||
◆東映アニメーション(東S・4816) | ||||||
190万円 | 3.2%(-10.9%) | -5.1%(-27.8%) | 6.0% | 18.6% | 強気 | |
【分析コメント】配信権や商品化権の販売が好調。前期の大ヒット作の反動で第3四半期の営業利益は減益も市場予想を大幅に上ブレし、2度目の上方修正も発表。4月1日付で1対5の株式分割を実施予定。 | ||||||
◆SGホールディングス(東P・9143) | ||||||
19万円 | -10.8%(-33.0%) | -9.4%(-35.1%) | 6.3% | 19.0% | 強気 | |
【分析コメント】第3四半期決算発表時に今期3度目の通期予想の下方修正を発表。ただ、月次データを開示しており下方修正は想定内。来期の運賃値上げによる利益率改善も期待でき、押し目買いの好機。 | ||||||
◆ANAホールディングス(東P・9202) | ||||||
33万円 | 22.6%(124.3%) | 18.9%(69.9%) | 7.0% | -9.0% | 強気 | |
【分析コメント】旺盛なインバウンド・レジャー需要で国際線・国内線ともに好調。費用抑制で収益力も向上し、通期業績予想を大幅に上方修正した。過去最高益を更新する見通しで株価には割安感がある。 | ||||||
※株価などのデータは2024年2月5日時点。 24年3月期会社予想の増益率は経常利益。25年3月期の予想はアナリスト予想。 |
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