IPO株の銘柄分析&予想

「スパイダープラス」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の建設業向けICT企業との比較や予想まで解説![2021年4月3日 情報更新]

2021年2月24日公開(2022年9月20日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 スパイダープラス
市場・コード/業種 東証マザーズ・4192/情報・通信業
上場日 3月30日
申込期間(BB期間) 3月15日~3月18日
おすすめ証券会社 野村證券大和証券SBI証券岩井コスモ証券SMBC日興証券CONNECTauカブコム証券(旧:カブドットコム証券)岡三オンライン証券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 1722円(+48.45%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

スパイダープラスが3月30日にIPO(新規上場)!

「スパイダープラス」の公式サイトより

 スパイダープラスは、2021年2月24日、東京証券取引所に上場承認され、2021年3月30日にIPO(新規上場)することが決定した。

 スパイダープラスは2000年2月9日に設立された。建設業を主な対象とした建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」の開発・販売を行う「ICT事業」、「アーマフレックス」等を使用した熱絶縁工事を行う「エンジニアリング事業」を展開している。ICTは「Information and Communication Technology」の略称で情報通信技術を指す。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

スパイダープラスのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 3月12日
ブックビルディング(抽選申込)期間 3月15日~3月18日
公開価格決定 3月19日
購入申込期間 3月22日~3月25日
払込日 3月29日
上場日 3月30日

スパイダープラスのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2021年3月15日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
野村證券(主幹事証券) 87.0
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大和証券
[最短翌日に取引可能]
8.7
公式サイトはこちら!
SBI証券
[最短翌日に取引可能]
1.7
公式サイトはこちら!
岩井コスモ証券
[最短3日後に取引可能]
0.4
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券
[最短3日で取引可能]
0.4%
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CONNECT
[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)
[最短翌日に
取引可能]
公式サイトはこちら!
岡三オンライン証券
[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
いちよし証券 0.4%  
岡三証券 0.4%  
みずほ証券 0.4%  
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 0.4%  

スパイダープラスのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1010
仮条件
[予想PER(※2)
1010~1160円
倍~倍]
公募価格 1160円
初値 1722円
初値騰落率 +48.45%
予想トレーディングレンジ(※3) 800円~2000円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2021年3月10日ザラバの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 299.9倍
マネーフォワード<3994> -倍(連)
スマレジ<4431> 97.0倍
Sansan<4443> 502.8倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は赤字予想のため割安度を比較できない。

スパイダープラスの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 3180万8100株(予定)
公開株式数 公募322万株  売出442万5200株
(オーバーアロットメントによる売出114万6700株)
想定公開規模(※1) 88.8億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

スパイダープラスは建設業向けアプリでDX後押し

 建設業を主な対象とした建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」の開発・販売を行う。「SPIDERPLUS」は、タブレット/スマートフォンで建設現場の図面のペーパーレス化を図るとともに、検査機器と連携してアプリのなかで計測値を取り込むことで業務の効率化ができるサービス。2020年12月時点でID数3万8560ID、契約社数793社。

 IT投資額が増加している建設業に特化したDX関連事業を手掛けており、注目を集めそうだ。テレビCMを目にした投資家も少なくないだろう。ただ、公開規模はマザーズIPOとしては大きめで、上場後もベンチャーキャピタル保有株が一定程度残る。株価設定もやや強気な印象。

 公開規模については80~100億円程度となる見込み。3/30はAppier Group<4180>が同時上場するため、初値買いの分散も想定する必要がある。

◆「スパイダープラス」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
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大和証券[最短翌日に取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
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CONNECT[最短3日後に取引可能]
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auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)[最短翌日に取引可能]
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岡三オンライン証券[最短2日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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スパイダープラスの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2017/12 586
(―)
▲ 46
(―)
▲ 49
(―)
2018/12 909
(54.9%)
▲ 123
▲ 124
2019/12 1,286
(41.5%)
59
63
2020/12 1,973
(53.4%)
106
78.3%
103
63.1%
2021/12予 2,216
(12.3%)
▲ 590
▲ 593
2020/9 2Q 1,454
(―)
178
(―)
173
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

スパイダープラスの業績コメント

 2021年12月期の業績は、売上高が前期比12.3%増の22.1億円、経常損益が5.9億円の赤字(前期は1.0億円の黒字)転換する見通しとなっている。

 新型コロナウイルスの影響により、リード獲得やアポイント獲得の遅れ、顧客企業内での検討の長期化等といった影響が顕在化しているが、同社が関連する建設業界においては、人手不足や働き方改革の影響から、デジタルトランスフォーメーション(DX)による効率化を推進する企業が増加するなど、IT投資への意欲は引き続き旺盛に推移している。

