ウォーレン・バフェット氏が長年にわたって実践する”投資の6つのルール”とは? 過去55年間で資産を2.7万倍に増やしたバフェット氏が、銘柄選びで重視しているルールを解説!
発売中のダイヤモンド・ザイ12月号の大特集は、「どんな相場でも生き抜ける!【安定投資】入門」! コロナ・ショック後、世界的に株価の上昇基調が続いていたが、ここ最近の株式市場には、さまざまな”変化の兆し”が見られる。相場の流れが変わり、これまで絶好調だった成長株が急に失速する恐れもあるため、ここらで”安定投資”に切り替えるのも一案だ。
そこで、この特集では「安定」をキーワードに、注目すべき投資対象を紹介。「10年間もずっと増収増益の株」や「”ド安定”高配当株」「連続増配株」、株主優待名人・桐谷広人さんが推奨する「株主優待株」などを取り上げており、いずれも”安定投資”に最適だ。なお、特集では、長きにわたって安定的に成功し続ける著名投資家・ウォーレン・バフェット氏の投資手法も紹介。今回はそんなバフェット氏の投資ルールの一部を取り上げるので、参考にしてほしい!
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⇒ウォーレン・バフェットとは、どんな投資家なのか? 50年以上も驚異の運用成績を残し、日本の5大商社株を大人買いして話題になった“伝説の投資家”を紹介!
バフェット氏の成功を支えてきた「6つの投資ルール」を紹介!
業績がずっと成長している強い優良企業を厳選する!
ウォーレン・バフェット氏は、過去55年間で資産を2.7万倍に増やしたスゴ腕の持ち主で、大富豪にして慈善家としても知られる、世界でもっとも有名な投資家だ。
そんなバフェット氏は、さまざまな投資ルールを独自で編み出しており、その投資ルールの詳細を、自らが率いる投資会社バークシャー・ハサウェイの年次報告書などで、惜しげもなく公開している。そのため、個人投資家でも、バフェット氏の手法を自分の投資に取り入れることが可能なのだ。
ここからは、バフェット氏の投資ルールのうち、個人投資家でも比較的容易にマネできそうなものを6つ紹介していこう。
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⇒バフェット氏が日本の“商社株”に投資した理由とは? 専門家は「金価格との連動性に注目した結果」「経営の非効率を解消すれば株価上昇が期待できるから」と分析!
【バフェット氏の投資ルール①】
企業本来の価値よりも割安な株価で買う!
バフェット氏は銘柄選びをするうえで、「株価が割安であること」を重視する。市場が企業の実力を過小評価しているときに株を買い、企業価値が見直されたときの値上がり益を狙うのだ。この方法を「バリュー投資」と呼ぶが、マネックス証券の益嶋裕さんは「バフェット氏が実践しているのは、ただのバリュー投資ではない」と指摘する。
「割安さにこだわると、PERやPBRといった株価指標に目が行きがちです。しかし、バフェット氏は『”並の会社”を安く買うよりも、”素晴らしい会社”を適正な価格で買うほうがずっと良い』とも考えています。そのため、たとえ株価指標が市場平均より割高でも、企業の実力に見合っていると判断すれば、投資しています」(益嶋さん)
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⇒「PER(株価収益率)」の意味をやさしく解説! 株初心者でも、その株が「割安か、割高か」がわかる大事な指標「PER」の「意味」と「使い方」とは?
【バフェット氏の投資ルール②】
自分が理解できるビジネスを展開している企業を買う!
”素晴らしい会社”を厳選するために、バフェット氏が企業本来の価値を、どのようにして測っているのか気になるところだ。
大前提として、企業の実力を見極めるべく、バフェット氏は徹底した企業研究を行うが、その際に”自分が理解できるビジネスを展開しているかどうか”を重視しているという。このポリシーを貫いたため、2000年頃のITバブルの際には、「自分が理解できる事業ではない」と判断し、高騰したIT株に手を出さなかった。バフェット式をマネするなら、単純明快なビジネスモデルの企業、または自分の得意分野の企業を選ぶといいだろう。
【バフェット氏の投資ルール③】
長期間、安定的に業績を伸ばし続けている企業を選ぶ!
当然の話だが、バフェット氏は企業の業績の確認も欠かさない。直近の業績だけに注目するのではなく、長期的に安定して稼げているか、過去の市場の危機を乗り越えてきた実績があるか、などを確認し、慎重に投資先を選ぶ。要するに、一時的なトレンドには流されないということだ。
【バフェット氏の投資ルール④】
社会のニーズに対応し、競争力も高い将来有望な企業を選ぶ!
これまで業績が良かったとしても、社会の変化とともに、将来性が危ぶまれる企業では、長期投資には向かない。そこでバフェット氏は、参入障壁が高い業種や、圧倒的なブランドを持った、長期成長を期待できる企業を選んでいる。
たとえば、バフェット氏の代表的な保有銘柄として知られるコカ・コーラ(KO)は、秘密のレシピとブランド力でファン層を離さない企業の好例だ。
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【バフェット氏の投資ルール⑤】
借金に頼ることなく、高い自己資本比率を維持する企業を選ぶ!
財務面に関して言うと、バフェット氏は「自己資本比率」が高い企業を好む。これは企業の安全性を測る数字で、自己資本比率が高い企業ほど借金が少なく、倒産するリスクが低いと言える。日本企業の場合、「自己資本比率が50%以上」であれば優良企業と見なされるので、参考にしてほしい。
【バフェット氏の投資ルール⑥】
資本を効率よく使って稼ぐ高ROE企業を選ぶ!
さらにバフェット氏は「ROE」が高い企業を評価する。ROEとは、”企業の稼ぐ力”を測るもので、「純利益÷自己資本」で計算する。そのため、自己資本比率が高い企業だと、ROEは低くなりがちだ。
しかし、裏を返せば、高い自己資本比率を維持したままROEも上げている企業なら、”真の実力”があると判断できる。ちなみに、日本企業なら「ROEが10%以上」あれば合格と見なされている。
さて、ここまでダイヤモンド・ザイ12月号の大特集「どんな相場でも生き抜ける!【安定投資】入門」から、著名投資家のウォーレン・バフェット氏に関する記事を一部抜粋して紹介した。誌面では、バフェット氏の現在保有している銘柄や、初心者でもマネできるバフェット投資のコツなども紹介しているので、併せてチェックしてほしい!
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⇒株価に“変化のサイン”が点灯した今こそ「安定投資」への切り替えが必要!「好業績を継続している株」や「急落に強い高配当株」で“守りの運用”を意識しよう
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今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ12月号の大特集「どんな相場でも生き抜ける!【安定投資】入門」から、一部を抜粋して紹介した。
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