日経平均株価の上昇に注目が集まっているが、世界に目を向けると米国株はもっとスゴイことになっている。右肩上がりの上昇が止まらないのだ。NYダウは2013年に史上最高値を更新してもなお上昇を続け、ついにこの5月に1万8000ドル台の史上最高値を再度更新。年末には2万ドルに達するという見方もある。日本株よりもオイシイ米国株に目を向けろ。
米国株の今年最後の買い時が
いよいよ7~8月に来る根拠とは?
当初は今年6月にも利上げされるのではないかと言われるほど好調の米国経済。しかし、4月29日に発表された米国のGDPは事前予測の1.0%増を下回る0.2%増で、米国経済に対して懸念の声も出始めた。
とはいえ、GDPの下振れは厳冬や西海岸での港湾ストの影響による一時的なもので、4~6月期は強い回復が見込まれるというのが市場での大方の見方のようだ。株価も経済指標と同様に一時的な調整はあるものの、年末に向けて上昇すると、コンテクスチュアル・インベストメンツの広瀬隆雄さんは語る。
「今年は前回の大統領選挙から3年目の年ですが、大統領選挙サイクルの3年目は相場が強い傾向があり、年初から7月頃まで、一本調子で上昇することが多い。今年も5月頃に調整はあるものの、7月に1万9100ドル前後の高値をつけると予想しています」
その後は、8月頃に株価が崩れると広瀬さんは予測しているが、マンハッタン・グローバル・フィナンシャルの森崇さんは7月頃の株価調整を予測。
今後の株式相場を占ううえで、米国の利上げは重要なイベントだとプロ2人は指摘する。
「米国の利上げは、早くて9月を見込んでいます。景気回復が始まると見られる7月頃に、利上げへの思惑から株価調整の可能性があります。さらに、実際に利上げが予想される9月に再び調整するという展開がメインシナリオです」(森さん)
利上げは株式市場の波乱要因となるため、9月に利上げされる見通しが強まると、7~8月頃に株価が調整する可能性が高い。一方で利上げは米国経済の力強さの証でもある。
「利上げ後もしばらくは、神経質な相場展開になるでしょう。株価の底入れは10月後半からと見ています。そこからは、米国経済の強さを素直に織り込む展開となり、年末に向けて株高が期待できます」(広瀬さん)
IT関連が多いナスダックには
NYダウ以上の上昇余力あり!
それでは超有名ビッグ企業で構成されるNYダウと比べて、中小入り混じった多数の新興企業で構成されるナスダック指数はこの先どうなるのか?
ナスダック指数はITバブルの2000年3月につけた終値ベースの高値5048ポイントを超える5061ポイントを4月23日につけた。しかし、GDPをはじめとする経済指標が悪化したことで、その後の株価は上値が重い展開が続いている。
広瀬さんは「年末までの相場展開はNYダウ同様に利上げの影響を受けて、夏頃に調整するものの、年末に向けて再び上昇する」という見方をしており、ナスダック指数も年末には、史上最高値を大きく上抜く可能性を指摘する。森さんも年末高を予想しているが、ナスダック指数はNYダウ以上に期待ができると見ている。
「ナスダック指数はNYダウ、S&P500を加えた主要3株式指数の中で、2014年初から、4月末までの上昇率が最も高かった。これは米国景気の回復で、利上げが射程圏内に入ってきた影響によるものと見ています」(森さん)
米国経済が回復してくれば、利上げに加えて、石油価格反発の可能性も高まる。この2つは米国企業にとって、コスト増となるため、コストの上昇分以上の増益率を達成しないと業績が悪化する。NYダウの構成銘柄を見ると、素材や工業関連株のウェイトが高く、こうしたマイナスの影響が比較的大きい。このためNYダウは上値が重い展開が続く可能性が残る。
一方で、ナスダック指数はテクノロジー関連の高成長企業が非常に多い。より個別銘柄の業績動向に注目が集まる今後の相場では、ナスダック市場のほうが期待できるのだ。
「今後も長期に渡って省力化や生産性を高めるための投資が世界的に増加する可能性が高まっています。その分野に強みがあるITなどのテクノロジー関連株には要注目です」(森さん)
日本株にも注目だが、分散投資の意味でも米国株にも投資先を広げるチャンスが到来しているようだ。
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