IPO株の銘柄分析&予想

「シイエヌエス」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のシステムエンジニアサービス企業との比較や予想まで解説![2021年12月23日 情報更新]

2021年7月15日公開(2022年9月20日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 シイエヌエス
市場・コード/業種 東証マザーズ・4076/情報・通信業
上場日 8月20日
申込期間(BB期間) 8月4日~8月11日
おすすめ証券会社 岩井コスモ証券SBI証券松井証券岡三オンライン証券楽天証券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 3010円(+55.15%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

シイエヌエスが8月20日にIPO(新規上場)!

「シイエヌエス」の公式サイトより

 シイエヌエスは、2021年7月15日、東京証券取引所に上場承認され、2021年8月20日にIPO(新規上場)することが決定した。

 シイエヌエスは1985年7月4日に設立された。「システムエンジニアリングサービス事業」を主たる業務としている。そして、システム基盤事、業務システムインテグレーション事業、ビッグデータ分析事業、デジタル革新推進事業の4つの事業を展開している。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

シイエヌエスのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 8月2
ブックビルディング(抽選申込)期間 8月4日~8月11日
公開価格決定 8月12日
購入申込期間 8月13日~8月18日
払込日 8月19日
上場日 8月20日

シイエヌエスはデジタル変革に取り組む

 システムエンジニアリングサービスを手掛ける。(1)システム基盤事業(オンプレミス基盤事業とクラウド基盤事業)、(2)業務システムインテグレーション事業、(3)ビッグデータ分析事業、(4)デジタル革新推進事業などを展開。デジタル変革ソリューションに積極的に取り組み、クラウド基盤やビッグデータ分析を成長事業に位置付ける。

 企業のDX推進が追い風として期待され、テーマ株人気に乗る余地もある。公開需給面は良好で、約3週間のIPO休止期間明け最初の案件であることも初値の押し上げ要因となりそうだ。ただ、システム開発会社のIPOに新味が感じられにくくなった可能性もある。

 公開規模については10億円前後となる見込みで、ベンチャーキャピタル株主はいない。フューチャーリンクネットワーク<9241>同時上場による初値買い分散の影響も強まらないだろう。

⇒フューチャーリンクネットワーク<9241>のIPO情報はこちら!

シイエヌエスのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2021年12月23日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
岩井コスモ証券
[最短3日後に取引可能]
1.7
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SBI証券
[最短翌日に取引可能]
1.7%
公式サイトはこちら!
松井証券
[最短3日後に取引可能]
1.7%
公式サイトはこちら!
岡三オンライン証券
[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
楽天証券
[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
東海東京証券(主幹事証券) 91.3  
水戸証券 1.3  
東洋証券 1.3  
岡三証券 0.9  

シイエヌエスのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1650
仮条件
[予想PER(※2)
1700~1940円
14.4倍~16.4倍]
公募価格 1940円
初値 3010円
初値騰落率 +55.15%
予想トレーディングレンジ(※3) 1600~3500円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2021年7月30日ザラバの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 14.6倍
HCSHD<4200> 15.9倍(連)
SIG<4386> 14.9倍
KYCOM<9685> 13.1倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は妥当と判断できる。

シイエヌエスの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 282万8000株(予定)
公開株式数 公募32万株  売出20万株
(オーバーアロットメントによる売出7万8000株)
想定公開規模(※1) 9.9億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。
◆「シイエヌエス」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短3日後に取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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シイエヌエスの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2018/5 3,852
(―)
357
(―)
225
(―)
2019/5 4,008
(4.1%)
232
(-34.8%)
112
(-50.3%)
2020/5 4,144
(3.4%)
441
(89.6%)
295
(164.0%)
2021/5
(―)

(―)

(―)
2022/5予
(―)

(―)

(―)
■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2019/5 4,434
(―)
275
(―)
142
(―)
2020/5 4,577
(3.2%)
486
(76.2%)
325
(127.6%)
2021/5 4,841
(5.8%)
489
(0.6%)
336
(3.3%)
2022/5予 5,270
(8.9%)
509
(4.1%)
334
(-0.6%)
2021/2 3Q 3,490
(―)
391
(―)
263
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円 連結:118.10円/-円
予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの

シイエヌエスの業績コメント

 2022年5月期の業績は、売上高が前期比8.9%増の52.7億円、経常利益が同4.1%増の5.0億円と増収増益の見通しとなっている。

 国内の情報サービス市場では、ビッグデータやクラウドなど先進的な技術を活用してビジネスの改革を行い新しい価値を創り出すというDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する動きが継続している。従来の開発手法を用いた案件は成長鈍化傾向にあり、DX活用の加速が少しずつ見え始めているが、同社グループではクラウド技術、ビッグデータ技術・分析統計技術を活用するビジネスを10年来継続しており、蓄積した技術力をベースにDXビジネスの裾野を着実に広げている。

