「ウィズコロナ株」として伝説の個人投資家が注目した
11銘柄を公開! 投資家DAIBOUCHOUさんのコロナ・
ショックへの対応、売った株&買った株を徹底検証!

2020年6月2日公開(2022年3月10日更新)
ザイ・オンライン編集部

一時は資産を10億円まで増やした伝説的な個人投資家・DAIBOUCHOUさんの「コロナ相場」での投資行動をチェック! DAIBOUCHOUさんが「コロナ相場」で新たに買った銘柄は?

発売中のダイヤモンド・ザイ7月号は、特集「コロナ・ショックの【個人投資家】悲喜こもごも&売買顛末記」を掲載! この特集では、これまでダイヤモンド・ザイに何度も登場した有名個人投資家や一般の個人投資家など、全1272人の個人投資家に取材やアンケートを敢行! 歴史的な大暴落となった「コロナ・ショック」発生時の「投資行動」や「売買した銘柄」「投資成績」などを聞いている。株主優待名人・桐谷広人さんにも「コロナ相場で儲けた&損した株」を聞いているので、投資の参考になるはずだ。

今回は特集の中から、著名なスゴ腕投資家・DAIBOUCHOUさんのインタビューを抜粋!「コロナ・ショック」を挟んだ2020年1月~4月までに、具体的にどんな行動を取ったのか取材し、日記風にまとめた。DAIBOUCHOUさんの行動から、荒れた相場を賢く乗り切るヒントを見つけてほしい!
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DAIBOUCHOUさんの【1月下旬】の行動
増税と新型コロナの拡大で信用取引を減らすことに!

 2020年の年初の時点では、信用取引が資産の10~20%を占めていました。ただ、2019年10月に実施された消費税の増税の影響で、業績がよくない銘柄が増加。リスクを減らしたいと思い、信用で買っていた分を徐々に売却することに。高値で売りやすい銘柄から売り、1月24日をピークに信用取引のポジションを解消していきました。

 1月末に、個人投資家のすぽさんが「保有株を全部売った」という情報も参考にしましたね。その後も、「米国でのインフルエンザの死者数には、新型コロナウイルスによる死者も混ざっている(※1)」という噂が出始めるなど、新型コロナウイルスへの不安が拡大。売りを加速させたんです。
(※1:米国では2019年の冬から2020年1月下旬までに、約1900万人がインフルエンザにかかり、死亡者数は1万人を超えていたとされる)
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著名な勝ち組投資家は「コロナ・ショック」にどう対応したのか? 株価暴落時の投資行動や売買銘柄、成績など、個人投資家1272人へのアンケートした結果も公開

DAIBOUCHOUさんの【2月上旬~2月21日まで】の行動
急落前に信用取引はすべて解消! 成長株より割安株に注目!

 2月21日までに信用取引はすべて処分して、現物株だけにしました。また、社労士向けシステムを提供するエムケイシステム(3910)や、中古品を中国で販売するSOU(現バリュエンスHD・9270)といった成長株を売却。割安で急落時でも底堅いと考えた、低PBRの株に資金を移しました。例えば、卸売のCBグループマネジメント(9852)や素材のニッピ(7932)、自動車ディーラーのATグループ(8293)などの銘柄です

 ただ、割安株といっても、保有していたタクシー会社の第一交通産業(9035)などは、新型コロナウイルスの影響で業績が厳しくなると考え、むしろ売りました。

■DAIBOUCHOUさんが買った“低PBR”の5銘柄!
銘柄名(コード) 株価(5/7) PER PBR 最新株価
レンゴー(3941) 824円 7.3倍 0.72倍
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広島銀行(8379) 430円 5.3倍 0.27倍
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CBグループM(9852) 2365円
※4月末時点
7.5倍 0.25倍
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ニッピ(7932) 3325円 7.7倍 0.34倍
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ATグループ(8293) 1319円 5.5倍 0.21倍
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DAIBOUCHOUさんの【3月上旬】の行動
リバウンド相場で売りが鈍ってしまい、損失に!

 3月2日の週は、2月25日以降に続いた急落がいったん止まりました。そのため、株価の急反発を狙って買っていった人もいたと思います。私は様子を見ていましたが、なんと翌週に、原油が1バレル50ドル台から20ドル台まで急落。原油価格が急落すると、原油と競合するシェールオイルを生産する企業に加え、シェール企業に融資していた金融機関の経営悪化にもつながります。

 新型コロナウイルスに加えて原油の暴落が起きたことで、「金融危機になるかも」という懸念が広がり、株価がさらに急落してしまいました。3月12日にかけて急いで売って現金比率を50%まで高めましたが、あまりの急落ぶりで、大きな痛手を被りました。

DAIBOUCHOUさんの【3月24日】の行動
相場の反発を確認し、追い風の大型株を買い!

