株主優待「1月~12月のおすすめ銘柄」[2024年]

[2023年7月]QUOカード株主優待利回りランキング!
配当+株主優待利回り4%超の「Casa」のほか、7月に権
利が確定する「QUOカード&図書カード」優待を紹介!

2023年7月10日公開(2023年7月14日更新)
ザイ・オンライン編集部
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2023年7月の「QUOカード」の株主優待を徹底調査!
大手コンビニなどで使えて個人投資家に人気の「QUOカード」と
全国の書店で使える「図書カード」の株主優待を比較!

 全国共通のプリペイドカードである「QUOカード」は、さまざまな株主優待のなかでも、特に個人投資家からの人気が高い「優待品」だ。

 人気がある理由は、幅広い業種の店舗で”金券”として利用でき、利便性が高い点にある。利用可能な店舗は全国約6万店に上り、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといった大手コンビニをはじめ、一部のファミレスやドラッグストア、書店などでも使える。しかも、会計時に1円単位で利用できて、有効期限もないので、株主優待でどれだけ大量にもらっても、利用できずに無駄にしてしまう恐れがない。また、カードタイプで財布に入れておいてもかさばらないため、保管場所に困らないこともメリットと言えるだろう。

 一方、株主優待を実施する企業側にもメリットがある。「QUOカード」なら個人投資家からの注目度が高いことに加えて、優待品の配送費を安く抑えられる点も、企業にとっては魅力的。さらに、消費者にとって身近な商品やサービスを扱っていない企業でも、「QUOカード」に会社のロゴや社名をデザインすれば、優待品として採用しやすい。これらの理由で「QUOカード」を優待品に採用する企業は非常に多くなっているのだ。

 それでは、「QUOカード」がもらえる多くの株主優待銘柄の中から、何を基準に、どの銘柄を選べばいいのだろうか。なかには、人気アニメのキャラクターなどが描かれた限定デザインのカードを用意している企業もあるが、多くは社名やロゴなどがデザインされているだけなので、まずは「利回り」と「最低投資額」で絞り込むのが順当だ。
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 ただ、「2023年7月」に基準日を迎える株主優待銘柄のうち「QUOカード」を優待品としている銘柄は、継続保有条件のある銘柄を除くと2銘柄しかない。そこで、今回は特別に、継続保有条件を設けている「QUOカード」優待銘柄も紹介。さらに「QUOカード」に加えて、全国の書店で利用できる定番の金券「図書カード」がもらえる株主優待株も紹介する。

 紹介にあたっては、対象の4銘柄の「1年間でもらえる額面」と「年間配当額」、そして「最低投資額」を調査して、「株主優待利回り」や「配当利回り」を算出。「【2023年7月】金券類の株主優待利回りランキング」を作成した(※データは2023年6月30日時点)。なお、利回りを計算するうえで、継続保有期間の条件は考慮していない。

 このランキングを参考に、7月の株主優待の中から気になる金券優待株に投資しよう!
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【2023年7月】
「QUOカード」や「図書カード」がもらえる株主優待銘柄の
株主優待+予想配当利回りランキング

順位 最低投資金額
(株価×必要株数)
QUOカード
額面(内訳)
株主優待+
予想配当利回り
株主優待
利回り
予想配当
利回り
1位  Casa(7196)【確定月】7月
9万1100円
(911円×100株)
1000円
(7月のみ)
4.39% 1.10% 3.29%
【備考】500株で2000円分、1000株以上では3000円分。
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2位  不二電機工業(6654)【確定月】7月/1月
35万2800円
(1176円×300株)
1000円
(7月500円、1月500円)
3.00% 0.28% 2.72%
【備考】500株で1000円分、1000株以上で2000円分。3年以上の継続保有で、300株は1000円分、500株は2000円分、1000株以上は3000円分に増額。
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3位  稲葉製作所 (3421)【確定月】7月/1月
16万3500円
(1635円×100株)
1000円
(7月1000円、1月円)
2.20% 0.61% 1.59%
【備考】100株は図書カード、300株以上は3000円相当の地域特産品。1月は1000株以上で1000円分の図書カード。
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4位  ブラス (2424)【確定月】7月
9万6700円
(967円×100株)
500円
(7月のみ)
1.14% 0.52% 0.62%
【備考】半年以上の継続保有が条件。今回から一部優待内容を変更。200株で1000円分、100株以上で2000円分。加えて、500株で1500円相当、1000株以上で3000円相当の自社お菓子。
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※最低投資額や利回りは2023年6月30日時点。順位は株主優待と配当の合計利回りで決定。

 2023年7月の株主優待で「QUOカード」を優待品としているのは、Casa(7196)不二電機工業(6654)ブラス(2424)の3銘柄のみ。このうち、ブラスは半年間の継続保有が条件になる。その他の金券優待に目を向けると、稲葉製作所(3421)が「図書カード」をもらえる株主優待を実施している。

 昨年までは、ほかにシーアールイー(3458)ネオジャパン(3921)も「QUOカード」の株主優待を実施していたが、どちらも「公平な利益還元」の観点から、すでに株主優待を廃止済みだ。

 では、「QUOカード」と「図書カード」がもらえる4銘柄の「株主優待+配当利回り」ランキングを見ていこう。もっとも利回りが高かったのは、Casaの4.39%。100株で1000円分の「QUOカード」がもらえる。

 第2位は不二電機工業で「株主優待+配当利回り」は3.00%。300株以上の保有が株主優待を獲得する条件となっているが、必要最低株数の300株より、500株や1000株ちょうどを保有するほうが、利回り面で有利になる。300株保有の場合、株主優待利回りは0.28%だが、500株や1000株の場合は0.34%までアップするのだ。

