株主優待投資家として有名な元・プロ棋士の桐谷広人さん。そして、年間120万円のNISA(少額投資非課税制度)の枠もきっちり無駄なく使い切ることを目指す桐谷さんに、今こそ狙い目のNISA用おすすめ株主優待株を4銘柄ほど教えてもらった。
120万円に増えたNISA枠を使い倒し
株主優待品もあわせてゲットしよう!
2014~2015年のNISA投資も絶好調だった桐谷さんに、今年のNISAで買うべき株主優待株を4つ選んでもらった。
「いつものオススメ株主優待株とNISAで買う株主優待株の選び方で大きく違うのは『配当』の考え方です。NISAは『配当』と『値上がり益』が非課税なのがいいところだから、無配の株なんて論外。株主優待株であっても高配当であることが大前提になります」(桐谷さん)
具体的な選定基準が、下の5つだ。桐谷さんがいつも挙げる「配当+株主優待利回り」が高いこと以外に「配当」の高さや継続性も条件に加えた。
①購入額が25万円以下
②3期以上連続して配当を実施
③配当利回りは最低でも2.5%以上
④配当+株主優待利回りは4%以上
⑤理論株価(ダイヤモンド・ザイの2、5、8、11月号に掲載)より株価が安い
また「リスク分散のためにも、複数の株を持ちたいので、購入額が低めの株を選びました」と桐谷さん。その言葉どおり、10万円以下を中心に最高でも20万円台前半と手頃な株が並ぶ。
では、いよいよオススメ株を発表。こうした視点で選んでもらったのが、次の4銘柄だ。
TBK(7277)は4万円程度、一番高いオリックス(8591)でも18万円程度で買えるので、NISAの120万円の枠を埋めるのに好都合だ。ただし、枠をいっぱいになるまで使い切ろうとして、既に持っている株主優待株を買い増す際には注意が必要だという。
「株主優待株は最小単元が最もオトクな場合が多い。上記で言うとTBK(7277)やミライト・ホールディングス(1417)は、100株持とうが200株持とうが株主優待は変わりません」(桐谷さん)
今回、オススメ株主優待株を選びながら、桐谷さんがつくづく思ったことがあるという。
「私は4銘柄とも全部持っているんですよね。ですから、買えば買うほど株主優待利回りが下がってしまうので私は買いません。今から始めてこれらの株をNISAで買える人が羨ましい!」
2014年、2015年とNISAで儲けた桐谷さんの今年のオススメ株に載ってみるのもありだ。
【2019年9月・最新記事はこちら!】
⇒「9月の株主優待」の中で、優待名人・桐谷広人さんがおすすめする2銘柄を紹介! QUOカードがもらえて、利回りが高い「Eストアー」と「ティーガイア」が狙い目!
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
【2023年11月7日更新!】 ◆NISA口座の株式売買手数料や取扱商品、キャンペーンを徹底比較! NISA投資で利用すると得する、おすすめネット証券はココだ! |
||||
株式売買手数料 (税込)※1 |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
||
国内株 | 海外株 | 投資信託 ※2 | ||
◆SBI証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 韓国株 ロシア株 アセアン株 |
約2500本以上 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (122社/21社) |
【SBI証券のNISA口座のおすすめポイント】 ネット証券で日本株の個人取引シェアが高く、NISA口座では日本株の売買手数料が無料、かつ海外ETFの買付手数料も無料!(売却時の手数料は必要)。米国、中国(香港)、アセアン各国、韓国など、NISA口座対応の海外株が豊富! また、全ての投信、投信積立が原則ノーロード(買付手数料無料)となっている。IPOの取扱が多いのも魅力だ。三井住友カードによるクレジットカード決済「クレカ積立」を利用すると、決済額に応じたポイントが付与される。それとは別に「投信マイレージ」では、投資信託の保有額に応じてTポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイントから選んだポイントを貯められる。ポイントは、NISA、つみたてNISA預りでの投信積立にも利用できる。カスタマーサービスセンターは「NISA・投信土日専用デスク」があり、週末も問い合わせに対応している。なお、現在のNISAで取引手数料が無料となっているのは、国内株式(売買両方)、海外ETF(買付のみ、シンガポールETF除く)。そして、2024年の新NISAからは新たに米国株式の個別株(ADR含む、売買両方)や、海外ETFの売却注文も手数料無料の対象となる。 |
||||
【関連記事】 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! ◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実 |