 3月19日を底に株価が反発した3月24日、新型コロナウイルスによる自粛によって業績が伸びる可能性がある「ウィズコロナ株」を買いました。「コロナ相場」はある意味“異常”で、新型コロナウイルスによって一変した生活の中でも、必要な事業を行っているかどうかで、株価の動きが決まってくる相場になっていたからです。そこで買ったのが、KDDI(9433)NTTドコモ(9437)など、"コロナ禍”での巣ごもり需要を背景に伸びる大型株や、ピックルスコーポレーション(2925)ヱスビー食品(2805)といった、需要が変動しにくい食品株です。
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 この少し前から「いつ新型コロナウイルスの感染拡大がピークアウトするのか」が市場のテーマになっていて、株価の底打ちの時期を計るために、感染状況はくまなくチェックしてましたね。

 よく見ていたのが、世界中の感染者数の推移がわかる「ワールドメーター」というサイトです。この時期は、特にイタリアなど、欧州での感染拡大が深刻だったので、イタリア版のウィキペディアなども見て、欧州の新規感染者が増えるペースを確認。増加ペースが鈍るタイミングでの買いを狙いました。

DAIBOUCHOUさんの【3月27日】の行動
イタリアのピークアウトを見て本格的な買いへ動く!

 3月下旬にイタリアで新規の感染者数がピークアウトしたことで、自信を持って「ウィズコロナ株」の買いを増やしました。巣ごもり需要が伸びた任天堂(7974)や、在宅勤務の増加とともにFXの取引も増えて好調だったGMOフィナンシャルHD(7177)ヒロセ通商(7185)など。積極的な買いを入れたことで、株の割合も7割に増えました。
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■DAIBOUCHOUさんが買った“ウィズコロナ株”7銘柄!
銘柄名(コード) 株価(6/1) 最新株価
KDDI(9433) 3167円
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NTTドコモ(9437) 2965円
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ピックルスコーポレーション(2925) 2321円
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ヱスビー食品(2805) 3990円
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任天堂(7974) 4万4460円
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GMOフィナンシャルHD(7177) 630円
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ヒロセ通商(7185) 1864円
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DAIBOUCHOUさんの【4月上旬】の行動
「意外なコロナ株」を発掘! 株の比率はついに9割へ!

 この頃、頭をひねって探したのが「意外なウィズコロナ株」です。例えば感染に備える心理が働いて保険加入の意識が高まったり、営業スタイルの変化が起きると推測。そこで買ったのが、ライフネット生命保険(7157)SBIインシュアランスグループ(7326)。また、スマホアクセサリーを販売するHamee(3134)は、企業のEC(ネット通販)支援も行っています。他にもハンコの代わりになる電子印鑑を提供するGMOクラウド(3788)などに投資し、株の比率は9割まで回復しました。

■DAIBOUCHOUさんが探した“意外なウィズコロナ株”4銘柄!
銘柄名(コード) 株価(6/1) 最新株価
ライフネット生命保険(7157) 1175円
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SBIインシュアランスグループ(7326) 943円
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Hamee(3134) 1352円
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GMOクラウド(3788) 6480円
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 新型コロナウイルスはすぐには撲滅できませんし、おそらく自粛のレベルを調整した感染対策が続くでしょう。よって、これからも「コロナ相場」はある程度続くと見ています。
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 さて、ここまでダイヤモンド・ザイ7月号の特集「コロナ・ショックの【個人投資家】悲喜こもごも&売買顛末記」から、DAIBOUCHOUさんの「コロナ・ショック」時の売買顛末記を抜粋した。誌面では、ほかにもさまざまな有名投資家の売買顛末記を紹介。さらに、株主優待名人・桐谷広人さんのコロナ相場で得した株・損した株なども取り上げているので、誌面も併せてチェックしてほしい!
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先行き不透明な相場環境の中、注目すべき銘柄とは?
ダイヤモンド・ザイ7月号をチェック!

 発売中のダイヤモンド・ザイ7月号の大特集は「コロナ禍でも株価が上がる!【逆襲の日本株】厳選96銘柄」! 株式市場は「コロナ・ショック」で大きな打撃を受け、株価が急落した銘柄が多い。しかし、こんな状況下でも、株価上昇が期待できる銘柄は存在する。そこで、この特集では、新型コロナウイルスの感染が拡大しても業績を伸ばせる株や、実力があるのに「コロナ・ショック」で売られすぎた優良株などを厳選して紹介! さらに、“アフターコロナ”の投資戦略も解説しているので必見だ!

 ほかにも、「コロナ・ショック」で注目度が増している金(ゴールド)にスポットを当てた「財産を守るための金(ゴールド)投資」「コロナ禍で株主総会はオンライン参加が増加!」「最新決算でわかった【強い株】」「ネットの中傷と戦うときのお値段」「自腹でガチンコ投資!【AKB48】株ガチバトル」など、読みごたえのある特集が盛りだくさん!

 さらに、別冊付録で「スマホ&電気代見直し大作戦!」が付いてくる! この別冊付録では、固定費の中でもかさみがちなスマホ代と電気代を節約する方法を紹介! 家族構成などにもよるが、年間で数万~十数万円浮かせることも難しくないので、「通信費や電気代が高い」と感じている人は必見だ。

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