世界投資へのパスポート

「ピンタレスト」と「ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ」がIPO(新規上場)! リーバイスやリフト
に続く注目ベンチャー企業のIPOは成功するのか!?

2019年4月15日公開(2019年4月15日更新)
広瀬 隆雄
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事
印刷向け表示

リーバイス、リフトに続き、
注目のベンチャー2社がIPO(新規上場)!

 米国ではIPO(新規上場)ラッシュが続いています。

 過去に本コラムで紹介したリーバイ・ストラウス(ティッカーシンボル:LEVI)リフト(ティッカーシンボル:LYFT)ジュミア・テクノロジーズ(ティッカーシンボル:JMIA)に加え、今週はピンタレスト(ティッカーシンボル:PINS)ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ティッカーシンボル:ZM)がデビューします。
【※関連記事】
⇒リーバイスを展開するリーバイ・ストラウスが、今週NY証券取引所にIPO(新規上場)! ファッションのカジュアル化のトレンドが、堅実な成長を後押し!

⇒アフリカ大陸でeコマースを展開する「ジュミア・テクノロジーズ」がNYにIPO! 「アフリカ大陸のアリババ」と呼ばれるIT企業の新規上場に注目せよ!

 今週はその2つの銘柄を紹介します。

ピンタレストは、ファッションや料理のレシピなど、
自分が興味のある情報を集めて整理する画像収集サービス

 ピンタレストは、旅行や家の改装、結婚式、ファッション、料理など、自分の興味分野のアイデアや情報を画像で整理するサービスです。

 ピンタレストは特に女性に好評で、アメリカでは出産経験のある18歳から64歳の女性のうち、80%がピンタレストを使っています。

 ピンタレストでは、ユーザーの画面に広告主の投稿を表示する「プロモ―テッド・ピンズ」を通じ、広告主が商品をプロモーションする機会を提供しています。ピンタレストでお気に入りの画像を保存している人は旅行や家の改築、結婚式などを計画していることが多いので、広告主にとり大変魅力的なターゲットです。

 ピンタレストは、広告モデルを採用している点で、フェイスブック(ティッカーシンボル:FB)ツイッター(ティッカーシンボル:TWTR)スナップ(ティッカーシンボル:SNAP)と同じビジネス・モデルと言えます。

 ピンタレストの現在の月次アクティブユーザー数は、2.65億人です。

 売出し目論見書のデータを見ると、ユーザー当たり売上高は、クリスマス商戦期間を含む第4四半期に急伸する傾向があります。

 現在は未だ赤字ですが、下の1株当たり業績のチャートからも分かるとおり、あと一息で黒字化しそうな勢いです。

 ピンタレストは、去年売上高が+60%成長しました。今年は+45%の成長が見込まれています。

 今回の売出し株数は7500万株で、価格設定は15〜17ドルを予定しています。この売出し価格設定は、2017年6月にフィデリティがピンタレストの株を21.54ドルで139.2万株買ったときの値段より下となっています。つまり、控え目な価格設定になっているということです。

 時価総額は105億ドル前後、去年の売上高は7.5億ドルであったことから、時価総額対売上高比率(PSR)は約14倍という計算になります。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは
企業向けのビデオ会議システムを提供する企業

 ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは、2011年にエリック・ユアンにより創業された、企業向けビデオ会議システムを提供する企業です。

 エリック・ユアンは、ウェブエックス出身です。ウェブエックスはシスコ・システムズに買収されました。つまり、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは、ビデオ・カンファレンス(ビデオ会議)のベテランによって創業されたというわけです。

 エリック・ユアンは「これまでのビデオ・カンファレンス・システムは使いにくい。これを是正するには、白紙の状態からきちんとすべてデザインし直す必要がある」と感じ、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズを創業しました。

 具体的には、クラウドをベースに、デベロッパーが使いやすいオープンAPIを採用し、特別のデバイスを必要とせず、スマホなどを通じてどこからでもビデオ会議に参加できるシステムとしました。この結果、極めて操作が簡単で、なおかつ信頼性の高いサービスが完成したのです。

 ビデオ・カンファレンス市場は、2020年で430億ドルと言われる巨大市場です。

 ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは、あずセルフサービスでユーザーに試しに使ってもらい、その後、フィールド・セールスが顧客にアプローチする営業手法を採用しています。

 ズーム・ビデオ・コミュニケーションズの売上高は、急速に成長しており、2018年度は+118%の3.31億ドルでした。

 ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは、いわゆるサブスクリプション・モデル(定期購読制)を採用しています。顧客の離反は極めて低く、ドルベースのエクスパンションレート(膨張率)は+130%です。

 ズーム・ビデオ・コミュニケーションズの顧客は、180カ国に広がっており、売上高の18%が海外となっています。また、海外の増収余地は極めて大きいです。

 今回の売出し株数は2087万株で、価格設定は28〜32ドルです。

【今週のまとめ】
IPOラッシュの米国市場で
新たに上場する2銘柄に要注目!

 今週、ピンタレストとズーム・ビデオ・コミュニケーションズがIPOします。どちらも注目度の高い企業です。

 ピンタレストは、広告主にとり魅力あるサービスで、リーズナブルな初値設定となっています。一方、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは、サブスクリプション・モデルを採用しているため売上高が予想しやすいばかりでなく、既に営業キャッシュフローでは黒字化しています。業績的にはピカピカです。

 この2つのIPOの行方は、注目しておくといいでしょう。

【※今週のピックアップ記事はこちら!】
来週(4/15~19)の日経平均株価の予想レンジは2万1700~2万2000円! 「米国市場の決算シーズン」や「日米通商交渉」など、海外要因の動向に注目!