||||
◆マネックス証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 |
約1600本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (65社/0社) |
【マネックス証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座では日本株の売買手数料が無料なのに加えて、海外株(海外ETF含む)も購入時の手数料が全額キャッシュバックされる(=実質無料)。他の証券会社と比べてNISA口座での外国株の取り扱い銘柄数が多いのも魅力で、米国株は4900銘柄以上、中国株は2600銘柄以上をNISA口座で購入できる。投資信託は、NISA口座での取引や「投信つみたて」を含めて、すべて購入時手数料が無料(ノーロード)。マネックストレーダーやスマホなどのツールもNISAでの取引に対応。1日100円から積み立てが可能な「毎日つみたて」は、NISA・つみたてNISA(つみたてNISAは月額指定のみ)でも利用できる。NISA・つみたてNISAを利用して投信を保有すると、約8割のファンドで年率0.08%のマネックスポイントが付くのも嬉しい。対面型の投資一任運用サービス「ON COMPASS+」については、2024年1月よりNISA制度に対応する予定だ。 |
||||
【関連記事】 ◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ! ◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!~第1回 証券会社を選ぼう~ ◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!~日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手 |
||||
◆楽天証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 アセアン株 |
約2500本 (原則、全ての投信の 販売手数料無料) |
× |
【楽天証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座※の開設数ナンバー1! 日本株の売買手数料が無料で、海外ETFの買付手数料も無料!(売却時の手数料は必要)。海外株は米国、中国(香港)、アセアン各国と、幅広い銘柄が揃っている。さらに投資信託も約2500本と充実しており、全ての投資信託の販売手数料が無料。またポイントプログラムが充実しており、投資信託の残高が一定額に到達するのに応じてポイントがもらえたり、楽天市場の買い物でポイントアップも可能だ。毎月決まった金額や口数を自動売却して、少しずつ現金が受け取れる「定期売却サービス」も行っている。2021年6月に投信積立クレジットカード決済、楽天ポイントに対応したロボアドバイザー「らくらく投資」が登場。専用バランスファンドで、お得に、お手軽にロボ機能が活用できる。2024 年より開始する新NISA制度では、投資信託・国内株式(「かぶミニ(単元未満株取引)」含む)・米国株式・海外ETF の取引手数料が売買ともに無料になる予定だ。※一般・つみたて・ジュニアNISA合計(2022年9月末時点)。 |
||||
【関連記事】 ◆楽天証券おすすめのポイントはココだ!~使いやすいトレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ! ◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が詳細で見やすい! ◆スマホでNISAの取引、株と投資信託などを売買できるネット証券のランキングを発表!~主要ネット証券のNISA取引スマホ対応状況~ |
||||
株式売買手数料 (税込)※1 |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
||
国内株 | 海外株 | 投資信託 ※2 | ||
◆松井証券 | ||||
無料 | ○ | △ 米国株 |
約1750本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (56社/0社) |
