日本株の中でも、好業績なのに割安な「高配当株」2銘柄を紹介! アナリストが注目するのは、配当利回り4.45%の「丸紅」と、配当利回り5.14%の「ジャックス」!
発売中のダイヤモンド・ザイ2022年3月号の大特集は「利上げにもインフレにも負けない!【最強 日本株】」! この特集では「王道株」「高配当株」「5万円株」「急回復株」「10倍株」「株主優待株」という6つのジャンル別に、アナリストが選んだ”最強”の日本株を紹介! さらに、ストラテジストなどによる「2022年の日経平均株価の予測」や「今後の日本株市場で勝つための投資戦略」も取り上げているので、投資の参考になるはずだ。今回はこの大特集から、最強の「高配当株」2銘柄を公開!
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前期比+18円の大幅増配を発表している「丸紅」、
配当利回り5%超で株価も上昇中の「ジャックス」をチェック!
米国経済の動向などの外部要因により、日本株の株価が下落する局面において、値下がりしにくく、戻りも早いのが「高配当株」だ。配当利回りが高い高配当株は、投資家からの注目度が高いため、下値が堅く、安心して保有しやすいという特徴がある。
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とはいえ、高配当株は業績悪化で減配した場合などに、株価が暴落するリスクもあるので、好業績でありながら配当にも意欲的な企業を選ぶのがポイントだ。そこで、ここではアナリスト18人が選んだ好業績で配当利回りが4%以上ある2銘柄を紹介していこう(※株価や配当利回りなどのデータは2022年1月5日時点のもの)。
まずは、配当利回りが4.45%の丸紅(8002)だ。
丸紅は総合商社で売上高4位(2021年3月期時点)。穀物や食料品に強いのが特徴だが、2022年3月期はそれに加えて、鉄鉱石などの資源価格の上昇も追い風となり、業績が拡大。2021年11月に、当期利益予想を期初比52%増と大幅に上方修正し、3期ぶりの最高益を見込んでいる。株式アナリストの鈴木一之さんは「穀物の拡大、金属、エネルギーの急伸で今期は最高益更新へ。自社株買いに積極的で増配も実施。洋上風力発電、燃料用アンモニアなど環境ビジネスにも積極的です。長年の弱点だった財務内容も改善しています」と評価した。
また、配当についても、期初は前期比1円増の34円予想だったが、51円予想に修正。「期初に公表する予想配当金を下限とすることを基本方針としており、配当に対する意識が高い。配当利回りは4%台半ばで、業績も改善傾向です」(DHZフィナンシャルリサーチの小松弘和さん)。フェアトレードの田村祐一さんも「自社株買いも検討すると伝わったことで、個人投資家の注目度が高まっています。商社株は人気が低く、万年割安株という存在ですが、そこから脱皮する可能性を秘めています」と話しており、配当だけでなく値上がり益にも期待できるかもしれない。
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続いて紹介するのは、配当利回り5.14%のジャックス(8584)だ。
信販大手のジャックスはオートローンなどが好調で、2022年3月期は56%の営業利益は前期比56%増を見込み、過去最高益を更新へ。配当も前期比50円増と大盤振る舞いだ。しかし、PERは6倍、PBRは0.5倍台にとどまっている。「他業種に比べて割安な株が多い金融株のなかでも、割安度がピカイチ」(マーケットコメンテーターの岡村友哉さん)であり、今が狙い目と言えそうだ。
こころトレード研究所の坂本慎太郎さんは「オートローンは金利が高く、マージンも厚い。不動産はワンルームマンション投資が人気で追い風に。アフターコロナでは、ショッピングが戻れば好業績が継続するでしょう」と分析。フェアトレードの田村祐一さんも「株価は、2021年に入って上昇トレンドを形成しています。好業績を背景に、さらなる上昇が期待できそうです」と話している。
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