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【漫画】デビットカードのメリット、便利な使い方とは?「即時決済」「利用限度額」「海外旅行時に便利」現金代わりに国内外で使う賢い使用法を紹介!

2016年2月13日公開(2022年3月29日更新)
ザイ編集部
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財布に数枚のクレジットカードを入れている人は多いだろう。しかし、それだけではダメ。今や、国内でも海外でも様々なメリットがあるデビットカードも1枚持つべきなのだ。今回はデビットカードのメリットをマンガ付きで紹介しよう。

 

【デビットカードはココがいい1】 
利用額は預金残高が上限で使い過ぎへの抑制効果が大!

  「デビットカードって予想以上に使える!」

 マンガを読み、認識を新たにした人も多いのではないだろうか。

 では、ここから改めておさらい。クレジットカードと比較しつつ、デビットカードならではのメリットを見ていこう。

 まず、両者の相違点は何かというと、大きくは決済タイミングと利用限度額が挙げられる。

 クレジットカードの場合、決済タイミングが利用時ではなく後払いとなり、口座残高ではなく個人ごとに設定された限度枠が利用額の上限となる。限度枠内であれば、口座の残高に関わらず高額な買い物ができるのは魅力だが、その半面、実は大きな落とし穴もある。

 そう、後払いであるがゆえに、「ついつい気が大きくなって使い過ぎて、支払いが……」という状況になりがちなのだ。

 その点、デビットカードの場合は口座からの即時払いとなるため、利用限度額も預金残高が上限となる。つまり、預金残高を超えた使用は不可能なため、自然と使い過ぎを抑制。「カードは使い過ぎがコワイ!」という“アンチクレジットカード派”でも安心して使えるのだ。

 さらに、即時払いのため、支払い方法も潔く1回のみ。後々、返済や利息負担に悩まされかねない分割払いやリボ払いなどのチョイスがないため、身分不相応な買い物に手を出す危険性もない。

 また、デビットカードの場合、自分で事前に利用限度額を口座残高以下に設定することも可能。利用履歴も、ネットやスマホで随時チェックできるため、後から明細を見てドキッとする恐れもない。支出管理がリアルタイムにできるのもメリットといえる。

 さらに、いくら付帯サービスが充実しているクレジットカードでも、年会費が高額なものは長期で持つとコスト負けしてしまう。デビットカードも年会費がかかるものがあるが、しっかり年会費無料のものを選べば、安心して長期使用ができる。

 そして、デビットカードは国内だけでなく海外やネットショッピングでも使える。さらに、主要国通貨では、貯めた外貨でそのまま買い物やATMでの引き出しができ、為替レートなどの手数料がオトクなものも。

 いまどきのデビットカードは、スペックも格段にアップ。持っていて損なしの1枚なのだ。

【デビットカードはココがいい2】 
高い手数料がかかる出国前の空港での両替も不要になる!

 ここからは、シーンごとにその活用法と利便性について見ていこう。

 まずは海外での利用シーン。マンガでも紹介したように、海外で使えるデビットカードの登場で、これまでの海外旅行&出張の常識が一変、時間やコストの大幅縮小が可能となっている。

 1つ目のメリットとしては、海外のATMで現地通貨を即引き出せる

 これを使えば海外旅行や出張の前にわざわざ両替する必要ナシ。空港の両替窓口が混雑しやすいGWや夏休みでも、長蛇の列を尻目にささっと出国手続きに移れるのはありがたい。何かと準備が立て込む出張時も、手間が省けることで、スピーディに仕事モードにシフトできる。

 海外のATM手数料についても、両替窓口でかかる手数料と比べて、オトクなものも登場しており、クレジットカードのキャッシングのように利息負担がないのもうれしい。

 2つ目は、海外でショッピングなどに使用した場合でも利用額が即時に引き落とされるという点。つまり、海外にいる時でも、旅行中にいくら使ったのかが残高を見ることでカンタンに確認ができるため、ムダ遣いの抑制にも大きな効果を発揮するのだ。これも口座から即時決済で使えるデビットカードならではの大きなメリットなのだ。

 3つ目として、日本円の預金口座からだけでなく、海外で使用した通貨の外貨預金口座から引き落としが可能なデビットカードがあることにも要注目だ。

 これなら、円高になったタイミングを見計らって外貨預金をしておくことで旅行資金の準備も万全。そして使用時に為替レートが円安に振れていれば、その分が為替差益となり、オトク度もアップする。これまで引き落とし時の運任せだった為替変動リスクを、自身で軽減できるのは大きなメリットだ。

 もちろん、「円高のタイミングを計るのは難しい」という人向けには、毎月積み立てで外貨預金をしていく手も。海外旅行に向けてコツコツと資金を貯められ、円高時には外貨を多く購入、円安時には少なく購入するため、購入レートの平準化も自動的に実現できる。

 このように、外貨取引と連動しているデビットカードを選んで1枚持っているだけで、オトク度も大きくなる。
 パスポートと一緒に必携の1枚と心得たい。

【デビットカードはココがいい3】 
煩わしい硬貨の管理も不要でムダな手数料も減額できる!

 海外だけでなく、国内での日常シーンでも、全方位的に使えるのがデビットカードのメリットだ。

 まず、意外に利便性が高いのが、現金代わりにあらゆるシーンで活用できること。少額の買い物でも使いやすく、煩雑になりやすい硬貨の管理も不要。レジでモタモタすることなく、スマートに支払いが完了する。

 また、ATMで現金を引き出す手間も減れば、回数も減ることで自然と手数料のコストダウンとなることも見逃せない。

 たとえば、「日中は仕事で忙しくて、ATMに行けない」という理由で、もっぱら夜間&休日のATMヘビーユーザーも多いはず。だが、1回の時間外手数料は100〜200円程度でも、自分のお金を引き出すのにコストがかかるのは、ハイそうですかと割り切れることではない。

 その点、デビットカードなら、夜間や休日に財布にお金がない状況で外食となった際も、ささっと食べて、ささっと決済が可能。休日に急にショッピングに出かける時もコレ1枚でOKだ。

 もちろん、コストに加えて、時間や手間ヒマも大幅に削減可能。給料日にATMの長蛇の列に加わる必要もなく、土地勘のない地方に行った際にも、銀行やコンビニATMを探してウロウロせずに済む。海外出張だけでなく、国内出張が多い人にも、心強い1枚となるはずだ。

 さらに、ポイントや特典のほか、キャッシュバックが受けられるデビットカードが多い点も見逃せない。

 「クレジットカードで、ポイントを貯めるのが楽しみ」という“ポイント派”も、デビットカードなら、使い過ぎを抑制しつつ、利用額に応じてキャッシュバックを受けられるのだ。キャッシュバックならポイント交換などの手続きがいらないのもうれしい。加えて、デビットカードにはショッピング保険や不正利用補償などの安心サービスもついている。万一の時にも対応してくれるのは心強い。

 賢いカードユーザーは、デビットカードをメインカードとし、万一の備えとしてクレジットカードをサブカードとして保有するのがこれからの常識だ。

 使わないクレジットカードで財布がパンパンという人は、まずはカードのリストラを。そして、デビットカードを1枚常備しておけば、何かと役立つシーンは多いはずだ。

 アナタも「財布に1枚デビットカード」を実践して、支出管理を始めてみてはいかがだろうか。

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