【松井証券のNISA口座のおすすめポイント】 日本株の売買手数料が無料で、取り扱っている全ての投資信託の販売手数料も、一括購入・積立購入を問わず、無料! 2022年2月から米国株の取扱を開始した。現状では米国株はNISA・つみたてNISA・ジュニアNISAで取引ができないが、2024年1月から新NISAに対応予定で、全商品(日本株、米国株、投資信託)の売買手数料が無料で取引できる予定だ。旬のテーマやチャートの形から銘柄探しができる「チャートフォリオ」や投資情報の決定版「マーケットラボ」、高機能ロボアドバイザー「投信工房」が無料で利用できるなど、情報ツール類が充実。2019年6月から投信ページリニューアル。人気の投信や好成績の投信がすぐにわかる各種ランキング装備、スマホの見やすさ、直接発注など機能が向上した。2020年12月から新たなサポートダイヤル「株の取引相談窓口」を開設。一般的なサポート電話とは異なり、専門のオペレーターが投資の意思決定をサポートする。利用料は無料で、事前予約も可能な画期的なサービスとなっている。また低コストインデックス投信も含めた全銘柄がポイント還元対象となる「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」は新NISA、現行NISA、特定口座、一般口座、全ての口座で保有する投資信託が対象となり、お得感がある。 |
||||
【関連記事】 ◆松井証券はどうして投資信託の取扱数が少ないのか? あえて取扱数で勝負せず、松井証券が「顧客に無駄なコストを使わせない」という理念にこだわる理由とは ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! ◆松井証券のおすすめポイントはココだ!~松井証券の無料サービスと個性派投資情報を使いこなそう! |
||||
◆GMOクリック証券 | ||||
無料 | ○ | ○ CFD |
約130本 (110本以上は 販売手数料無料) |
○ (1社/0社) |
【GMOクリック証券のNISA口座のおすすめポイント】 ここ数年、急激に株式市場での売買代金シェアを増やし、ネット証券の5強に割って入るなど個人投資家の支持を集めている。しかもNISA口座なら日本株の売買手数料が無料! 投資信託の取扱本数は多くないもののノーロード投信や信託報酬の低い投信が豊富だ。100円から積立が可能なのも魅力。NISA対応ではないがFXやCFDなど商品ラインアップが豊富なので、NISAを入口にさまざまな投資に挑戦したい人におすすめ! |
||||
【関連記事】 ◆GMOクリック証券のおすすめポイントはココだ!~コストが激安な上にツール、情報も充実して大手ネット証券に成長 ◆GMOクリック証券の株アプリ/株roid/iClick株を徹底研究!~適時開示情報やアナリストレポートも過去90日分が読める! |
||||
◆auカブコム証券 | ||||
無料 | ○ | △ 米国株 |
約1600本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (42社/0社) |
【auカブコム証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座なら国内株の売買手数料が無料、100銘柄のETFも売買手数料が無料! 投資信託は100円から購入が可能。500円から個別株が買える「プチ株」、プチ株や投資信託を毎月積立投資できる「プレミアム積立」もある。NISA口座を保有していると一般口座(と特定口座)の現物株式売買手数料が最大5%割引になる「NISA割」もお得(ただし「プチ株」「プレミアム積立」の場合は通常の手数料が必要)。2020年1月14日から投資信託の販売手数料がすべて無料に! また、対象の投資信託を保有して「au ID」を登録しているとPontaポイントがたまるお得な「auカブコムの資産形成プログラム」は、特定口座・一般口座・NISA口座が対象となっている。なお現在、米国株式取引はNISAに対応していないが、2024年1月より、NISAの投資対象に米国株式が追加される予定だ。 |
||||
【関連記事】 ◆auカブコム証券が、Pontaポイントを活用した「ポイント投資」を開始! 買い物や食事で貯まったポイントで投資信託を購入して、お得に資産運用を始めよう! ◆【auカブコム証券のおすすめポイントを解説】売買手数料は大手ネット証券の中でも最安値水準! 9種類の用途別アプリで、スマホ取引もラクラク! ◆スマホでNISAの取引、株と投資信託などを売買できるネット証券のランキングを発表!~主要ネット証券のNISA取引スマホ対応状況~ |
||||
株式売買手数料 (税込)※1 |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
||
国内株 | 海外株 | 投資信託 ※2 | ||
◆SMBC日興証券 | ||||
137~1650円 (約定代金による) |
○ | △ 米国株 中国株 |
約1100本 (650本以上は 販売手数料無料) |
○ (80社/26社) |
【SMBC日興証券のNISA口座のおすすめポイント】 証券会社でトップクラスのIPO取扱実績を誇る。NISA口座でもIPOに参加できるので、公募価格の数倍になることもあるIPO投資で非課税のメリットを生かしたいなら、口座を開いておきたい証券会社だ。また、100円からdポイントでも株式投資ができる独自サービス「キンカブ(金額・株数指定取引)」があり、NISAの限度額120万円をムダなく使えるのが魅力! 株・ETF・REITが100万円まで手数料無料で購入でき、さまざまな銘柄に少額でも投資できるため、リスク分散したい慎重派にもおすすめ。「投信つみたてプラン」では1000円から買付可能で、申込手数料は全銘柄で原則無料。SMBC日興証券では外国株のネット取引が可能だが、NISAには対応していない。 |
