コシダカHD、株主優待を変更！ カーブスHDの｢スピンオフIPO｣を実施後も、優待券の額面は｢据え置き｣、または｢拡充｣を発表し、優待利回りは大幅にアップ！

　株式会社コシダカホールディングスが、株主優待を変更することを、2020年1月27日に発表した。

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コシダカホールディングスは、カラオケ事業、温浴事業などを手掛ける企業。
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　コシダカホールディングスの株主優待は、毎年8月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上を保有する株主に、保有株数と継続保有期間に応じて、自社で運営するカラオケ店、温浴施設で利用できる『株主優待券』を贈呈。400株以上を保有する株主には、『株主優待券』に加えて『カタログギフト』も贈呈」というものだった。

　今後は、コシダカホールディングスがカーブス事業を分離し、カーブスホールディングスとして“スピンオフIPO”を実施することに伴い、株主優待の内容が変更される。
【※コシダカホールディングスの“スピンオフIPO”の関連記事はこちら！】
⇒日本初の“スピンオフIPO”で上場する「カーブス」は買いか!? 2月26日までに｢コシダカホールディングス｣を保有しておくと｢カーブス｣の株が割り当てられる！

　具体的には、従来400株以上の株主に贈呈されていた「カタログギフト」が廃止に。また、優待区分も「100株以上～400株未満」「400株以上～4000株未満」「4000株以上」から、「100株以上～400株未満」「400株以上～1000株未満」「1000株以上」の3段階になって、贈呈される「株主優待券」の額面も変わる（※「株主優待券」が利用できるのは、コシダカホールディングスが手掛けている「カラオケまねきねこ」「ひとりカラオケ専門店ワンカラ」、温浴施設「まねきの湯」「らんぷの湯」）。

　この株主優待の変更は、2020年8月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。

　なお、コシダカホールディングスは、カーブスホールディングスが株主優待を新設し、「毎年8月末時点で100株以上の株主に『QUOカード』500円分を贈呈」することも発表している。

コシダカホールディングスの株主優待制度の変更前と変更後

コシダカホールディングスの株主優待利回りは？

　コシダカホールディングスの2020年2月10日時点の株価（終値）は1584円だが、カーブスホールディングスがスピンオフIPOをする際に「現物配当」で株が付与される分、コシダカホールディングスの株価は下がることになるので、現時点で株主優待利回りの計算は不可能。

　ただし、カーブスホールディングスの株が「現物配当」で付与される分だけ、コシダカホールディングスの株価が下がることは確実でありながら、「株主優待券」の額面は「100株以上～400株未満」「400株以上～1000株未満」の配布基準では据え置き、「1000株以上」では2倍に増額されるので、株主優待利回りは大幅にアップすることになる。また、カーブスホールディングスの株主優待として100株以上の保有で一律500円分の「QUOカード」がもらえることも発表されているので、さらに株主優待利回りはアップすることになる。

　コシダカホールディングスの株主優待は、自社のカラオケ店や温浴施設で利用できる「株主優待券」のみになり、従来贈呈されていた「カタログギフト」は廃止されたが、株主優待利回りは大幅にアップすることになるので、日本初の「スピンオフIPO」を体験することができる貴重な機会をきっかけに保有を検討してもよさそうだ。

　コシダカホールディングスはカラオケ事業、温浴事業を運営する“総合余暇サービス提供企業”。カラオケは全国500店舗以上を展開するほか、韓国、シンガポール、マレーシア、タイなどにも出店する。今期はカーブスのスピンオフIPOにより、大幅に利益が剥落する見通し。
【※関連記事はこちら！】
⇒「カーブスホールディングス」のIPO情報総まとめ！ スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のフィットネス施設運営企業との比較や予想まで解説！

■コシダカホールディングス
業種	コード	市場	権利確定月
サービス業	2157	東証1部	8月末
株価（終値）	必要株数	最低投資金額	配当利回り
1584円	100株	15万8400円	0.76％
【コシダカホールディングスの最新の株価・株主優待の詳細はこちら！】
※株価などのデータは2020年2月10日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 ※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

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