最下層からの成り上がり投資術!
【第76回】 2013年9月17日 藤井 英敏

いまからでも遅くはない
「含み資産相場」に乗っていけ!

「東京湾再生銘柄」にも注目

 一方、東京湾再生を官民で考え、共に連携・協働する組織として、今年11月23日「東京湾再生官民連携フォーラム」が設立されます。巨大都市を背後に擁する東京湾の再生に向け、官と民が共に考え、知恵を出し合い、楽しみながら連携・協働するのは画期的で初めての取組みです。

 具体的な活動として、当面は、東京湾のシンボルである「江戸前」(東京湾全体でとれる新鮮な魚介類)の再興に向けた取組や、生き物生息場を再生する取組、東京湾再生への関心を喚起・啓発する「東京湾大感謝祭」の実施等を予定しているということです。

 この関連では、水産荷受け大手で冷蔵倉庫、貸しビルを併営している東都水産(8038)や、水産荷受け大手で築地の取扱金額トップの中央魚類(8030)、その子会社で、鮮魚、冷凍魚などの卸売り、冷蔵倉庫を主体とする水産物の総合流通企業のホウスイ(1352)などが人気化しています。なお、これら銘柄は、倉庫とか、マンションとか、自社ビルなどの不動産・含み資産株としての高い評価も当然あります。

 こうなってくると、東京湾岸に含み益の大きい不動産を保有するウォーターフロント関連銘柄が火柱を上げた、1987年の「ウォータフロント相場」を思い出します。

 なお、今回の羽田空港から東京都心にかけての鉄道網の整備でメリットを受ける企業群や、東京湾岸に含み益の大きい不動産を保有する企業群が人気化するきっかけとなったのは、ひとりの著名株式評論家の分析記事、指摘でした。この記事・内容が、メディアを通じ、広く市場に知られるところとなり、火柱銘柄が続出したのです。

「含み資産」を理路整然と考えてはダメ

 ここで、成り上がりたいあなたは、サルになって、「含み資産相場」に乗らないといけません。正直、どうせ売りもしない、含み益のある資産を評価すること自体、あまり意味はありません。その資産を売却したり、それを担保に資金を調達して、それをもって、業績を向上させる確度が高まった段階になってはじめて、含み資産は生きるのです。普通の知能を持った人間はそう考えます。だから、空売るのでしょう。

 しかし、今のような相場では、そのような理性的な人間的なアプローチでは、「理路整然」と「曲がり」ます。

 サルになって、「オー凄い、含み益が増えそうだ!買いだ、買いだ」と、単純に考えるべきなどです。つまり、「含み資産相場」とは、「サル相場」の典型的な成功例なのです。とにかく、あなたが相場で成り上がりたいのなら、サル相場になったら、人間を捨ててサルになった方が儲かるということを決して忘れてはいけません。