 同社のICT事業は働き方改革の影響等により建築図面・現場管理アプリである「SPIDERPLUS」の利用者数は順調に増加している。エンジニアリング事業においては「アーマフレックス」等を使用した熱絶縁工事の受注が好調である。

スパイダープラスの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都豊島区東池袋一丁目12番5号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 伊藤 謙自(昭和48年8月4日生)
設立 平成12年2月9日
資本金 1億円(令和3年2月24日現在)
従業員数 95人(令和3年1月31日現在)
事業内容 建設業を主な対象とした建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」の開発・販売
■売上高構成比率(2019/12期 実績)
品目 金額 比率
ICT事業 959 百万円 74.6%
エンジニアリング事業 326 百万円 25.4%
合計 1,286 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 伊藤 謙自 1948万1800株 68.15%
2 株式会社CHIYOMARU STUDIO 202万4800株 7.08%
3 DCIベンチャー成長支援投資事業有限責任組合 181万8100株 6.36%
4 増田 寛雄 68万5000株 2.40%
5 野田 隆正 64万5000株 2.26
6 村商株式会社 41万6600株 1.46%
7 吉田 淳也 38万4400株 1.34%
8 鈴木 雅人 37万2500株 1.30%
9 SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合 33万3400株 1.17%
10 酒寄 直人 33万2500株 1.16%
合計   2649万4100株 92.68%
■その他情報
手取金の使途 設備資金として、(1)システムリニューアル費、運転資金として、(2)広告宣伝費、(3)借入金返済、(4)採用費及び人件費、(5)システム開発費に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2018年11月22日
割当先 DCIベンチャー成長支援投資事業有限責任組合
発行価格 165円 ※株式分割を考慮済み
◆「スパイダープラス」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
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大和証券[最短翌日に取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
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SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
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CONNECT[最短3日後に取引可能]
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auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)[最短翌日に取引可能]
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岡三オンライン証券[最短2日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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スパイダープラスの銘柄紹介

 同社は、熱絶縁工事を提供するエンジニアリング事業にて創業し、自社の生産性改善に真摯に向き合った結果、ITを活用する必要性を感じ、自社のみならず建設業全体の生産性改善に貢献すべくICT事業を開始した。その結果、同社はICT事業及びエンジニアリング事業の2つのセグメントを構成するに至っている。

・ICT事業(ICT:情報通信技術)

 ICT事業では、建設業の現場業務をDX(デジタルトランスフォーメーション)によって生産性向上に寄与するSaaS(ネットワーク経由でソフトウエアを利用する形態のサービス)を開発・販売している。

 具体的には、主に総合建設業及び電気・空調設備業に対して、建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」を中心としたサービスの提供を行っている。「SPIDERPLUS」は、タブレット/スマートフォンで建設現場の図面のペーパーレス化を図るとともに、検査機器と連携してアプリのなかで計測値を取り込むことで業務の効率化ができるサービスである。

 同社の「SPIDERPLUS」は、現場のペーパーレス化と情報共有の促進を図っていくことから、労働時間の短縮化、ひいては年間出勤日数の短縮など、建設業界の生産性向上に一定の寄与ができる。また、建設業の生産体制を将来にわたって維持していくためには、若年層の入職促進と定着による円滑な世代交代が不可欠であり、同社の「SPIDERPLUS」により、建設業のIT化を推し進めることで一定の貢献ができる。ICT事業の各指標は、上記のような建設業界の環境下で、営業力及び開発力の強化を行った結果、順調に推移している。

・エンジニアリング事業

 エンジニアリング事業では、同社創業期より熱絶縁工事を中心に運営している。熱絶縁工事とは、熱を使うビルや工場などでエネルギー効率を高める(省エネルギー)ために装置や配管に断熱材を取り付ける工事である。同社は従来のガラス繊維でできたグラスウールなどの断熱材のほかに、「アーマフレックス」も取り扱っている。「アーマフレックス」の特徴としては、難燃性、耐湿性、圧縮クリープ特性が高い、フロンを使用していないので環境に優しいなどが挙げられる。

 同社はアーマセル社の日本認定工事店として、2002年より多くの「アーマフレックス」を使用した工事を施工している。同社は、従来の熱絶縁工事では空調工事、配管工事を行っている企業からの受注のみだったが、「アーマフレックス」を使用した工事においては、17年間の施工実績から、同業他社からの依頼も多くなっている。

 エンジニアリング事業により、建設現場で直接従事しているため、建設現場の情報をタイムリーに把握することができ、かつ建設現場での困りごと(ニーズ)の発掘に貢献している。これをICT事業と密な情報共有を図ることで、「SPIDERPLUS」の実務への落とし込みを図っている。