||||
【関連記事】 ◆SMBC日興証券のおススメポイントはココだ!~信用完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」が利用できる |
||||
◆岡三オンライン | ||||
108~1100円 (約定代金による) |
○ | × | 約650本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (47社/0社) |
【岡三オンラインのNISA口座のおすすめポイント】 2020年1月6日より、ブルベアファンドも含む全ての投資信託の購入時手数料が完全無料に(ただし、ETF等の上場投資信託を除く)。積立買付時も購入時手数料が無料になる。NISA口座の株式売買手数料は有料だが、そもそも一般口座(と特定口座)の手数料はネット証券でも割安。NISA対応ではないがFXやCFD(くりっく株365)などの商品ラインナップも充実している。2024年1月4日以降、NISA口座における国内株式の現物取引(買い・売り)の取引手数料(税込)が全額キャッシュバックされる。 |
||||
【関連記事】 ◆「岡三オンライン証券」は1日最大40万円の取引まで「売買手数料が無料」! 資金の少ない投資初心者や株主優待狙いの投資家には、圧倒的にお得! ◆岡三オンライン証券のおすすめポイントはココだ!~個性的な「クライアント型」トレードツールと充実の投資情報が魅力! |
||||
◆SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券) | ||||
55~440円 (約定代金による) |
○ | × | 14本 (販売手数料無料) |
○ (21社/0社) |
【SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)のNISA口座のおすすめポイント】 顧客満足度調査の「ネット証券 手数料部門」で1位を獲得するなど、売買手数料の安さはネット証券でもピカイチ! NISAの場合、売買手数料が無料の証券会社もあるのでNISA口座しか利用しない株式投資初心者にはさほどメリットはないが、NISAをきっかけに長期的に投資を始めたいなら、手数料が安いSBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)はおすすめ! |
||||
【関連記事】 ◆SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)のおすすめポイントはココだ!?日本株現物手数料はあらゆる価格帯で最安値 ◆【SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)の株アプリを徹底研究!】特殊注文&長期間の注文に対応。手数料の安さも魅力! |
||||
株式売買手数料 (税込)※1 |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
||
国内株 | 海外株 | 投資信託 ※2 | ||
◆ウェルスナビ(WealthNavi) | ||||
資産残高の 0.693〜0.733% (年率・税込)※ |
国内外の株式・債権・商品で運用するETF | − | ||
【ウェルスナビのNISA口座のおすすめポイント】 ウェルスナビは国内外のETFに分散投資をするロボアドバイザーのパイオニア的サービスで、NISA口座にも対応。5つの質問に答えるだけで最適なポートフォリオを提案し、毎月自動的に積立投資をしてくれるので、初心者でも簡単・効率的に国債分散投資ができる。2024年からの新NISAなら、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で資産を購入することで最大で年360万円まで投資可能だ。 ※リスク許容度(ポートフォリオ)により異なる。また、各商品の値動きによりポートフォリオのバランスが崩れた場合は、手数料が表記の範囲を超えて変動する可能性がある。 |
||||
【関連記事】 ◆【2023年最新版】「ロボアドバイザー」の機能や利用料、特徴を比較!証券会社のサービスから独立系業者まで紹介 |
||||
【世界中の株式や債券から金、不動産まで、自分の代わりにロボットが投資!】 | ||||
※掲載情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。※1 1約定プランの約定金額120万円までの売買手数料。※2 各証券会社の投資信託サーチ機能をもとに計測しているため、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。 |