北越紀州には三菱商事が25%弱出資しており、三菱系の企業とも見られなくはない。一方、三菱系ど真ん中の三菱製紙は業界最大手の王子製紙と業務提携をしている。王子製紙はかつて北越に敵対的買収を仕掛けたことがある。三菱製紙はそのような犬猿の仲である2社ともに関係があるわけだ。
今後三菱商事主導で北越紀州と三菱製紙の経営統合を推し進めるという可能性もあるだろうし、他方で王子が三菱製紙の持分を増やすというシナリオもありえる。いずれにせよ、三菱製紙がなんらかの形で関与すると思われるので、この株式は魅力的だ。
同業他社から見て提携相手として魅力的なレンゴー
次に、紙・パルプ業界で、ある程度の規模を持ちつつ、ユニークな立ち位置を有しているのがレンゴーである。
同社は段ボール最大手の企業であり、ほかの製紙企業とは事業の重複が小さい。一時は業界2位の日本製紙(3893)と事業提携を行っていたことがある。その中では、持ち株会社の設立による経営統合を検討したようであるが、今では事業提携は解消されている。
一度は他社と事業提携をしたということは、レンゴーサイドには単独ではなく、どこかと事業提携、あるいは、M&Aを行うことで今後の成長戦略を模索したいという思いがあると考えていいだろう。
日本製紙は消えているので、残るは王子、北越紀州&大王連合、三菱製紙ということになる。レンゴーはこれら3社(あるいはそれ以外の他社も含めて)から、求愛される側になるであろうから、この株式は魅力的なものになりえる。
なお、日本製紙は以前に北越紀州製紙の9%弱の株式を保有していたが2009年に売却している。その株式は、王子製紙による北越に対する敵対的買収の際にお助けマンとして取得したものである。日本製紙がその後のM&Aを踏まえて北越に出資していたなら、売却することはなかったであろう。
以上から、日本製紙と北越、あるいは日本製紙とレンゴーという組み合わせは今後発生する可能性は高くないと思われる。
残るターゲットは三菱製紙だが、上に書いた通り、三菱製紙は北越や王子のほうが組み合わせとして可能性は高いと考えられる。そうなると、日本製紙株は投資対象として積極的に保有する必要はなさそうである。
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