スパイダープラスの投資のポイント

 IT投資額が増加している建設業に特化したDX(デジタルトランスフォーメーション)関連事業を手掛けており、注目を集めそうだ。このところ放映されているテレビCMを目にした投資家も少なくないだろう。ただ、公開規模はマザーズIPOとしては大きめで、上場後もベンチャーキャピタル保有株が一定程度残る。株価設定もやや強気な印象。

 また、3/30は台湾系AI(人工知能)企業のAppier Group<4180>が同時上場するため、初値買いの分散を睨んで相対的な人気度にも注目しておきたい。2020年以降、公開規模50億円以上100億円未満のマザーズIPO8社の公開価格に対する初値騰落率は平均+67.4%となっている。

 同社は、熱絶縁工事を提供するエンジニアリング事業にて創業し、自社の生産性改善に取り組んだ結果、ICT事業を開始。2019年12月期実績で売上高の74.6%を占めるICT事業では、建設業を主な対象とした建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」の開発・販売を、同25.4%を占めるエンジニアリング事業では、「アーマフレックス」等を使用した熱絶縁工事を行っている。

 「SPIDERPLUS」は、タブレット/スマートフォンで建設現場の図面のペーパーレス化を図るとともに、検査機器と連携してアプリのなかで計測値を取り込むことで業務の効率化ができるサービス。2020年12月時点でID数3万8560ID、契約社数793社、MRR(毎月課金される月額利用料)1.3億円、ARR(年間ベース、MRR を12倍して算出)16.7億円。建設業出身ならではのフォローアップ体制で、月次平均解約率は0.6%と低水準。NRR(既存顧客売上高継続率)は145%となっている。

 業績面について、2021年12月期は売上高が前期比12.3%増の22.1億円、経常損益が5.9億円の赤字(前期は1.0億円の黒字)転換する見通しとなっている。セグメント別売上高は、ICT事業が同31.6%増の19.5億円、エンジニアリング事業が同46.3%減の2.6億円。ICT事業の期末ID数は約4万8000(同約24.4%増)を見込んでいる。

 人手不足や働き方改革の影響から建設業界のIT投資への意欲は引き続き旺盛に推移するとみられているが、売上高成長率を高める方針に切り替え、積極的な先行投資を行っている。赤字予想のため株価売上高倍率(PSR)を見ると、想定仮条件水準で13~16倍程度。マネーフォワード<3994>Sansan<4443>といった市場評価が比較的高いSaaS企業並みで、成長期待相応の株価設定という印象はある。

 公開規模については80~100億円程度となる見込み。ベンチャーキャピタル保有株はおよそ半数が売出しで放出されるが、上場後も178万5200株(上場時発行済株数の5.6%)残り、上場日後90日経過または公開価格の1.5倍以上でロックアップ解除となる。また、前述のとおり3/30はAppierが同時上場するため、初値買いの分散も想定する必要があるだろう。需給面にはやや不安がある。

◆「スパイダープラス」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
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大和証券[最短翌日に取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
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SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
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CONNECT[最短3日後に取引可能]
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auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)[最短翌日に取引可能]
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岡三オンライン証券[最短2日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

■「IPO株が当たらない!」という人は、まずこちらの記事へ!
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IPO株(新規上場株・新規公開株)で儲ける方法!
IPO株の銘柄分析&予想
IPOスケジュール一覧[2025年]
 IPO株の攻略&裏ワザ情報!
【2025年2月1日時点】


【2025年版】本気でIPO当選を狙うなら、真っ先に押さえておきたい!
IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
23社
52社
19社
52社
24社
47社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
397万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「キオクシアホールディングス」や「日本郵政グループ3社」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」も提供。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
【関連記事】
◆【SMBC日興証券のおすすめポイントは?】信用取引完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」がおすすめ!
◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
SMBC日興証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
11社
76社
21社
91社
13社
89社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1367万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2024年は多少数が減ったものの全86社中76社と約88%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
【関連記事】
◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
SBI証券の公式サイトはこちら
※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2024年12月末時点。
【2025年2月1日時点】


