【※2019年2月の株主優待の情報はこちら!】
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シダックス株式会社が株主優待の内容を一部変更すると、2019年1月24日に発表した。
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シダックスの株主優待は、毎年3月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上~500株未満を保有する株主に、(1)自社グループ製品(2000円相当)または(2)カラオケ・シダックス店舗で利用できる『優待券』(540円分×5枚=2700円分)を贈呈。500株以上を保有する株主に、(1)自社グループ製品(6000円相当)または(2)カラオケ・シダックス店舗で利用できる『優待券』(540円分×25枚=1万3500円分)を贈呈」というものだった。
今後も100株以上~500株未満を保有する株主を対象とした株主優待の内容には変更がないが、500株以上を保有する株主を対象とする株主優待の内容が変更になる。具体的には「500株以上を保有する株主に、(1)自社グループ製品(1万2000円相当)または(2)カラオケ・シダックス店舗で利用できる『優待券』(540円分×10枚=5400円分)を贈呈」となる。
なお、自社グループ製品は「シダックス中伊豆ワイナリーヒルズ株式会社」のワインが予定されているが、数量などは未発表である。
変更後の株主優待の内容は、2019年3月31日時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。
シダックスの株主優待制度の変更前と変更後
(変更前) | ||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 |
3月末 | 100株以上 500株未満 |
※以下のいずれかを選択 ◆自社グループ製品(2000円相当) ◆レストランカラオケ・シダックス優待券(540円分×5枚) |
500株以上 | ※以下のいずれかを選択 ◆自社グループ製品(6000円相当) ◆レストランカラオケ・シダックス優待券(540円分×25枚) |
(変更後) | ||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 |
3月末 | 100株以上 500株未満 |
※以下のいずれかを選択 ◆自社グループ製品(2000円相当) ◆レストランカラオケ・シダックス優待券(540円分×5枚) |
500株以上 | ※以下のいずれかを選択 ◆自社グループ製品(1万2000円相当) ◆レストランカラオケ・シダックス優待券(540円分×10枚) |
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備考 | ※「レストランカラオケ・シダックス優待券」の有効期限は1年間 (発行された翌年の9月末まで)。 ※「レストランカラオケ・シダックス優待券」は、1回の会計で5枚まで利用できる。 人数による利用枚数の制限はナシ。その他のサービス券と併用も可。 ※数量、天候、メーカーの都合などで希望の「自社グループ製品」が揃わない場合は、 「レストランカラオケ・シダックス優待券」が贈呈される。 ※期限までに申し込みがない場合は「自社グループ製品」が贈呈される。 |
シダックスの株主優待利回りは?
シダックスの2019年1月29日時点の株価(終値)は342円なので、変更後の株主優待利回りは以下のようになる。
【変更前】
(100株保有・優待券を選択した場合)
投資金額:100株×342円=3万4200円
優待券:2700円
株主優待利回り=2700円÷3万4200円×100=7.89%
(100株保有・自社グループ製品を選択した場合)
投資金額:100株×342円=3万4200円
自社製品:2000円
株主優待利回り=2000円÷3万4200円×100=5.84%
(500株保有・優待券を選択した場合)
投資金額:500株×342円=17万1000円
優待券:1万3500円
株主優待利回り=1万3500円÷17万1000円×100=7.89%
(500株保有・自社グループ製品を選択した場合)
投資金額:500株×342円=17万1000円
自社製品:6000円
株主優待利回り=6000円÷17万1000円×100=3.50%
【変更後】※100株以上~500株未満の株主優待利回りは変動なし
(500株保有・優待券を選択した場合)
投資金額:500株×342円=17万1000円
優待券:5400円
株主優待利回り=5400円÷17万1000円×100=3.15%
(500株保有・自社グループ製品を選択した場合)
投資金額:500株×342円=17万1000円
自社製品:1万2000円
株主優待利回り=1万2000円÷17万1000円×100=7.01%
シダックスの株主優待は、レストランカラオケ店舗で利用できる「優待券」か、自社グループ製品のワイン。今回の変更は、500株以上の株主に贈呈される「優待券」と、自社グループ製品の額面が調整されたもの。以前は「優待券」を選択したほうがお得だったが、変更後は自社グループ製品を選択すると、「優待券」を選択した場合に比べて株主優待利回りが2倍以上もお得になった。ただし、「優待券」は飲食代金の支払いにも充てられて、1回の支払いにつき5枚まで同時に利用できるなど、使い勝手がよかったため、残念に感じる投資家もいるだろう。
また、シダックスは2018年5月にカラオケ事業を営む子会社を売却している。2019年3月期の株主優待に関しては、まだカラオケ・シダックス店舗の優待券が贈呈されることになっているが、今後それがなくなる可能性も念頭に置いたほうがよさそうだ。
今後の展開が気がかりではあるものの、シダックスは株主優待利回りと配当利回りの高さで人気が高い銘柄であり、100株保有時の配当+株主優待利回りは、驚異の12.24%(※株主優待は優待券を選択した場合)。赤字だったカラオケ事業の売却で利益が伸びており、継続的な保有を検討する価値もありそうだ。
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なお、シダックスは給食・食堂の運営受託などを手掛ける企業。2019年3月期(通期)の連結業績予想は、すべて前期比で売上高18.8%減、営業利益58.9%増。カラオケ事業の売却に加え、車両運行・施設管理の運営受託と、学童保育などの運営受託が利益増を後押し。
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■シダックス | |||
業種 | コード | 市場 | 権利確定月 |
サービス業 | 4837 | JASDAQスタンダード | 3月末 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り |
342円 | 100株 | 3万4200円 | 4.39% |
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