 「株主優待+配当利回り」ランキングの第3位は、「図書カード」をもらえる稲葉製作所で、利回りは2.20%。300株以上を保有すると、株主優待品が3000円相当の地域特産品に変わるが、その場合にも3000円分の「図書カード」を選択することができる。なお、1月は1000株以上の保有で1000円分の「図書カード」をもらえる。仮に、1000株を保有していた場合、1月と7月の両方で株主優待を受け取ることができるが、「株主優待+配当利回り」は1.71%となり、100株保有の場合よりも利回りは低下する。

 第4位は、半年以上の継続保有が株主優待獲得の条件になっているブラスで「株主優待+配当利回り」は1.14%だ。ブラスは今回から、株主優待の内容を一部見直している。具体的には、自社店舗で使える10万円分の披露宴割引券を廃止したほか、500株以上の配布区分を新設したり、1000株以上の保有でもらえる「QUOカード」の金額を増額したりもしている。とはいえ、継続保有条件があり、利回りは1%台とほかの3銘柄に比べて低いため、株主優待株としての魅力は、それほど高いとは言えないだろう。

 4銘柄の中で、長期保有優遇制度があるのは不二電機工業のみ。3年以上の継続保有で、300株の場合は500円分⇒1000円分に、500株では1000円分⇒2000円分、1000株以上では2000円分⇒3000円分に増額される。
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7月に権利を獲得できる「QUOカード」など金券優待4銘柄の
「株主優待+配当利回り」や優待内容などを詳しく解説!

 ここからは「【2023年7月】金券類の株主優待利回りランキング!」の全4銘柄について、改めて詳しく見ていこう。

 利回りランキングの第1位は、Casa(7196)の4.39%。Casaは、部屋を借りる際の連帯保証人を引き受ける家賃債務保証を中核事業とする企業だ。株主優待の内容は、100株で1000円分、500株で2000円分、1000株以上で3000円分の「QUOカード」となっている。

 なお、2024年1月期の通期業績は、増収かつ3ケタの増益を見込んでいる。

Casa
業種 コード 市場 権利確定月
その他金融業 7196 東証プライム 7月末
株価
(終値)
必要株数 最低投資額 株主優待+
配当利回り
911円 100株 9万1100円 4.39%
※株価などのデータは2023年6月30日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

 「株主優待+配当利回り」が3.00%で、ランキング第2位になったのは、不二電機工業(6654)。電力・交通分野で欠かせない制御用開閉器や、接続機器などの電気制御機器を扱う専業メーカーだ。2024年1月期の通期業績は、増収ながらも減益を見込んでいる。

 株主優待は300株以上の保有が必須条件で、300株で500円分、500株で1000円分、1000株以上で2000円分の「QUOカード」を、1月と7月の年2回もらえる。また、長期保有の優遇制度もあり、3年以上の継続保有で300株では500円分⇒1000円分、500株は1000円分⇒2000円分、1000株以上では2000円分⇒3000円分にそれぞれ増額される。

不二電機工業
業種 コード 市場 権利確定月
電気機器 6654 東証スタンダード 7月末・1月末
株価
(終値)
必要株数 最低投資額 株主優待+
配当利回り
1176円 300株 35万2800円 3.00%
※株価などのデータは2023年6月30日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

 第3位は「イナバ物置」で知られる鋼製の物置と、オフィス家具を扱う稲葉製作所(3421)で「株主優待+配当利回り」は2.20%。7月と1月で株主優待の内容が異なるのが特徴で、7月は100株で1000円分の「図書カード」、300株以上なら3000円相当の地域特産品(選択制)がもらえる。また、1月の株主優待品は、1000株以上で一律1000円分の「図書カード」だ。

 なお、2023年7月期の通期業績は、増収かつ2ケタの増益を見込んでいる。

稲葉製作所
業種 コード 市場 権利確定月
金属製品 3421 東証プライム 7月末・1月末
株価
(終値)
必要株数 最低投資額 株主優待+
配当利回り
1635円 100株 16万3500円 2.20%
※株価などのデータは2023年6月30日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

 利回りランキングの第4位は、完全貸し切り型ゲストハウスでのウェディング事業を展開しているブラス(2424)で、利回りは1.14%(継続保有期間は考慮していない)。今回から株主優待の内容を一部変更していて、新しい内容は100株で500円分、200株で1000円分、1000株以上で2000円分の「QUOカード」。さらに、500株以上で1500円相当、1000株以上で3000円相当の自社お菓子が追加される。

 2023年7月期から連結財務諸表を作成しているため、前期比の数字は存在していないが、前期との単純比較では2ケタの増収、3ケタの増益を見込む。また、前期比2円の増配も予定している。

ブラス
業種 コード 市場 権利確定月
サービス業 2424 東証プライム 7月末
株価
(終値)
必要株数 最低投資額 株主優待+
配当利回り
967円 100株 9万6700円 1.14%
※株価などのデータは2023年6月30日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

 以上、2023年7月の株主優待で「QUOカード」などの金券がもらえる全4銘柄の「株主優待+配当利回りランキング」を紹介した。

 銘柄数は非常に少ないが、保有株数が増えるとカタログギフト優待も楽しめる銘柄や、「QUOカード」に加えてお菓子がもらえる銘柄もある。また、半数の銘柄は10万円以下で購入可能だ。株主優待の内容や利回りはもちろん、必要投資金額や業績などにも目を向けて、本当にほしい金券優待を絞り込もう!
(構成・文/肥後紀子)
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