【今回のまとめ】
1.今年のクリスマス商戦は過去10年で最高の+4%が見込まれている
2.ターゲットは去年の失態から立ち直った
3.メイシーズは34丁目の旗艦店の改装で話題沸騰
4.ノードストロームにはカルト的なフォロワーが居る
5.Lブランズのマーチャンダイジング(商品戦略)はピカイチ
6.ティファニーの「T」コレクションはフレッシュなだけでなく気品がある
今週は感謝祭(サンクスギビング・デイ)で短縮商い
今週木曜日の11月27日は感謝祭(サンクスギビング・デイ)でニューヨーク市場は休場です。通常、感謝祭の週は株式市場が堅調であることが経験則的に知られています。
感謝祭の翌日の金曜日は「ブラック・フライデー」と呼ばれ、小売店にとって一年で最も多くの金額を売り上げる、とても重要な日です。
アメリカでは感謝祭の翌日の金曜日からクリスマス・イヴまでをクリスマス商戦期間と呼んでいます。金曜日は、その特売期間の初日ということで、各社は大幅なディスカウント攻勢で顧客を奪い合います。売上が伸びる理由は、この「大売出し」にあるのです。
「ブラック・フライデー」という名前の由来ですが、普通、小売店は賃貸料や店員の給与などの固定的な費用があるので、年初からずっと赤字で操業することになります。その累損を一掃し、一気に黒字に持って行く日が、売上高の急増する、感謝祭の翌日の金曜日なのです。ブラック・フライデーの「ブラック」とは、つまり「黒字」の意味なのです。
今年のクリスマス商戦期間の予想
国際ショッピングセンター・カウンシルは今年のクリスマス商戦の既存店売上比較として+4%を見込んでいます。

もしその予想が現実のものとなれば、過去10年で最高となるわけです。
この強気の予想の背景には、原油価格の下落による全米平均レギュラー・ガソリン価格の急落があります。

全米平均レギュラー・ガソリン価格が1¢下落すると、消費者の懐に10億ドルが飛び込むと言われています。すると過去1か月足らずの間に、ざっと400億ドルものキャッシュを消費者は節約した計算になるわけです。
アメリカ人はこうして手許に残った現金は、貯蓄に回さず、すぐ使ってしまう傾向があります。だからクリスマス商戦直前のガソリン価格急落はアメリカの小売業者にとって神風が吹いたのと同じなのです。
さらに米国の失業率は着実に改善しており、雇用に対する不安は後退しています。

おまけに株式市場は新高値を更新しています。これらは全て消費者のマインドにプラスに働きます。
消費が米国のGDPに占める割合は約70%です。このことは今週から始まるクリスマス商戦が今後の米国経済を占う上で極めて重要であることを示唆しています。
小売関連株、何を買う?
そこで問題になるのは、「一体、どの銘柄を買えばいいの?」ということです。私は、以下の銘柄がタイムリーだと考えています。
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