夜間取引(PTS取引)ができる証券会社を紹介! 株式市場が閉まった夕方や夜でもトレード可能なネット証券の「取引時間」や「売買手数料」を比較!

【2019年8月1日時点】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆サクソバンク証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
5900銘柄以上 約定代金の0.2%
※最低手数料5米ドル、上限手数料15米ドル
【サクソバンク証券のおすすめポイント】
米国株は、取扱数が約6000銘柄と圧倒的に多いうえに、売買手数料が0.2%と業界最低水準なのが魅力。さらに、イギリス株が約1000銘柄、ドイツ株が約600銘柄、フランス株が約800銘柄と、他社では扱いの少ない欧州株に強いのも大きな特長だ。さらにCFDを使うことで外国株の売りポジションを取れるのもサクソバンク証券ならではの強み。外国株式もCFDもひとつのトレードツールで一元管理できるのも便利だ。外国株投資に力を入れたい個人投資家であれば、口座を開いておきたい証券会社だろう。
【関連記事】
◆【サクソバンク証券おすすめのポイントは?】海外株式に強みをもつ証券会社。米国株の売買手数料が0.2%と業界最低水準!
【米国株投資おすすめ証券会社】サクソバンク証券の公式サイトはこちら
◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3400銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【マネックス証券のおすすめポイント】
米国株取引に力を入れており、取扱数3400銘柄以上! 成行注文や指値注文のほか、逆指値注文、連続注文、ツイン指値(OCO注文)など、多彩な注文方法が使えるのも魅力だ。取引手数料もお得で、米国株なら最低手数料0ドルから購入可能。さらに、外国株取引口座に初回入金した日から20日間は、米国株取引手数料(税抜)だ最大3万円がキャッシュバックされる。また、米国ETFの中で「ゼロETF」対象銘柄は実質手数料無料(キャッシュバック)で取引ができる。しかもNISA口座なら、日本株の売買手数料が無料なのに加え、外国株(海外ETF含む)の購入手数料も全額キャッシュバックされ、実質無料になるのもメリット!
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
2100銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【SBI証券のおすすめポイント】
2019年7月の値下げにより、米国株は手数料が最低0米ドルから取引可能になった。あらかじめ設定した金額か株数(口数)で定期的に買付する「米国株式・ETF定期買付サービス」が便利。 NISA口座なら、日本株の売買手数料だけでなく、海外ETF(米国・中国・韓国)の買付手数料も無料に。また、米国株の情報入手には、各企業情報が1ページにまとまったレポート「One Pager」、米国株・米国ETFをテーマで検索できる「米国テーマ・キーワード検索サービス」、さらに銘柄検索やソートができる「米国株式決算スケジュールページ」が使いやすい。
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
2000銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【楽天証券おすすめポイント】
米国株だけではなく、中国(香港)やアセアン各国(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)の株もラインナップ。海外ETFの取り扱い数も、米国ETF約300本を含む、約360本と業界トップクラス! 2019年7月の値下げにより、米国株式の取引手数料は最低0米ドルからになった。米国株式の注文は、最大90日先まで指値注文が有効で、「約定通知メール」サービスとあわせて利用すると便利。NISA口座なら買付手数料が無料(売却時の手数料は必要)なのもメリットだ。また、取引から情報収集までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経新聞の記事を無料で読むこともできる。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
本記事の情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。

【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2019年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2019年の最強クレジットカード(全7部門)を公開!
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2019年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2019年の最強クレジットカード(全7部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較 おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証 じぶん銀行住宅ローン SPGアメリカン・エキスプレス・カード 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! ANAアメックスならANAマイルが無期限で貯められて還元率アップ! じっくり貯めて長距離航空券との交換を目指せ!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

最強日本株76
サラリーマンの
副業トレード術

10月号8月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

最強日本株/サラリーマンの副業トレード術

配当利回り4%超ゴロゴロ!最強日本株
・「10万円株の乱北の達人 VS オリンパスほか
・「
高配当株の陣ソフトバンク VS JTほか
・「
大型株の変ソニー VS 村田製作所ほか
世界景気は底打ち! 2019年秋以降に反転し、
日本株は買い場
株主優待の神桐谷さん推す株主優待

●忙しいサラリーマンの副業トレード
会社員が勝つためのキモは時間の上手な使い方 
・「2〜3カ月に一度の売買」は売り時を逃さない指値注文がカギ
株仲間を作ろう! 東京、大阪、名古屋、ほか
全国9カ所の「
株のオフ会」突撃取材! 

●そろそろ仮想通貨をはじめよう
●毎月分配型投信100本の本当の利回り
老後のおかねの設計図を作ろう
●自腹でガチンコ投資! AKB48「株」ガチバトル
●株入門マンガ/恋する株式相場! 
本誌崖っぷち部員の同時進行ドキュメント
定年退職までのロードマップ

【別冊付録】
元手0円で投資家デビュー! ポイント運用&投資
・6つのポイントの貯めワザ&増やし方! 

定期購読を申し込むと500円の図書カードをプレゼントキャンペーン開催中!


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2019】 クレジットカードの専門家が選んだ 2019年おすすめ「法人カード」を発表! 山本潤の超成長株投資の真髄で、成長株投資をはじめよう!(ザイ投資戦略メルマガ) 一番売れてる月刊マネー雑誌ザイが作った「老後のおかねの教科書」

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報