 前期第3四半期累計期間(2020年6月-2021年2月)は、システム運用の自動化や業務の効率化を行う製品「ServiceNow」の導入・構築支援が引き続き好調だった。金融系システム開発では、バーゼルⅢ最終化対応などの中型案件の受注により好調に推移した。ビッグデータとクラウドに関するビジネスも継続的に好調である。

 また、新しい取り組みとして、顧客のビジネス改革に直接的に関与し、デジタル技術の普及に携われるコンサルティング領域への進出をスタートした。これはビジネス変革に本質的に必要となるデジタル技術を適切にコンサルティングするサービスであり、活用する技術要素に対して同社がエンジニアリングサービスを提供するスキームとなる。

シイエヌエスの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都渋谷区恵比寿南一丁目5番5号JR恵比寿ビル9階
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 関根 政英(昭和41年11月10日生)
設立 昭和60年7月4日
資本金 1億2360万円(令和3年7月15日現在)
従業員数 新規上場会社163人 連結会社191人(令和3年6月30日現在)
事業内容 システムエンジニアリングサービス
■売上高構成比率(2020/5期 実績)
品目 金額 比率
システムエンジニアリングサービス事業 4,577 百万円 100.0%
合計 4,577 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 富山 広己 60万4800株 24.11%
2 N&KT株式会社 60万株 23.92%
3 関根 政英 17万8200株 7.11%
4 シイエヌエス従業員持株会 13万4400株 5.36%
5 小野間 治彦 11万2400株 4.48%
6 楠見 慶太 11万2000株 4.47%
7 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 10万株 3.99%
7 生活協同組合コープさっぽろ 10万株 3.99%
9 戸田 忠志 6万株 2.39%
10 種田 政行 5万4000株 2.15%
合計   205万5800株 81.97%
■その他情報
手取金の使途 優秀な人材獲得のための人材採用費並びに教育研修費、新規ビジネスモデルの構築、社内基幹システムへの強化等の運転資金に充当する予定
関係会社 株式会社シイエヌエス北海道 (連結子会社) システムエンジニアリングサービス事業
VC売却可能分(推定) 株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2019年3月18日
割当先 生活協同組合コープさっぽろ、当社役員
発行価格 900円 ※株式分割を考慮済み
◆「シイエヌエス」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短3日後に取引可能]
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岡三オンライン証券[最短2日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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シイエヌエスの銘柄紹介

 同社グループは、同社及び連結子会社((株)シイエヌエス北海道)の2社で構成されており、「システムエンジニアリングサービス事業」を主たる業務としている。シイエヌエス北海道も同社と同じ事業に携わっている。

(1)システム基盤事業

 オンプレミス(サーバやソフトウエアなどの情報システムを、使用者が管理している施設へ構築し、管理・運用する形態)基盤(オンプレ基盤)事業とクラウド基盤事業の2つのサービスを提供している。

1. オンプレ基盤事業

 オンプレ基盤は、クラウドサービスの普及によりクラウド基盤への移行も今後進むと思われるが、データ保管のポリシーやネットワークの接続形態などから、金融機関等の大規模システムを保有する企業においては、機密性、安全性を優先した結果、今後も採用されることが想定される。また、クラウドサービス事業者やプライベートクラウドを提供するベンダやSI事業者のサービスの構築・運用においては、オンプレ基盤の技術要件が不可欠であり、この領域の技術も日々進化している。

 同社のパートナーであるNTTデータ<9613>野村総合研究所<4307>においても、今後も、オンプレ基盤技術を活用したソリューションを展開する見込みであることから、同社においてもオンプレ基盤の最新技術を捉え、今後も中核事業の1つと位置付けて取り組んで行く。

2. クラウド基盤事業

 クラウド基盤事業は利便性、可用性、運用性の高さから急速に拡大し、今後も引き続き成長が見込まれる事業である。AWSなどのパブリッククラウドを活用したシステムを構築する場合には、クラウドサービスが提供する様々な機能を必要な要件を踏まえて選択し、設計することが求められる。クラウド基盤事業においては、NTTデータをはじめSI事業者とクラウドサービスの出現当初から、システム化に取り組んでおり今後も連携してビジネス拡大を進めるが、事業会社からの要望も多く、新たな顧客を対象とした事業拡大も見込んでいる。

