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2020年7月22日 ザイ編集部

高配当で“減配リスク”が低い「10年配当株」の魅力を
解説! 過去の配当実績に加えて、利益率や自己資本比
率、増益回数、時価総額などで“安定配当株”を発掘!

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10年以上も高配当を継続していて、今後の減配リスクも低い「10年配当株」に投資するメリットや選び方を解説!

発売中のダイヤモンド・ザイ9月号は、大特集「継続こそ企業の実力!【10年連続株】」を掲載! この特集では、10年以上にわたって「高配当を継続」「増配を継続」「増収を継続」「現金の保有割合が高い状態を継続」という条件を一つでも満たす銘柄を「10年連続株」と命名。これまで日本株市場はさまざまな国難に翻弄されてきたが、「10年連続株」には危機を乗り越える“底力”を持った銘柄が多い。そこで、特集では「10年連続株」の条件を満たす注目銘柄を、先の4条件の下に分類してピックアップ。ダイヤモンド・ザイ独自の基準でスコアを付け、ランキング形式で紹介している。

今回は、この特集から「10年配当株」の魅力や選び方を解説した記事を抜粋! 過去の特集で紹介した「10年配当株」の実績の検証結果も公開するので、ぜひチェックを!
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「高配当株」選びでは、利回りだけでなく「減配」の有無を見る!
10年以上減配していない「10年配当株」は株価も下がりづらい

高配当株は過去に減配していないかをチェック!

 長期投資をする人の中には、長く株を保有して、配当をもらい続けることを目的とする人も多いだろう。配当目的であれば、目先の相場の変動をそれほど気にすることなく、ゆったり運用ができる。なかでも配当利回りが高い「高配当株」は、配当がほしい投資家の“買い”が集まりやすいことから、不況時でも株価が底堅いのがメリットだ。

 ただ、配当利回りの高さだけで銘柄を選ぶのは得策ではない。配当利回りは、一株当たりの年間配当金を現在の株価で割って算出するため、業績の悪化などで株価が安くなれば、配当利回りは跳ね上がってしまう。そのため、配当利回りが高い銘柄を選んだ場合には、その後に株価が大きく値下がりしたり、減配されたりするリスクを想定しておかなければならない。

 つまり、高配当株選びでは、過去を遡っても、長期にわたって“減配がない”ことが、利回り以上に重要だということだ。過去に減配がなければ、将来的にも減配されるリスクが少ないと考えることもできるだろう。減配されると、配当収入が減るだけでなく、配当人気という支えが外れて株価も大きく下落しかねないが、過去に減配がなければ、その点も安心だ。

 そこでダイヤモンド・ザイは、直近10年にわたって減配していない、日本株の「10年配当株」に注目した。今期の会社予想を含め、直近10年にわたって減配していない「10年配当株」は、2020年7月6日時点で607銘柄ある。これらを、2010年6月第4週の時価総額ウェイトで指数化したものと、同じ期間のTOPIX(東証株価指数)の動きを比較したものが、以下のチャートだ。

 チャートを見てもわかるように、「10年配当株」の指数はTOPIXと連動して動いているが、上昇局面ではTOPIXより高い上昇率に、下落局面ではTOPIXより低い下落率になっている。つまり、「10年配当株」は株価が上がりやすくて下がりにくい傾向があると言えるだろう。
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1年前に紹介した「10年配当株」の中には一部減配した銘柄も……
コロナなどの想定外の事態に強い「10年配当度」の新基準とは?

 なお、ダイヤモンド・ザイはちょうど1年前(2019年9月号)の特集でも、独自に「10年配当度」を算出し、過去に長期間減配しておらず、今後も配当が維持される可能性が高い(=「10年配当度」が高い)株を選定している。このときの「10年配当度」は、「直近10年の減配の有無」「直近5年の増配回数」「直近5期の増収回数」「売上高経常利益率」「自己資本比率」「時価総額の大きさ」という6項目について、100点満点でスコアを付けていた。
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 今回のコロナ禍を経て、1年前に紹介した「10年配当度」上位の株の配当実績がどうなったかを検証すると、結果は以下のようになった。

 2つの棒グラフのうち、上の棒グラフは、日本株の全上場銘柄(TOKYO PRO Market銘柄、上場廃止の銘柄を除く)の配当額の増減を表したもの。下の棒グラフは、ダイヤモンド・ザイ2019年9月号で「10年配当株」ベスト70として紹介した銘柄の配当額の増減を表したものだ。過去の「10年配当株」ベスト70のうち、この1年間で増配したのは約24%で、市場平均の2倍以上。増配と据え置きを合わせた“減配なし”の銘柄は約59%で、市場平均の約41%と比較すると、かなり優秀な成績だったことがわかる。

 ただ、想定外のコロナ禍の影響もあって、残念ながら減配した銘柄も、70銘柄中5銘柄あった。そこで今回の特集では、「10年配当度」の精度をさらに上げるべく、評価方法を改良。新たに、業績の安定性の評価として、経常利益の推移をチェックするようにしたほか、環境の変化に対する強度を測るため、企業の規模に応じて得点を付与(大きいほど高得点)する方式とした。

 発売中のダイヤモンド・ザイ9月号の大特集「継続こそ企業の実力!【10年連続株】」では、新たな基準で選定した「10年配当株」を、ランキング形式で50銘柄紹介している。顔ぶれを見ると、1年前の特集でも上位で、引き続き上位にランクインした銘柄もあるが、全体的には大幅に入れ替わった印象だ。高配当株が気になっている人は、ぜひ誌面も併せてチェックしてほしい!
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コロナ禍で不透明な相場環境の中でも注目すべき株とは?
ダイヤモンド・ザイ9月号をチェック!

ザイ9月号

 今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ9月号の大特集「継続こそ企業の実力!【10年連続株】」から、一部を抜粋してお届けした。

 ダイヤモンド・ザイ9月号では、ほかにも読みごたえのある特集を多数掲載! 有名個人投資家の座談会や、注目の株主優待株をカタログ形式で紹介する「ウィズコロナ時代の【株主優待】新常識&カタログ47」、10年間好成績をキープする投資信託をセレクトした「10年ずっと成績がいい投資信託ベスト15」も必見だ。

 さらに、コロナ禍の中で開催された株主総会のレポートをまとめた「2020年【株主総会】事件簿」、「村上ファンド」としてその名を知られた村上世彰さんに聞く「コロナ禍での投資の心構え」も見逃せない!

 また、ザイ・ニュース・チャンネルでは「夫婦のおかね、2人に1人は隠し事あり!」「人気加速中のダブルインバースETFって?」をピックアップ! 連載のノンフィクション・マンガのテーマは「【事故物件サイト】大島てるが語るちょっとコワイ話」など、盛りだくさんな内容となっているので、ぜひチェックを!