【2025年版】数多くのIPO株に申し込める!
IPO[取扱銘柄数]の多いおすすめ証券会社

◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
54社
0社
61社
0社
65社
100%:1単元1票の平等抽選 1200万
【ポイント】
ここ数年、IPO取扱数は年々増加しており、2024年には54社と全証券会社のなかで第3位にランクインを果たした。楽天証券に配分されたIPO株は、基本的に100%が抽選に回されるのも個人投資家にはメリット。ただし、抽選方法は「1単元1票」なので、資金を用意して多くの単元数を申し込んだ人ほど有利になる。株の売買手数料が1日100万円までの取引なら手数料0円になったのものメリット大。IPO当選後に売る際の手数料もお得だ。2022年10月にみずほ証券と業務提携したことで、みずほ証券が引き受けるIPOの一部ついて楽天証券が販売委託するとしており、今後ますます取扱銘柄数が増えることが期待できる。
※口座数は2025年1月末時点
【関連記事】
◆【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ! 投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
楽天証券の公式サイトはこちら
◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
55社
0社
70社
0社
55社
70%以上:1人1票の平等抽選 162万
【ポイント】
年々IPOの取扱数を増やしており、2024年には55社と全証券会社中で2番目に多くのIPOを取り扱った。事前入金なしにブックビルディング申し込み&抽選が受けられるので、手持ち資金の心配をすることなく手軽にIPOに申し込むことができるのは大きなメリット! ただし、抽選結果が「当選」となっても購入申込をしなかった場合などは、その後6カ月間、IPO・POの抽選対象外となるので注意しよう。 配分予定量の70%以上で「1人1票」の平等抽選が行われるので、限られた資金しかない個人投資家でも当選が期待できる。
【関連記事】
◆IPOの当選確率を上げるための「証券会社の選び方」と「申し込む優先順位」を解説! IPOの当選確率を上げるには「資金繰り」と「抽選配分」をチェックしよう!
◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」!
松井証券の公式サイトはこちら
マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
1社
50社
0社
53社
0社
61社
100%:1人1票の平等抽選 268万
【ポイント】
毎年多くのIPO銘柄を取り扱っており、2024年の取扱銘柄数は50社と全証券会社中で第5位にランクインした。マネックス証券に割り当てられたIPO株は、100%すべてが1人1票の平等抽選で配分される。取引実績や資金量に当選確率が左右されないのは、個人投資家にとっては大きな魅力だ。
【関連記事】
◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ!
マネックス証券の公式サイトはこちら
【IPOだけでなく「米国株」の銘柄数もトップクラス!】
マネックス証券の公式サイトはこちら
◆岡三オンライン ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
49社
0社
49社
0社
38社
10%以上:1人1票の平等抽選
90%以下:取引実績による優遇抽選
46万
【ポイント】
以前は独立したネット証券だったが、2022年1月からグループ会社の岡三証券と合併。基本的に岡三証券が主幹事・幹事証券に入ったIPO銘柄はすべて岡三オンラインでも取り扱う使うようだ。IPOには力を入れており、ここ数年は取扱銘柄数が急増している。また、割当の100%をネット投資家に配分するのも魅力。取引実績が多いほど優遇されるステージ制が導入されているが、全体の10%以上は取引実績によらず全員を対象とした抽選で割り振られる。買付資金は当選後に入金すればOKなので、資金余力を気にせず申し込めるのも大きなメリットだ。
【関連記事】
◆「岡三オンライン証券」の「IPO(新規公開株)」取扱数が急増中で、IPO投資に必須のネット証券へ!岡三証券との連携強化で、全IPOの7割が申込可能に!?
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◆大和コネクト証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
37社
0社
44社
0社
42社
70%:1人1票の平等抽選
30%:優遇抽選
【ポイント】
大和証券グループのスマホ証券で、大和証券が幹事証券となっているIPO銘柄は基本的にすべて取り扱っている。全割当のうち100%すべてがネット配分で、そのうち70%が1人1票の平等抽選に配分されるのがメリット。また、優遇抽選の対象条件は「39歳以下」「NISA口座を開設済み」「信用取引口座を開設済み」「信用取引の建玉を保有」「投資信託を保有」の5つで、該当する項目が多いほど当選確率はアップする。どの優遇条件も比較的ハードルが低いのはメリットだ。
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◆岩井コスモ証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
35社
0社
42社
0社
37社
10%以上:1人1票の平等抽選 34万
【ポイント】
IPOの取り扱い銘柄数は2023年が42社、2024年が35社と大手証券会社に引けをとらない実績を持つため、IPO投資家であれば口座を持っておきたい証券会社のひとつ。入金のタイミングはブックビルディング後の購入申込期間。その後抽選が行われ、当選すれば約定・受渡となる。また、1人1票の平等抽選で、申し込み単元数は10単元まで。NISA口座でのIPO株の購入も可能。
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◆三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
20社
0社
26社
0社
23社
10%以上:1人1票の平等抽選 178万
【ポイント】
五大証券会社のひとつである「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は毎年複数のIPO銘柄で主幹事を受け持っているが売買手数料が高めなのがネック。しかし、同じグループ会社のネット証券「三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)」なら「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」が引き受けるIPO銘柄に申し込み可能(一部銘柄を除く)なうえ、売買手数料が安めなので使い勝手が良い。ちなみに複数単元を申し込んでも当選確率は変わらないので、資金量が少ない人でも不利にならない。なお、2025年2月1日から「三菱UFJ eスマート証券」に名称が変更される。
※2025年2月1日から名称変更。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2024年12月末時点。
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IPOの主幹事数が業界トップクラスで
2024年には23社のIPOの主幹事を務めた
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