 また、オンプレ基盤事業やクラウド基盤事業を推進するうえでハードウエアベンダからコンピュータ機器の調達・納品、ソフトウエアの調達・納品、クラウドサービスの調達・納品を行うことにより、顧客へ同社グループ単独によるワンストップのサービス提供を実現している。

(2)業務システムインテグレーション事業

 業務システムの初期検討、開発から導入後運用まで全般をサポートする事業。同社グループは様々な業界のシステム開発の実績があるが、特に金融業界の信用リスクや金融規制対応、流通業界の顧客管理や販売管理については、顧客との長年のノウハウがあり、上流のコンサルティングから運用・保守業務まで一貫したサービスを提供できる。

(3)ビッグデータ分析事業

 ビッグデータ分析事業は、ユーザの契約情報や行動ログ、位置情報といったビッグデータを分析するモデルをつくり、分析を実施することで、顧客のビジネス課題を解決するサービスである。「あの商品を買った人は、この商品も買ってくれそうだ」「ある年齢層で売れている商品をアピールすることにより、その年齢層の顧客の来店数を伸ばす」というようなマーケティング支援を筆頭に今後様々な広がりが期待できるビジネスである。

(4)デジタル革新推進事業

 昨今、注目されているDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進することを目的として、様々な技術ソリューションを提供している。システム技術領域においては、ServiceNow社の製品を活用したシステム保守・運用業務変革の取り組みを、同社のパートナーであるNTTデータと推進している。

シイエヌエスの投資のポイント

 企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が追い風として期待され、クラウド基盤やビッグデータ分析、AI(人工知能)など最新の技術トレンドに取り組み、テーマ株人気に乗る余地もある。公開規模に荷もたれ感はなく、需給面は良好。約3週間のIPO休止期間明け最初の案件であることも初値の押し上げ要因となりそうだ。

 ただ、同じシステム開発会社のIPOでは6/24ジャスダック上場のHCSHD<4200>が公開価格比+22.8%という初値にとどまった。6/24は4社同時上場だった点を考慮する必要はあるが、システム開発会社のIPOに新味が感じられにくくなった可能性もある。

⇒HCSHD<4200>のIPO情報はこちら!

 同社グループは、「システムエンジニアリングサービス事業」を主たる業務としている。(1)システム基盤事業は、オンプレミス基盤事業とクラウド基盤事業の2つのサービスを提供している。(2)業務システムインテグレーション事業では、金融業界の信用リスクや金融規制対応、流通業界の顧客管理や販売管理について、顧客との長年のノウハウがある。(3)ビッグデータ分析事業は、ユーザの契約情報や行動ログ、位置情報といったビッグデータを分析するモデルをつくり、分析を実施することで、顧客のビジネス課題を解決する。(4)デジタル革新推進事業は、DXを推進することを目的として、様々な技術ソリューションを提供している。

 システム技術領域では、ServiceNow社の製品を活用したシステム保守・運用業務変革の取り組みを、パートナーのNTTデータ<9613>と推進している。前期第3四半期累計期間は売上高の24.2%がNTTデータ向け、16.5%が野村総合研究所<4307>向け。従業員は連結で191名。

 業績面について、2022年5月期は売上高が前期比8.9%増の52.7億円、経常利益が同4.1%増の5.0億円と増収増益の見通しとなっている。従来型サービスのオンプレ基盤事業や業務システムインテグレーション事業がおおむね横ばいで推移する一方、DX系事業は約20%、ビッグデータ分析事業は約26%、クラウド基盤事業は約13%の成長を見込む。

 想定仮条件水準の今期予想PERは13~15倍程度で、売上規模の近い類似企業並み。業績動向次第で、アップサイドもダウンサイドも意識しておく必要はあるだろう。配当については純利益の30%を基本方針としているが、現時点で具体的な金額は未定。

 公開規模については10億円前後となる見込み。役職員やパートナー企業、取引先が株主に名を連ね、ベンチャーキャピタル株主はいない。また、7/30のAIメカテック<6227>から3週間空けての上場で、個人投資家の取引参加意欲は高まりそうだ。フューチャーリンクネットワーク<9241>も同時上場するが、初値買い分散の影響は強まらないだろう。ただ、上場日までの急激な市況変動には注意しておきたい。

⇒AIメカテック<6227>のIPO情報はこちら!
⇒フューチャーリンクネットワーク<9241>のIPO情報はこちら!

◆「シイエヌエス」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短3日後に取引可能]
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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

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主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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